オズの原罪 -Sin of OZ- 初回プレイ感想

  • 2024.03.13 Wednesday
  • 21:50
ダークメルヘンなパズルアプリ『オズの原罪 -Sin of OZ-』、おとものドールたちと旅をして世界の謎を解き明かそう! 10万DL限定で配信開始

オズの魔法使いをモチーフにしたパズルADVゲーム。
何と強気の10万DL限定配信アプリです。
10万DLを達成したらクローズされてしまうのでしょうか。
ぴっくりしました。

プレイヤーはオズとなって、ドロシーが世界救済に失敗した尻拭いをするというお話です。
世界救済に失敗してぬいぐるみに変えられてしまった仲間を集める模様です。

いろいろお話があり、X(旧Twitter)やYoutubeなどでお話が展開されているのですが、
本編を始めるとお話が一切出てきません。
よく分からない状態でとりあえずパズルを続けますが、
パズルの難易度を難しくしすぎだと思いました。
アイテムを使うように暗に求められてるのでアイテムを
じゃかじゃか使ってしまいましたが、お話があるであろうレベル11に
アイテムを乱発しても到達することが出来ませんでした。
レベル11手前で事前配布されたアイテムを使い切ってしまい、
最初の仲間であろうぬいぐるみに出会うことすら出来ません。

パズルを難しくしすぎです。

たくさんのアプリがDL数を求めながらもサービス終了に
追い込まれてしまう中で、強気の10万DL限定配信という商業形態、
気持ち悪いと思いました。
気味が悪いです。

他のパズルゲームはもっとユーザーを歓待する努力をしています。
お話そのものも大した内容がない印象を受けました。

10万DL限定配信とのことですが、いつまで続くのか見ものです。
最初のお話を読むことが出来ないままリタイアしてアンインストールしました。
せっかくなので忘備録として記事にしました。

フリー乙女ゲーム「海の魔女」

  • 2024.03.08 Friday
  • 19:29
乙女ゲームを作りました。ぜんぶ無料なので遊んでくれると嬉しいです。
ノベルゲームコレクションにあるものはスマホでも遊べます。
全年齢対象ファンタジー乙女ゲーム「海の魔女」
全年齢対象ファンタジー乙女ゲーム「海の魔女」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/9478

右から二番目のグレイの話は、地獄みたいな話が書きたいと思って頑張って書きました。
地獄みたいな話になって満足しました。
馬鹿なんだよな……と思っています。

X(旧Twitter)をやっています。https://twitter.com/iklil7
Instagramもやっています。https://www.instagram.com/quinnie77/

何を話していいかわからないので、十姉妹(ジュウシマツ)とセキセイインコの動画を
毎日アップロードしています。
まだX(旧Twitter)が生き残ってて良かったです。
良かったら覗いてくださるとうれしいです。

ブログの更新が止まり気味なのですが、このブログ、どうしたらいいのか
正直分からないと思っています。
愛着があるのでこのまま残しています。
今は乙女ゲームの数が減ってしまったので、自分で乙女ゲームを作っています。

ci-enなど知らない場所で制作日記みたいなものを書くのが苦手です。
このブログが落ち着くのでここにいようと思っています。

百英雄伝がそろそろ発売ですね。
プロデューサーの逝去が残念です。幻想水滸伝シリーズは青春でした。
FF7リバースやユニコーンオーバーロードも発売になってめでたい。
キングダムハーツの最新作はPS5なんだよなぁ。
せっかく過去作をまとめたものをPS4で出したのになぁ……と思っています。

Noble(ノーブル)は、皇帝を主人公にした乙女ゲームなので、
「じゃあ愛人遊びをしよう」と思って愛人遊びが出来るゲームにしました。
せっかく皇帝になるのに愛人遊びが出来ないのは意味が分からねえなと思いました。
一途ルート(ハッピーエンド)もあります。


過去作

全年齢対象西洋ファンタジー乙女ゲーム「Noble(ノーブル)」
全年齢対象西洋ファンタジー乙女ゲーム「Noble(ノーブル)」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/8348

全年齢対象ホラー乙女ゲーム「花影(はなかげ)」
全年齢対象ホラー乙女ゲーム「花影(はなかげ)」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/7812


おみくじ:https://unisphere.main.jp/confeito/


おみくじ:https://unisphere.main.jp/confeito/ml/

全年齢対象ファンタジー風乙女ゲーム「パルマローザ」


全年齢対象ファンタジーノベルゲーム「香水屋フルール」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/7803

