魔都紅色幽撃隊
- 2014.05.03 Saturday
- 01:29
魔都紅色幽撃隊
東京魔人學園シリーズ、九龍妖魔學園紀で有名な
今井監督の最新「學園ジュヴナイル伝奇」。
とりあえず二周しました。
一言で言えば、
楽しんで遊ぶためにユーザー側が
精一杯の努力をしなければならないゲームです。
お馴染みの感情入力システム五感入力が加わり、
2Dでぬるぬる動く「GHOST」システムが売りの本作。
内容は、高校生アルバイト達によるゴーストバスターズもの。
学園生活での風景はほとんどありません。
まず、キャラデザは「うたプリ」でお馴染みの倉花千夏さんで、立ち絵は非常に美しいです。
編集部のこまごまとした背景や戦闘画面のウィジャパッドのデザイン、
ウェブサイト、宅急便、ボードゲームなどは細部にこだわりを感じました。
夕焼けの情景と相まって、グラフィックは雰囲気抜群。ネコもかわいい。
でもきれいなだけで、システム周りの快適性や利便性は恐ろしく低いです。
VITAでプレイすると文字も小さい。
戦闘は、これはシンボルエンカウント戦闘ではなく
ボードゲームであると気付き、
いかに思考を切り替えて遊べるかが鍵となります。
昨今のユーザーフレンドリーなゲームの存在なんてガン無視した
「これが俺のゲームだから俺に合わせて遊べよ」と言わんばかりの
ゲームシステムは、いっそ清々しいほど爽快感とは無縁です。
どちらかといえば、往年のゲームを思わせます。
どういうことかというと、
事前に罠をしかけて、敵がどう動くか予測しながら味方側の駒として動かし、
敵が駒を動かすのを腰を据えて待ち、うまく攻撃を当てる必要があります。
攻撃が当たらないと空振りになるので、せっかちな人はイライラするかも。
チェス囲碁将棋など、アナログテイストなボードゲームが好きな方にはオススメです。
逆に言えば、ボードゲームに興味がない方、好きじゃない方は厳しいものがあります。
公式から戦闘・訓練の演出スキップやバグ修正を含めたパッチが配布されるので
この後にプレイする方はもう少し快適かもしれません。
今井監督のよほどのファンか、無類のボードゲーム好きで気が長い方ならオススメですが
そうでなければ……掘り下げもないので、キャラに愛着があるほど厳しいかもしれません。
支我か深舟が好きならあるいは……もしかしたら……きっと……。
私のように音江が好きで本体ごと購入すると泣く羽目になります。
このゲームは戦闘システムを楽しめるかどうかがすべてになります。
戦闘が好きならばプレイしていくうちにキャラに愛着が湧いてきますが、
3話を過ぎても戦闘に苦痛しか感じない場合、
最後まで面白くなることはないと思ったほうがいいです。
正直、ネタバレに配慮しなければならないほどのシナリオがほぼないような状態です。
九龍妖魔學園紀が大好きで購入したのですが、今井監督の影に隠れていた
シナリオライターの方々、メーカーの力が大きかったんだなと思わざるを得ない内容で、
雑魚戦闘の「依頼」と「お客様の声」で貴重なシナリオライターのリソースが
全部食われちゃったのかなぁ、と思いました。シナリオはそれぐらい、驚きの薄さです。
仲間同士の絡みはほぼゼロ、仲間になった後は本筋にほぼ登場せず、
幕間の会話は意味のない雑談ばかりで、告白も、ラストも、見た感じではとても薄い……。
オープニングテーマは、これまた驚きのダサさです。
エンディングの「黄昏ジュヴナイル」は透明感のある歌声と
メロウな曲調が作風に合っていて良い。
戦闘は、敵がどう動くかを考えながら味方側を動かし、見事に予想が当たった時は
達成感もあって、キャラが強くなるうちに段々と楽になってきます。
ただ、強くなるまでに育てるストレスと天秤にかけるとトントンかな……といった印象。
シナリオも、料理の仕方次第ではいくらでも面白くなる可能性が見えます。
キャラクターも個性があって良いです。
ただ、キャラの魅力を引き出すシナリオは実際にはないので
かなりの部分を想像力で補わなければなりません。
二周目以降はレベルを引き継いで周回プレイができるので
キャラエンドを集めたり、愛味プレイなどが出来る安心仕様。
一周目は先生(ノーマルエンド)が来て、二周目で編集長が来ました。
先生のお話はちょっとグッと来ましたし、
編集長も可愛かったですが、戦闘に時間が掛かって貴重なゲーム時間を
浪費させられているような気になりますし、正直ちょっと飽きてきました。
