Steins;Gate フェイリス&ルカ子感想

  • 2012.12.18 Tuesday
  • 22:41
Steins;Gate(通常版)


順番にクリアしていこうと思ったら
面白くて一気にクリアしました。寝不足。

「スカイクラッドの観測者」と「運命のファルファッラ」は名曲ですね。

以下ネタバレ感想。
フェイリスエンド「分離喪失のジャメヴュ」

フェイリスのしたたかさが好きだなあと思った話でした。
オカリンを騙してタイムリープマシンを使わせたりとか。

フェイリスは裏には悲しみを抱えてるんだけど、
それを表に出さない気丈さがあって、でもオカリンには
脆さを見せながらも健気に恋慕の眼差しを向けちゃうのですよ!

それが世界線移動によって普通の態度になるという落差もいいし、
そこでその目に負けて世界線移動を躊躇うというのも分かる。
エンディング分岐が実に絶妙で泣いた。
何が言いたいかというと猫耳は正義!

憎からず思ってるオカリンのためとはいえ
よりにもよってせっかく生き返った大好きなパパを殺す選択をするんですよ。
で、そんなことできるのはどうしてかと考えたのですが
恋する女の子は最強ということでしょうか。
オカリンが目の前でリンチされながらも自分を助けてくれたことと
何よりフェイリスが別の世界線の記憶を思い出したことが大きいですよね。
パパは愛してくれていたことが分かったから、幸せな夢はおしまい。
この選択が出来るフェイリスの気丈さが好きです。

でも鈴羽との思い出を犠牲にした罪悪感から
せめてフェイリスとフェイリスパパを失いたくない、
でもまゆりも失いたくないと考えたオカリンに
運命はあまりにも非情な世界を突きつける。

まゆりとフェイリスが無事ならば、と望んだオカリンの支払った代償が
「未来ガジェット研究所」の消失とラボメンとの繋がりの抹消。
当然フェイリスとはラボメンとして出逢ったわけじゃない。
そしてタイムリープマシン消失。

フェイリスパパの命は、オカリンが大切にしていたもの全てと引き換えになるという、
それだけ人の命は重いということを示してもいて、何ともやるせないエンドです。
オカリンの孤独はこれから生涯続くんだろうなあと思うと切ない。
だってこの世界には今のオカリンが生きた痕跡がまったくないんですよ……
何だよそれ……

でもオカリンが自分で言ってた通り、フェイリスが傍にいることで
絶望せずに済んだから、この世界線で全てを忘れて楽しくやるのかな。
そうするしかないんだけど、オカリンの失ったものの大きさを考えると
どうやって生きていくのかと考えずにはいられない。
だってオカリンにとってまゆりとの思い出って、
今の自分を構成する大きな要素の一つだったのに……

→本編へ

オカリンのためにフェイリスは大好きだったパパとの幸福を諦めてくれた。
その罪悪感に思わずフェイリスをきつく抱きしめる、というのが
オカリンが同じだけ傷ついたことを示しててまた切ない。
フェイリス編は
「喪失は辛く苦しいけど、受け入れてそれでも前に進まなければならない」
という真っ直ぐなシナリオで、だからこそうるっと来ました。




ルカ子エンド「背徳と再生のリンク」

わあ、ルカ子はフェイリスみたいに信じてくれないよう!
というか信じたくないですよね。だって性別とか……!
アイデンティティ崩壊の危機。
そりゃ今までのオカリンの設定とか厨二病ぶりからしたら
こんな訳の分からんこと信じてもらえるほうがおかしい……

で、意を決しても結局体当たりでルカ子にぶつかることしか
思いつかないのがオカリンのオカリンたる所以という感じがしていいですね。
でもルカ子に告白された時のオカリンのうろたえぶりがおかしかったですw
しかも動揺のあまり戻りやがったww

オカリンはいざという時に紅莉栖に頼りすぎで微笑ましいです。
可愛いなこの二人w
往来で「童貞が!」とか「処女が!」とか何をやりあってるのか。
ルカ子に再告白された時の「よおリア充」「今北産業」も笑いました。
紅莉栖、隠す気まったくなくなってるよ……!