Undertale 感想

  • 2023.09.28 Thursday
  • 01:34


敵を倒さなくてもいいRPG。
愉快なモンスターが住んでいる世界をニンゲンの子どもが大冒険します。

RPGではありますが、敵を倒さなくてもいい代わりに障害物を避けることになります。
シューティング要素もあり、戦闘画面ではモンスターとのコミュニケーションのため
ありとあらゆる行動を取らなければならず、とても忙しいです。
主人公に対するモンスターの反応とデザインが面白かったです。
どうしたらいいのか分からない中、ユーザーはいろんなコミュニケーションを試みます。
モンスターの反応はさまざまで、うまくコミュニケーションが成功し
「にがす」が成功すると、達成感があります。

モンスターはいろんなことを考え、いろんな人生を生きています。
いろんな価値観を持っており、いろんな想いや悩みを抱えています。
どうにもならない状況の中、複雑な気持ちを抱えるモンスターもいれば、
信念を抱いているモンスターもいる。
主人公であるニンゲンは、モンスターとコミュニケーションを取ろうとしなければ
モンスターの気持ちを知ることはできません。
モンスター側には戦意がないことが圧倒的に多い中、
ニンゲンがモンスターと出くわすとなぜか戦闘画面が表示される。
それは制作者のトビー・フォックス氏のこだわりのひとつであり、
暴力と非暴力、争いと融和といったテーマにUndertaleという作品が
問いを投げかけているものです。

コミュニケーションを取ろうとユーザーであるニンゲンは努力するため、
ニンゲンはやがてモンスターともっと仲良くなりたいと思うようになります。
それなのにモンスターと出くわすたび戦闘画面が表示されてしまう。
ユーザーであり主人公であるニンゲンは、それでも非暴力と融和を訴えます。
Undertaleは最初から最後までモンスターへの慈悲が問われ続ける物語であり、
モンスターへの慈悲を見せるという気持ちは「ケツイ」とされます。

「ケツイ」は「タマシイ」の中で中核を成すものであり、
Undertaleという作品の中で「ケツイ」は極めて重要であることが印象的でした。
モンスターが求めても得られない「ケツイ」を
ニンゲンが敢えて非暴力と融和で見せ続けることに、
ニンゲンとモンスターの可能性を見い出す。
ニンゲンとモンスターの明るい未来をたぐり寄せる。
そうしたニンゲンとモンスターの物語に引き込まれました。

思わず「えっ?」「なんでそうなるの?」というような展開が
ユーザーを待ち受けており、プレイしているうちに、
ニンゲンとモンスターに愛着が湧きました。

モンスターを退治することもできますが、主人公がモンスターに慈悲を見せる話が
Undertaleの真骨頂です。
モンスターと主人公との間に信頼を構築し、かけがえのない絆を結ぶことの美しさ、
モンスターとニンゲンとの融和をUndertaleは強く謳っています。

すべてのモンスターを虐殺するGルートでは取り返しのつかないことになるので
攻略サイトを見るなどして注意してプレイしましょう。

先が読めない展開が連続し、何が起こるかまったく読めませんでした。
フォントや台詞の縦書き表示などでキャラクターの個性を表しており、
コミカルな展開が連続しますが、シリアスな展開もあります。

サンズとパピルスの兄弟はUndertaleの大きな魅力のひとつであり、
主人公とのやり取りがとても楽しい。
他にも、モンスターの子やアンダイン、アルフィー、メタトン、トリエルといった
鮮烈な印象を残すキャラクターがたくさん登場し、飽きさせません。

アイテムもUndertaleらしさが炸裂していました。

明るくコミカルな雰囲気で進むことが多いですが、
モンスターとの非暴力と融和を訴えるという「ケツイ」を
主人公であるニンゲンが見せたとき、どうしてもシリアスな展開になります。
非暴力と融和という「ケツイ」は美しいはずなのに、
何かがすごく難しい、という流れの哀しさが、Undertaleという作品の
ユーザーであるニンゲンへの質問であり、Undertaleを際立たせていました。

楽しかったです。

Noble(ノーブル)エンディングリスト

  • 2023.09.20 Wednesday
  • 18:34
全年齢対象西洋ファンタジー乙女ゲーム「Noble(ノーブル)」
全年齢対象西洋ファンタジー乙女ゲーム「Noble(ノーブル)」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/8348

エンディングリストと各エンディングにたどり着く攻略情報のご要望をいただきました。
ありがとうございます!