気が向いたら他キャラもプレイするかもしれません。
東京魔人學園シリーズ、九龍妖魔學園紀で有名な
今井監督の最新「學園ジュヴナイル伝奇」。
とりあえず二周しました。
一言で言えば、
楽しんで遊ぶためにユーザー側が
精一杯の努力をしなければならないゲームです。
お馴染みの感情入力システム五感入力が加わり、
2Dでぬるぬる動く「GHOST」システムが売りの本作。
内容は、高校生アルバイト達によるゴーストバスターズもの。
学園生活での風景はほとんどありません。
まず、キャラデザは「うたプリ」でお馴染みの倉花千夏さんで、立ち絵は非常に美しいです。
編集部のこまごまとした背景や戦闘画面のウィジャパッドのデザイン、
ウェブサイト、宅急便、ボードゲームなどは細部にこだわりを感じました。
夕焼けの情景と相まって、グラフィックは雰囲気抜群。ネコもかわいい。
でもきれいなだけで、システム周りの快適性や利便性は恐ろしく低いです。
VITAでプレイすると文字も小さい。
戦闘は、これはシンボルエンカウント戦闘ではなく
ボードゲームであると気付き、
いかに思考を切り替えて遊べるかが鍵となります。
昨今のユーザーフレンドリーなゲームの存在なんてガン無視した
「これが俺のゲームだから俺に合わせて遊べよ」と言わんばかりの
ゲームシステムは、いっそ清々しいほど爽快感とは無縁です。
どちらかといえば、往年のゲームを思わせます。
どういうことかというと、
事前に罠をしかけて、敵がどう動くか予測しながら味方側の駒として動かし、
敵が駒を動かすのを腰を据えて待ち、うまく攻撃を当てる必要があります。
攻撃が当たらないと空振りになるので、せっかちな人はイライラするかも。
チェス囲碁将棋など、アナログテイストなボードゲームが好きな方にはオススメです。
逆に言えば、ボードゲームに興味がない方、好きじゃない方は厳しいものがあります。
公式から戦闘・訓練の演出スキップやバグ修正を含めたパッチが配布されるので
この後にプレイする方はもう少し快適かもしれません。
今井監督のよほどのファンか、無類のボードゲーム好きで気が長い方ならオススメですが
そうでなければ……掘り下げもないので、キャラに愛着があるほど厳しいかもしれません。
支我か深舟が好きならあるいは……もしかしたら……きっと……。
私のように音江が好きで本体ごと購入すると泣く羽目になります。
このゲームは戦闘システムを楽しめるかどうかがすべてになります。
戦闘が好きならばプレイしていくうちにキャラに愛着が湧いてきますが、
3話を過ぎても戦闘に苦痛しか感じない場合、
最後まで面白くなることはないと思ったほうがいいです。
正直、ネタバレに配慮しなければならないほどのシナリオがほぼないような状態です。
九龍妖魔學園紀が大好きで購入したのですが、今井監督の影に隠れていた
シナリオライターの方々、メーカーの力が大きかったんだなと思わざるを得ない内容で、
雑魚戦闘の「依頼」と「お客様の声」で貴重なシナリオライターのリソースが
全部食われちゃったのかなぁ、と思いました。シナリオはそれぐらい、驚きの薄さです。
仲間同士の絡みはほぼゼロ、仲間になった後は本筋にほぼ登場せず、
幕間の会話は意味のない雑談ばかりで、告白も、ラストも、見た感じではとても薄い……。
オープニングテーマは、これまた驚きのダサさです。
エンディングの「黄昏ジュヴナイル」は透明感のある歌声と
メロウな曲調が作風に合っていて良い。
戦闘は、敵がどう動くかを考えながら味方側を動かし、見事に予想が当たった時は
達成感もあって、キャラが強くなるうちに段々と楽になってきます。
ただ、強くなるまでに育てるストレスと天秤にかけるとトントンかな……といった印象。
シナリオも、料理の仕方次第ではいくらでも面白くなる可能性が見えます。
キャラクターも個性があって良いです。
ただ、キャラの魅力を引き出すシナリオは実際にはないので
かなりの部分を想像力で補わなければなりません。
二周目以降はレベルを引き継いで周回プレイができるので
キャラエンドを集めたり、愛味プレイなどが出来る安心仕様。
一周目は先生(ノーマルエンド)が来て、二周目で編集長が来ました。
先生のお話はちょっとグッと来ましたし、
編集長も可愛かったですが、戦闘に時間が掛かって貴重なゲーム時間を
浪費させられているような気になりますし、正直ちょっと飽きてきました。
気が向いたら他キャラもプレイするかもしれません。