そんでマニュアル本を読んで勉強した結果
敢行したデートが上野公園まで無言でぶっ通しで四時間歩くとかwww
苦行かよwww

でも、今までの鈴羽、フェイリス、ルカ子と回を重ねるに従って
段々変更点が大きくなって、オカリンの重荷がそれだけ重くなるのが印象的でした。
鈴羽は仲間との思い出、フェイリスはパパの命の行く末、
それでルカ子は性別の転換。

女だったら気兼ねしなくて済んだことがきっとたくさんあって
男であるがゆえにルカ子はすごいコンプレックスを抱えてるんですよね。
せっかく念願叶って女になったのにそれを否定しなければならない、という
「辛くても現実を受け入れるしかない」展開に胸が苦しい。

師匠と弟子として最後の時間を過ごし、やがて来る運命のエンディング分岐。

結局、オカリンがルカ子を女のままにすることを選択する。
でもそれは「まゆりを諦める」ことで、そこから逃げないシナリオが辛かった。
まゆりの死をまざまざと見せつけられる展開……
しかも直前まで普通に話してるのを敢えて見殺しにするという容赦の無さ。
そこでもオカリンが逃げずにまゆりの死を見届けるのが……
でも、直前にフェイリスパパを殺してるので、
オカリンの精神が耐え切れなくなったとしても仕方ないとも思います。

「まゆりを見殺しにする」を敢えて選択したことで
ルカ子と二人、罪悪感を抱えた共犯者として生きていく。

まゆりの死の上に成り立つ関係。幸福だけど後ろめたい、
後ろめたいけど幸福で、罪の味はどうしようもなく甘い蜜の味。
罪悪感が半端ないです。

でもルカ子がタイムリープするとは思いませんでした。
タイムリープマシンはあくまでオカリンだけかと……!
しかもその時の楽しかった記憶はオカリンにはなくて、
写真で見るしかないのもまた辛い。

これからルカ子は、自分が女であることを感じるたびに
まゆりのことを思い出して罪の意識に苛まれる……
女になればコンプレックスから解放されるかと思いきや
より酷い仕打ちが待ち受けている。
すごく皮肉な話で鬱でした。

→本筋へ

Dメールを送るとき、ルカ子が一緒に押してくれるのに泣けた。
「さよなら、僕の好きな人……」

男になったらオカリンへの想いは本当に封印しなければならない。
切ない。
ルカ子にとっては恋心&コンプレックスからの解放と
まゆりを天秤にかけなきゃいけなかったのがまた苦しい。

この後で、オカリンが「お前、俺のこと好きか」と訊くのに
動揺しながらも恋心は認めないルカ子が潔くて切ない。
ルカ子は性同一性障害だから、女としてオカリンが好きなのであって、
男の体ではオカリンへの恋心は認められないし、オカリンも受け入れられない。

ルカ子にとっては「恥じることなく女だと言える自分」だと告白できるけど
「女っぽい男である自分」は告白できないというのが、
いかにルカ子が自分自身を恥じているかが見えて悲しい。
そもそもオカリンもストレートだから無理なんだけど、
それだけ性別の壁は厚いものだよなと感慨深くなりました。

だけど物語全体の展開とオカリンが、
「男だけど女みたいなルカ子」を否定しないのが優しくて好きです。
オカリンが「男だろうと女だろうとそんなの関係ない」って受け入れるのが、
「女っぽい男である自分は無価値」だと思ってたルカ子の救いとなって
ラストでも「男の娘」として人気が出てルカ子が徐々に
自分を受け入れられるようになるシナリオがすごくいいなあと思いました。
そういう意味で、ルカ子編の「自己相似のアンドロギュノス」はすごく好き。
コメント
うわーん(泣
ルカ子もルカ子ENDも大好きです。
話は鬱だけど鬱だけじゃないと思っていたから
この感想は嬉しかったです。
  • tosty
  • 2013/02/17 5:28 PM
tostyさん、こんばんは。
ルカ子エンドは泣けるいい話ですよね!
同じ感想の人がいて嬉しいです。
コメントありがとうございました!
  • 大樹@管理人
  • 2013/02/17 11:08 PM
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