BLACK WOLVES SAGA -Bloody Nightmare- ユリアン感想

  • 2012.12.08 Saturday
  • 20:16
BLACK WOLVES SAGA -Bloody Nightmare-


トリはこの人、双子猫の兄ユリアンの感想です。

ユリアンのTRUEエンドはPC版にしかありません。
この作品の集大成とも言うべきシナリオで、
さすがに読み応えがあるものでした。

でも、さっさとそうすりゃ良かったんじゃねえの?
思わずにはいられないの。

総評としては、やっぱり共通ルートと個別ルートの
バランスの悪さが気になりました。
明らかに共通ルートが長すぎる。
あと主人公の行動選択をユーザーに委ねすぎています。

魅力的な世界観にも関わらず、
残酷さや悲惨さ、狂気にクローズアップされすぎてて
それだけになってしまい、物足りなかったです。

短くまとまっているのならまだしも、
恋愛ものとしてまだまだ描く余地があるにも関わらず
敢えてそこを省いてしまったのが解せない。
気になるエピソードやそこもっと突っ込めるよね?という部分を
さらっと流してしまっているので、もったいなかったです。
声優さんの熱演と音楽は本当に素晴らしいです。

面白いキャラクターがたくさんいるのに、
そのキャラ付けゆえに彼らが暴走してしまい、
どうもスタッフさんの手に負えなくなってしまった印象を受けました。
右往左往する主人公と共に狂気にひたすら振り回されるのも
興味深いのですが、狂気を描くならもっと突っ込めたと思います。
全年齢版の限界という言葉で終わりにしてほしくはない。
残念ですが、自分はPSP版はやらないかな……
次作もやろうと引っ張ってくれるほどのものがなかった。
メヨーヨとオージェ、ユリアンに決着がついてしまったので満足したともいう。

多分残りは狼組と人間組だと思うのですが、
今作で彼らへの期待感を煽るというよりは
ひたすら中途半端だったのでその点が残念です。

PSP版は純愛路線のようなので、お好きな方は
そちらをプレイしたほうが楽しめるかもしれません。
でもPC版で描けたのに流すだけで敢えて省いた恋愛展開と
共通ルートと個別ルートのバランスの悪さを考えると
ちょっと躊躇せざるを得ない。

BLACK WOLVES SAGA -Last Hope-(通常版) 予約特典(ドラマCD)付き


以下ネタバレ感想。


TRUEエンドが本作の集大成

TRUEエンドはすっきり綺麗に終わり、ほの暗さもあって良かったです。
ユリアン好きだなあ。
ダンスのスチルがロマンティックで可愛いです。

ユリアンが始めてぶっ壊れた時の哄笑は何度聞いてもぞわっとします。
本作のMVPは個人的にユリアン役の細谷佳正さんに贈りたい。
それぐらいの名演技でした。
笑っているのに笑っていない微妙な演技がすごかった。
この後オージェに話しかける時の声とか、予想はついてても鳥肌。

この後オージェとネッソの一騎打ちがあるのですが
まあ、普通に考えてバスタードソードとレイピアで
レイピアが勝てるわけないよね。

シナリオ上、主人公がユリアンのことを
意識するのってすげー納得なんだよなあああ。
だって塔の外で出逢って始めて普通に、
親切に接してくれたただ一人の異性なんですよ。

ユリアンルートはお互いにどうしようもなく無力なんだけど、
主人公が頼ったことでユリアンが自信を取り戻していくのが良かったです。

何となく口説き文句が出てくるあたりに
元第一王子の片鱗が見えていいな。
というかこの人もう27才なのね……。

163「呪縛から逃れて」

お……おおお、良かった良かった!
オージェが出てきたときは攻略間違えたかと焦ったけど良かった!

