蝶毒お気に入りエンド

  • 2012.09.08 Saturday
  • 22:14
蝶の毒 華の鎖 初回限定版
こちらは2011年10月にインタビューズでご質問いただいた内容を再掲載しています。
「『蝶の毒 華の鎖』ではどのENDがお気に入りですか?」というご質問をいただきました。その節はありがとうございました!

もろネタバレなので格納しておきますー
はい! 真島エンド「おかしなお姫様」一択です。

や、斯波エンド「後悔」と秀雄エンド「うそつき」とも一瞬迷ったんですけどやっぱ「おかしなお姫様」がお気に入りです。だってもうこれ、憎悪、嫉妬、恋情と素の真島が唯一さらけ出されてるんですよ。そして真島が自分を「腐った人間」だと思い知るエンディングなんです。
おそらくは大抵のことに罪悪感を抱かないぐらい悪い男になっちゃった真島が、唯一、人間らしい良心を見せる。
真島にとって百合子との恋は汚れきった自分の中の最後の聖域であり、穢してはならないものなんですね。
「秘めた想い」だと結果オーライというか、なんだかんだ復讐は諦めたけども最終的に百合子は真島の思い通りに騙されてるわけですよ。幸福の形がそれしかないからしょうがないんですけど「二人で乗り越えよう」とか「まっとうになろう」とかそういうことは考えない。
で、「悪人」だと苦しいけど真島の中の最低トラウマ予防線(「実の妹」を抱かない)は守られるから中途半端に自分だけ幸せ感じやがってるんですよこの男。

でも「おかしなお姫様」だけは、自分の計画通りにコトが運んだのに真島は微塵も幸せじゃないんです。
むしろより不幸になってるんです。
復讐を成し遂げると同時に恋する女を手に入れてようやく真島は自分がどんな人間かを思い知るわけですよ!!
でも!!もう!!取り返しがつかないんですよ!!!!

出生理由のトラウマ、そして恵まれた環境で育った百合子への嫉妬、自分の運命に対する憎悪、そして純粋な恋慕。 自分で商売女に落としたくせに他の男とヤッたら嫉妬したりと百合子への憎しみが沸き上がって、でももう気が違っているせいで純粋無垢なままの百合子を見て恋情と罪悪感が沸き上がってきてすがりついて泣いて、でもやっぱり憎悪が消えなくて止められなくて無限ループ。なにこのどうしようもない感。
真島からしたら百合子が憎いのに愛しくてでも憎い、と地獄が続くわけです。でも百合子が好きなんです。
だけど百合子を好きだっていうことは血の繋がった妹を好きだってことで、それは両親と同じ過ちで、どうしようもなく気持ち悪い(と真島が思っている)ことなんですよ。
だから百合子を好きになればなるほど憎悪がもっと膨らんで根付いて消えないという……

そしてポイントはですね、このエンディング、狂っていると思われていた百合子が実は微妙に正気が残ってるんです。
「愛しています」の一言のために舌を噛み切りたい衝動を堪えている、という描写があるんですね。
もう何がなんだかよくわかんないけど真島が好きだから、という恋情だけでギリギリのところで踏み止まってるんですよ。この歪み切った関係。そして終わらない地獄。
そんなわけで「おかしなお姫様」はお気に入りです!
コメント
再レスすみません。大好きな五條瑛先生の革命シリーズにも
戦争中に大陸で阿片王と呼ばれ莫大な資産を築いた男が登場するんです。真島みたいなイケメンだという描写はないのですが、女にもてて
母親の違う息子が何人もいます。しかも病んだ価値観の持ち主で女は
死にかけているのが最も美しいと思っているという・・・。息子たちを後継者争いに駆り立て、相応しくないと判断すれば容赦なく切り捨てます。
革命シリーズの主人公格の「亮司」は大変魅力的なキャラで男性にも
女性にも愛されます。みーんな亮司のファンになってしまうんです。
細身の男性なので絶対自分の方が体重が重いんだろうなと、ラキドの
ジャンさんと並んでダイエットへのモチベーション維持に最適なの。
  • nobara
  • 2014/02/25 10:48 AM
おお、その作品にも阿片王が……!
阿片は手っ取り早く儲けられるけど関わった人間を
歪ませてしまうのかもしれませんね。
真島と通じる部分があって面白いですね。
でもそういう悪い男ほど皆を惹きつけてしまうのは
興味深いですね。
いつか機会があればぜひ読んでみたいです〜!
  • 大樹@管理人
  • 2014/02/26 2:19 AM
五條瑛先生の革命シリーズ、とっくに完結しているのですが、文庫化される際に書き下ろし短編が入るんです。それがまたキラリと光る佳作で単行本を揃えていても、文庫本もゲットしたくなるのがファンの業。先日、遂に最終刊の喪国が刊行され、書き下ろしはサーシャ!このサーシャという男、まさにスパダリなんです。決して善人ではないのですが、ハーレクィンにもこれ程の男前は出てきませんぜ!そして亮司に銀座のギャラリーをビルごと貢ぎ、豪華な花束をプレゼントしまくる。是非これからも活躍させて欲しいキャラです。鼻息荒くてすみません。もう年明けてからテレビも雑誌も不倫ばっかりでウンザリ。五月までBLゲームは出ないし読書に逃げたい。姑さんがワイドショーを1日中観ているので・・・。
  • nobara
  • 2016/03/25 7:47 PM
完結した作品でも、書き下ろしが入るとうれしくなりますよね。好きなキャラにはやっぱり熱がこもってしまいます。
BLゲームは本当にめっきり減りましたね。
読書に夢中になるのも良いと思います!
  • 大樹@管理人
  • 2016/04/03 5:22 PM
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