逆転検事2 感想
- 2014.07.06 Sunday
- 01:11
逆転検事2
会心の一作。前作で手応えを感じたスタッフが、全力投球した作品です。
シナリオの構成は前作よりさらに練りこまれ、過去と現在を織り交ぜながら
個々の相関関係と因果関係が複雑に組み合わされています。
奇抜なトリックだけでなく、テーマに基づいた熱い人間ドラマが楽しめました。
シリーズでお馴染みのキャラクターたちの出番もしっかり用意されています。
ちょこちょこ入る小ネタや、懐かしのキャラとの再会はやっぱり嬉しいです。
ですが旧シリーズだけに頼らず、人間味あふれる個性豊かな
新キャラクターたちにも大満足でした。
特に、前作のライバル役だったロウ捜査官の上を行く手強さを感じさせる
水鏡裁判官と、飄々としている信楽弁護士の存在感は強烈です。
主人公の御剣怜侍も、そんな新キャラクターに出番を食われることなく、
むしろ上手にお互いの良さを引き立て合っています。
シナリオのボリュームもたっぷりで大満足。
キャラデザも良く、音楽も印象に残るものが多かったです。
特に水鏡裁判官のテーマは威圧感たっぷりでお気に入り。
新システムとして導入されたのは「ロジックチェス」。
会話を通して、引くべきところとツッコむべきところを
見分けながら緩急をつけて相手から証言を引き出すもので、
難易度は易しいです。
幻水シリーズの一騎討ちを思わせて楽しかった。
不満点もあります。
わかりきってる部分をことさら丁寧に説明するために
回りくどいやり取りをしなければならず中だるみしたり、
シナリオの展開上、明らかに違和感を覚える部分をキャラクターが無視して、
他のキャラも全員突っ込まずにスルーするようなところがちらほら。
ですがそうした欠点も、熱いテーマ性と感動によって最終的には満足できました。
シナリオの出来は旧シリーズに勝るとも劣らない、秀逸な作品です。
これまでのシリーズにあった「笑い」の要素ではやや負けるものの、
それを補って余りある緻密で丁寧な伏線回収と、
御剣怜侍を始めとしたそれぞれのキャラに向き合った真摯なテーマ性、
そして堅実なシナリオ展開に好感を持ちました。
以下ネタバレ感想。
会心の一作。前作で手応えを感じたスタッフが、全力投球した作品です。
シナリオの構成は前作よりさらに練りこまれ、過去と現在を織り交ぜながら
個々の相関関係と因果関係が複雑に組み合わされています。
奇抜なトリックだけでなく、テーマに基づいた熱い人間ドラマが楽しめました。
シリーズでお馴染みのキャラクターたちの出番もしっかり用意されています。
ちょこちょこ入る小ネタや、懐かしのキャラとの再会はやっぱり嬉しいです。
ですが旧シリーズだけに頼らず、人間味あふれる個性豊かな
新キャラクターたちにも大満足でした。
特に、前作のライバル役だったロウ捜査官の上を行く手強さを感じさせる
水鏡裁判官と、飄々としている信楽弁護士の存在感は強烈です。
主人公の御剣怜侍も、そんな新キャラクターに出番を食われることなく、
むしろ上手にお互いの良さを引き立て合っています。
シナリオのボリュームもたっぷりで大満足。
キャラデザも良く、音楽も印象に残るものが多かったです。
特に水鏡裁判官のテーマは威圧感たっぷりでお気に入り。
新システムとして導入されたのは「ロジックチェス」。
会話を通して、引くべきところとツッコむべきところを
見分けながら緩急をつけて相手から証言を引き出すもので、
難易度は易しいです。
幻水シリーズの一騎討ちを思わせて楽しかった。
不満点もあります。
わかりきってる部分をことさら丁寧に説明するために
回りくどいやり取りをしなければならず中だるみしたり、
シナリオの展開上、明らかに違和感を覚える部分をキャラクターが無視して、
他のキャラも全員突っ込まずにスルーするようなところがちらほら。
ですがそうした欠点も、熱いテーマ性と感動によって最終的には満足できました。
シナリオの出来は旧シリーズに勝るとも劣らない、秀逸な作品です。
これまでのシリーズにあった「笑い」の要素ではやや負けるものの、
それを補って余りある緻密で丁寧な伏線回収と、
御剣怜侍を始めとしたそれぞれのキャラに向き合った真摯なテーマ性、
そして堅実なシナリオ展開に好感を持ちました。
以下ネタバレ感想。