クリムゾン・エンパイア
戦うメイドさんのファンタジー恋愛アドベンチャー。
お馴染みクインロゼさんのくどくどしい文章は健在ですが、
こちらはゲーム性が強いのでそこまでは気にならなかったです。
また、主人公が特殊なのでプロローグで生い立ちをまるっと語ってくれて
話に入りやすかったところもあります。特に、彼女の忠誠心が理解しやすかった。
現在、現代風な透明感のある塗りのイラストによるリメイクが予定されていますが、
私はこちらの絵師さんのほうが表情がはっきりしてて、生命力を感じられて好きなので
発売済みの絵柄のほうでプレイしています。
主人公のシエラ=ロザンは幼い頃、貧しさゆえに暗殺者ギルドに売られた少女。
売られた先で悪魔に見初められ、彼女は「大成する」という予言を受けます。
そして
「実力でのし上がるか、女としてのし上がるか」を選択する権利を与えられ、
幼いシエラは選びきれずに
「真ん中を突っ切る」道を選び(つまり両方)、
その強欲な答えを悪魔に気に入られます。
そして、願いを叶える対価に死後、魂を譲り渡す契約を交わしました。
その後、師匠のきついしごきを受けてから、無事に城づきの護衛メイドになったシエラは、
そこで
「完璧な王子様」という爽やかイケメンな外面と、
冷酷さと狡猾さと聡明さを兼ね備えた内面を持つエドワルド王子に出逢います。
護衛としての実力を買われたシエラはエドワルド王子付きになり、
シエラもまた、危機にひんして涼やかな様子のエドワルド王子に
「王の器」を見て、エドワルド王子に絶対の忠誠を誓うのでした。
ゲームの目的はそんなエドワルド王子さんを王にする工作をしつつ
城内にいるイケメンをたらしこんで恋愛する感じです。
難点を言えば、現在のターン数はどこかに表示してほしかったです。
セーブ画面でいちいち確認するの面倒。
以下
ネタバレ感想。