攻略というほど難しい選択肢はないので、エンディングリストを記載しました。
続きを読む >>

Twitter有料化の話と作った乙女ゲームの話

  • 2023.09.20 Wednesday
  • 06:18
◆X(旧Twitter)について
旧ツイッター“X”有料化へ マスク氏が発言 「少額の月額制」(TBS NEWS DIG)
https://www.youtube.com/watch?v=vOcDDOApaDA

X(旧Twitter)をやっています。https://twitter.com/iklil7
Instagramもやっています。https://www.instagram.com/quinnie77/

十姉妹(ジュウシマツ)とセキセイインコの動画をアップロードしてるのですが
X(旧Twitter)が有料化するらしく、どこへ移動していいか分からないと思っています。
他の人がどこに行くのか見て、付いて行くつもりです。
良かったらフォローしてくださると嬉しいです。

◆作ったゲームについて
乙女ゲームを作りました。ぜんぶ無料なので遊んでくれると嬉しいです。
ノベルゲームコレクションにあるものはスマホでも遊べます。
全年齢対象西洋ファンタジー乙女ゲーム「Noble(ノーブル)」
全年齢対象西洋ファンタジー乙女ゲーム「Noble(ノーブル)」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/8348

全年齢対象ホラー乙女ゲーム「花影(はなかげ)」
全年齢対象ホラー乙女ゲーム「花影(はなかげ)」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/7812
攻略対象の神原真夏(かんばらまなつ)は、Sia-Snowmanみたいな男です。
Sia - Snowman Part1 https://youtu.be/gset79KMmt0
Sia - Snowman Part2 https://youtu.be/PeJzZThvrlo

全年齢対象ファンタジーノベルゲーム「香水屋フルール」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/7803


おみくじ:https://unisphere.main.jp/confeito/


おみくじ:https://unisphere.main.jp/confeito/ml/

全年齢対象ファンタジー風乙女ゲーム「パルマローザ」


◆「まぼろし」
全年齢対象ファンタジーノベルゲーム「香水屋フルール」

ノベルゲームコレクション:https://novelgame.jp/games/show/7803
花影(はなかげ)と香水屋フルールで「まぼろし」を出しました。
花影(はなかげ)ではエンディングとして「まぼろし」を出しました。
ノーマルエンドなので、見る必要がないエンディングです。
香水屋フルールでは「まぼろし」という題材という形で出しています。
「まぼろし」は虚しいという意味です。
幻という漢字表記ではないのは、存在しない、という理由です。

Her Story 感想

  • 2023.03.26 Sunday
  • 02:42


1994年のイギリスで、一人の男性が行方不明となる事件が発生した。
その男性の妻とされる女性に対する事情聴取は数日間、7回にも及び、
その際に録画された映像は警察のデータベースに保存されている。
プレイヤーは警察の端末を操る人物となり、分割された事情聴取映像を元に
事件の手がかりを探っていく。
動画内に散らばるキーワードを元にデータベースを検索し、事件の真相を導き出しましょう。


===


サイレントヒル シャッタードメモリーズのクリエイターでもある
サム・バーロー(Sam Barlow)作のアドベンチャーゲーム。有名な作品です。

ユーザーはキーワードを検索ボックスに入力し、事情聴取の動画を見ながら
なにが起こったのか探り出していくことになります。
メモを取りながら遊びました。

キーワードを入力して動画が出てきたり出てこなかったりするのですが、
結果も非常によく計算されていて、飽きさせませんでした。
「検索したかな」と思いながら入力すると見てない動画が出てくることもしばしば。
一度見た動画も、何度か見ることで理解が深まるしかけになっています。

UIは分かりやすく、親切です。いろいろヒントがあり、誘導も理解しやすい。
詰まることはありませんでした。
緊張してドキドキしましたが、丁寧なつくりで面白かったです。

小道具など、細部までこだわっていました。
女優さんの洋服、立ち居振る舞い、アクセサリー、コップの位置など、
細かい部分まで計算しつくされています。

日本語訳もきちんとしていて、違和感がありませんでした。

シナリオは緻密に練られていて、『彼女』の話を聞けば聞くほど
『彼女』の過去、人生、夫婦の生活をまざまざと見ることになります。

『彼女』の価値観、『彼女』の言葉を追ううちに、ユーザーは
いろいろなことを考えてしまう仕組みになっており、
とても充実したひと時を過ごすことができました。

『彼女』の表情、話し方も含めて考察がとても楽しい。
事情聴取の動画を見るにつれて、『彼女』への理解をユーザーは深めていきます。

地道にキーワードを入力し、事情聴取の動画を見ていけば
エンディングに到達することが可能です。
真相がすべて暴かれたとき、ユーザーは『彼女』に思いを馳せずにはいられません。

人生とは何なのか、恋愛とは何なのかを考えたとき、
『彼女』はなんだったのかが見えてきます。

生まれてきたのはなぜだったのかを『彼女』に問いかける、そういう作品でした。

ブラックスター -Theater Starless- 感想

  • 2023.03.23 Thursday
  • 22:08
▼iPhone用QRコード(クリックでApp Storeへ)



リクエストボックスよりおすすめいただきました。ありがとうございます!