「俺はこの年になっても未だ定職に就いたこともない情けない男なんです」

庭師だったやんけ
庭師やれや、金持ちのお宅とか回ってさ

「あなたを、養える甲斐性が欲しいんです」

お……おおおおおお……おおおおおおおおおおおおおおおおおっ……!!!(咽び泣き)
よ、よかった……良かったねユリアン……
そこまで立ち直ったか……!!・゚・(つД`)・゚・

ていうか教養あるんだから
貴族のお坊ちゃんの先生とかでもいいですよね。
このエンディングがユリアンにとっては一番幸福だと思う。
だから「呪縛から逃れて」なんですよね。

162「ガラスのビー玉」
オージェの呪縛から逃れられなかったよエンド。
最悪に最悪が重なってしまう展開でした。
ここで、主人公のユリアンへの好意が曖昧だから
ユリアンがいまいち自分に自信を持てなくて
オージェに抗えず、というのがすごく自然だったと思います。

116「幸せな結末」

ユリアン覚醒

おおお……すげえユリアンが成長した……

そしてやっとガーランド侯爵さん登場……
もっとはよ出てこいや(#゚Д゚)
思ったのはきっと私だけじゃない。
というか、今の今まで盛大に勘違いしてたんですが
ガーランド家は伯爵家だけがお取潰しになったんですね?
本家は残ってたんですよね?

ますますネッソが主人公救出の際に
本家を頼らなかったのが意味が分からない……
ほんとになんで????
有翼騎士団の人を巻き込んでおいて何を今更?
どうしてガーランド家は尻尾を巻いて逃げちゃったの???
もっと早くこうしたら良かったのでは?

というか、主人公とユリアンも最初から本家の
ガーランド侯爵を頼って後ろ盾になってもらうべきだったのでは。
主人公はひたすら無知で知らなかったのかもしれないけど
ユリアンはもう少し貴族について理解があってもいいと思うよ。

すんごい都合良く、このルートだけ貴族が動いてくれました。
まあ先に侯爵が動いたら話が成り立たないのは分かってますけど……。
とにかくそれは置いといて。

わあ。
ユリアンの裾の血。

いいねえこういうのゾクゾクしますね。
エンディングはほの暗くて良かったです。
大事な部分を無視しないでくれて、
このエンディングが見れただけでも満足でした。
タイトルの「幸せな結末」も皮肉が利いてて良いですね。

双子猫はあの地下室でボロカスにやられてるんだと思うと
ざまあみろwww因果応報www
ユリアンもまた過去に捕われたままともいえる。

ぶっちゃけユリアンのこれまで受けた苦痛や
屈辱を考えたらこれぐらいの復讐されて当然だと思うのですが
死刑ですぱっと終わらせるべきでもあったんですよね。
ユリアンの過去を断ち切るために。
あと生かしておけばユリアンみたいに返り咲く危険性があるし。
例え身分を廃しても、誰かが神輿として担ぐ可能性はどうしてもある。
でもユリアンは出来なかった、というか敢えてしなかったですよね。
ユリアンの中に残った憎しみや狂気が、双子猫が主人公を
蹂躙したことで目覚めてしまった。
どうせ生かすんでも手足を落とすぐらいしとかないとお母さんは不安だわ。

双子猫と同じことをしているユリアンは結局彼らと表裏一体の存在でもある。
彼は決して慈悲深き王ではない、ということを匂わせてエンディング。

すごく良かったと思います。
現実を知りたくない主人公が突っ込まないのも納得できる。
知らないほうがいいことって絶対にあるよね。
例えば、ユリアンが主人公を妻にしたのはメヨーヨへの意趣返しも含めてる、とかね。
さすがにそれだけじゃないとは思うけど、逃亡エンドと違って
ユリアンが自信を取り戻す過程がないまま王城に戻ってるので
END「呪縛から逃れて」に比べて主人公を好きになる裏付けがちょっと弱い。
そうすると、思わず邪推したくなるんだけど真相は闇の中。

どことなく不穏なまま終わりましたが、
誰かの幸せは誰かの不幸の上に成り立っている、ということを
象徴的に表しててこのエンディング好きです。
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