灰かぶりと亡霊たち&ハリネズミ城殺人事件
- 2010.10.16 Saturday
- 22:46
「こっくりさん」をご存知ですか?
このゲームは、あの遊びに似ています。
ひとつだけ違うことは、
呼ばれて出てきた「何者か」は、
あなたの方だということ。
ゲームを起動すると、あなたは数人の男女に出会います。
あなたを呼んだのは自分たちで、
話を聞いて欲しいのだと語ります。
何のために貴方を呼んだのでしょう?
何か本当の目的があるようなのですが……。
けれども彼らはまず、
あなたに話を聞いてもらわなければ
命を奪われてしまうのだと言うのです。
とてもとても恐ろしい白い魔女に。
話を聞いてあげますか?
西欧風ミリタリーファンタジー。
雰囲気に合った音楽と美しいグラフィックのおかげで世界観にどっぷり浸れるヴィジュアルノベルです。選択肢はなく、全部一本道となります。
キャラ同士の掛け合いがすごく面白い。
独特の雰囲気があるので最初は戸惑うかもしれませんが、気付けば先を読まずにはいられないような中毒性のある作品です。良い台詞多し。
そして最後のオチにしてやられました。
続けて続編の「ハリネズミ城殺人事件」もプレイ。
静かな街で起こった、少女連続バラバラ殺人事件。
5人の被害者を出したその事件の犯人は、状況証拠から
カレル・イーゲル――地元領主の息子だと目された。
元より変態性欲が見られた彼は、警察に追われることとなるが、
本人曰く、「事件の記憶が無い」とのこと。
理路整然とした自供がなければ、確固たる証拠がない限り
罪を犯していたとしても
貴族であるため無罪とされる可能性が高い。
「それでは、被害者の少女があんまり可愛そうじゃないか?」
そう考えたカレルは、
自供のための証拠を完璧に揃えてから
警察に出頭しようと計画する。
そのため、自分が犯人であると言う証拠を探しに
行きずりの美少女の飼われ犬をやりながら、
独自の捜査を始めることに。
まずはセオリーどおり、遺体発見現場に向かう。
しかし彼はそこで、6人目の犠牲者の生首を手に入れてしまった――!
彼女達はなぜ殺されたのか。
そして殺したのは、本当に自分なのか?
相変わらず演出が素敵です。アリョーシャとイリヤさんに萌えた。
イーゲルの旦那……本物だぜ……!
私はイーゲルの旦那をどこまでも応援したいと思います。
ほんと、清清しいくらいの駄目人間っぷり。
まだ序盤のようなので続編が気になります。