謎の招待状というかダイレクトメールが届き、なぜかそこにユーザーが向かう形で
物語は始まります。
たどり着いた先は大都会の片隅にあるショーレストラン「Theater Starless」。
ユーザーは大切な存在なので、楽屋へ出入りするように要請されます。
なぜならスターレス(ショーレストラン)はユーザーのためのお店だからです。
天井に大きな骨がありました。
ケイさんの踊るステージはすべてユーザーのためのものなのですが、
お客様のために多少踊ったほうがいいのではないかなと思いました。

3.5周年記念キャンペーンなので参加してみました。
いっぱいアイテムがもらえました。

音ゲーが苦手なので応援モードがありがたいです。リズム感?ないよ。

スターレス(ショーレストラン)で花形のケイさんがユーザーをちやほやするので
みんなユーザーとケイさんとの関係にジェラシーです。

スターレスにいる、たくさんの男性たちはそれぞれチームを組んでいるため
反目し、ときに言葉を交わしながらもトップを目指して尽力しています。
その過程で己の過去に向き合ったり、今後の進退を考えたり、苦悩したりしながら
チームとして上に行こうとしてぶつかり合う、というようなシナリオです。

ケイさんはユーザーのために「直接対決がお望みか?」と敵に立ち向かってくれるのですが、
殴るのかダンスバトルなのか歌唱バトルなのかが地味に気になりました。

音ゲー部分は遊びやすいです。「虚構の肖像」などが気になりつつ。
モクレンさんは真面目に修行してるので応援していこうと思っています。

ファントムローズ スカーレット 感想

  • 2023.03.23 Thursday
  • 21:24
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ローグライクカードアドベンチャー。
主人公レイナは、悪に染まった屋敷で主人を捜し、仲間のメイドを救助しながら
敵を排除していきます。

カードバトルなのですが、自分に合いませんでした。
あんまり面白くないです。
操作説明などはなされるのですが、シナリオがグラフィックでの表現になります。
テキストがあるので、シナリオが欲しかったです。

カードバトルが煩雑に感じてしまいました。

なぜ屋敷が悪に染まってしまったのか、
なぜレイナだけが一人で戦っているのか、
なぜ主人は行方不明なのか、
いろいろな謎がありますが、ただ単に飽きてしまいました。

途中、物語がグラフィックで一応表現されるのですが、
大した内容ではないので、延々と戦闘を繰り返すような内容です。

あちこちで戦闘を繰り返し、仲間のメイドを救助しながら
アイテムやカードを集め、デッキを組んで、屋敷内になぜかうじゃうじゃいる
魔物と一人で戦い続けなければいけません。

肝心の戦闘ですが、テンポが悪いです。
空白に自分のデッキからカードを選んで入れるスタイルが、
くどくかんじました。もうちょっとさくさく進んでほしい。

とても残念なアプリでした。

Florence(フローレンス) 感想

  • 2023.03.23 Thursday
  • 21:00
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若い女性の初恋をテーマにしたインタラクティブ・ストーリーブック。

お金の無駄になりますので買わないほうがいいです。やめましょう。

主人公フローレンス・ヨーの恋を描いたアプリです。
アプリ本編はグラフィックとミニゲームで進み、とても短いです。

雰囲気作りに一役買っている音楽は微妙。Deemoのほうが面白いです。
音楽を楽しみたいならDeemoに行きましょう。
なぜこんなにもてはやされているのかよく理解できない。極めて退屈なゲームでした。
好きなおやつでも買ったほうがまだましです。損しました。

主人公フローレンス・ヨーはどこにでもいる元気で可愛い女の子のつもりかもしれませんが、
嫌な女だと思いました。もうちょっと真面目に生きたほうがよいです。

本編はミニゲームで進んでいくのですが、グラフィカルな表現を大切にするあまり
次になにをすればいいのか分かりづらい。なかなか本編が進まずイライラする場面がありました。

