PSVita SWEET CLOWN 〜午前三時のオカシな道化師〜
日之世くんの感想です。
久瀬くんの感想もあります。ネタバレです。
ただの言い訳でしかないのですが、実のところ、
最近どうにも調子が悪くてきちんと回想イベントを見て考証できておらず、
(久瀬くんが哀れな目に遭うのを見ると私もMPを著しく消費するため)
前回の久瀬くんの感想が中途半端だったかな、と感じ
補足の意味でこっちでもやろうと思います。
三人攻略した時点で未プレイの方に言えることは、
このゲームは暗いということでしょうか。
そのへんは、公式サイトを見れば分かるかと思いますが……。
また、キャラゲー的要素がかなり強いです。
つまり、キャラに興味をもてればとてもおもしろいですが
キャラに興味をそそられない場合、恐らく退屈に感じると思います。
それぞれ生き方、価値観、好き嫌い、生育環境など
かなり細かく設定されており、深愛&歪愛ともに、
キャラの人生や本質がかなり深く紐付けられています。
つまり、キャラが病むなどの変化には相応の根拠があります。
歪愛エンドも、各人物の特質を踏まえた内容です。
唐突に明後日の方向へと病むようなことはありません。
そのため、キャラとの交流で相手の話をいかにちゃんと聞けるかが
このゲームを楽しむコツかもしれません。
相手がどのような願いをもっていて、どのような生き方をしたいのか。
それを踏まえた上でゲームをプレイすると良いと思います。
また、主人公の柘榴ちゃんへの感情移入は、正直、危険なので
やめたほうがいいと思います。彼女のスーパーネガティブモードスイッチが
入った時点で「ハイハイまた始まったわこの子」と
生温く心の距離を置いたほうが良いでしょう。
もうコオロギが鳴くのも雨が降るのもぜんぶ自分のせいだと思ってる感じなので。
コオロギが鳴くのはコオロギの都合ですし、雨が降るのは自然現象です。
というわけで、あまり柘榴ちゃんの自責に心を寄り添わせる必要はないかと思います。
感受性の鋭い方は引きずられる恐れがあるので気をつけてください。
他人の言動にこちらが責任を取る必要は一切ありませんし、
不機嫌な人のご機嫌を取る必要もありません。それは相手の都合です。
こちらは、相手の機嫌が良くなるまで放っといて、違うことをすればいいだけです。
むろん、不当な攻撃をされたら自分の身を守るために怒る必要はありますが。
他にも、願いに伴う代償といったテーマが好きなら楽しめるかもしれません。
以下
ネタバレ感想。