主人公フローレンス・ヨーは街で興行をしていた売れないチェリスト、クリシュに
惹かれ、とあるきっかけによってお付き合いをすることになります。

恋人同士の会話はすべて吹き出しの形をしたパズルで表現され、具体的な内容は分かりません。

売れないチェリストのクリシュは、なぜか主人公の後押しがないと
ミュージックアカデミーのオーディションに行くことができない男です。
早く行けば良かったのではないかと思いました。

二人は同居することになり、恋人クリシュは主人公フローレンスの家に越してきます。
彼氏であるクリシュは靴や家具を搬入してくるため、ミニゲームで主人公フローレンスは
もともとあった自分の物を整理せねばならず、
ストレージに入れるものを選ばなければいけません。
主人公フローレンスの家具をどかして彼氏であるクリシュの好きなスパイスなどを
置くスペースなどを作るように暗に求められるため、厚かましい男だと思いました。

また、主人公フローレンスは、トーストとピザの端を食べ残す女です。食べようよ。
捨てるのかなと思って気になりました。

二人のデートを表すミニゲームでは、音楽を無理やり聴かせるために
なかなか動きが起こらず、退屈しました。
あちこちタップして待っていなければなりません。

チェロをやる男と絵を描く女、というおしゃれな二人、という表現がしたかったようです。
カフェのBGMのような音楽とおしゃれなグラフィックでおしゃれなアプリ、という内容です。

ミニゲームでは絵での説明や取っ掛かりがなくてなにをやればいいか分かりづらい。

引っ越し作業では、ストレージに入れるものと入れないものの選別を
ミニゲームで行うのですが、ユーザーがやったことは後でなかったことになります。
なんだったんだよという気持ちになりました。

また、さんざん苦労したデートマップのミニゲームがゴミになる描写に
「……」という気持ちです。なんなの……

主人公フローレンスは終盤、なんだかんだあって、
なぜか絵で認められて個展を開く身分になるため、
RTといいねがたくさんもらえるようになります。

こうしたところが、ご都合主義な内容だと思いました。

プレイ時間はおよそ15分ぐらい。30分はかからなかった気がします。
損しました。プレイしないことをおすすめします。

幻の女〔新訳版〕 感想

  • 2023.03.23 Thursday
  • 03:12
幻の女〔新訳版〕


「ジャック、ぼくのためにひと肌脱いでやろうというのなら、ぼくを助けてやろうという気があるのなら、その女を捜しだしてくれ。その女が、その女だけが、答えなんだ」

たぐいまれな文才に度肝を抜かれる作品。作品の構成も秀逸です。
読みやすい文章でした。
スリリングな展開にドキドキしながら読みました。

主人公であるスコット・ヘンダースンは急転直下でろくでもない状況に陥ってしまいます。
孤立無援の彼を救うために奔走するも、絶望的としか思えない展開で、
ラストはきれいに話がまとまりました。爽快感のある話なので、読後感は◎。

表題の「幻の女」は物語の中で不気味な存在感を発揮していました。

描写が丁寧で分かりやすいです。
中盤以降は見逃せない流れになるので、一気に読んでしまいます。

たくさんの?が出る中で読み進めていくうちに、どのように決着をつけるんだろうと
不思議に感じていた点も解消され、伏線回収も鮮やかでした。

すごく怖いと思いました。
主人公スコット・ヘンダースンが陥った状況、まったく同じことが起こったら
どうしたらいいのか分からないような状態です。

面白い構成でした。しかけが分かりやすく、時系列も理解しやすい。

主人公スコット・ヘンダースンは、とても感じの悪い男です。
どこを取っても印象が悪く、極めて不利な状況に追い込まれてしまいます。
読者ですらも、主人公を信じることができません。
それくらい絶体絶命の状態であり、性格の悪さが際立っているからです。

読み進めていくうちに、最初からなにもかもが
明らかになっているのではないかと思ってしまいます。
謎と呼べるものは実はないのではないかとすら勘違いしそうでした。

それでも、散りばめられた取っ掛かりを拾い上げていき、
エンディングに到達すると、すべての要素が急に浮かび上がってきて、
あっという間に収まるべきところに収まってしまいました。

鮮烈な印象を残す幻の女、それなのになぜか幻の女のままで、
構成の巧みさと文章力に引き込まれます。

主人公スコット・ヘンダースンと読者は固唾を呑んで幻の女を捜します。

やがて幻の女が浮かび上がるとき、初めて主人公の置かれた状況、
隠された真相が明らかになり、すべての謎がきれいに氷解していく。

恐ろしかったですが、爽やかな気持ちで読み終えることができました。

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