絶対迷宮グリム 七つの鍵と楽園の乙女

  • 2013.02.21 Thursday
  • 21:54
絶対迷宮グリム 七つの鍵と楽園の乙女
絶対迷宮グリム 七つの鍵と楽園の乙女 <ディレクターズカット版> 初回豪華版


12歳以上対象メルヘンゴシックAVG。
ただ、この年齢制限は主にごくごく一部のグロ表現に対するものです。
恋愛描写はド健全なので、昨今の世の中の風潮につられて
過剰な期待をしてはいけません。

タイトルの通り、グリム童話の世界を舞台にした作品です。
主人公はグリム三兄弟の従兄弟であり、勝気でドジな少女ヘンリエッタ。
かなり癖がある子なので彼女を好きになれるかどうかで
作品の評価は大きく別れると思います。
一昔前の少女漫画主人公のような、
「おっちょこちょいな中学二年生!」的なノリです。
なかなか機転の利く子で私は可愛いと思えたので、微笑ましく見ていられました。

ところで肉体年齢=精神年齢派の人が思ったより多くてびっくりしたのですが、
中年期過ぎても頭は10代な人もいれば10代前半で大人顔負けの精神年齢の子もいるし、
精神年齢って特にズレが多いものでは……。
主人公は諸事情で10歳で眠りにつき、起きたときには15歳という形で
スタートするので、引っかかる人は引っかかるかもしれません。
でも時代背景もあるし、多少世間知らずだけど言動を見る限りでは色々あって
一気に精神年齢上がって15歳ぐらいでちょうど良くなってる印象です。

▼主人公ヘンリエッタ
絶対迷宮グリム 〜七つの鍵と楽園の乙女〜

音楽が非常に良質で、サントラが欲しくなりました。
DC版OP「星屑の銀貨」が童話っぽくて好きです。
背景も世界観を壊さない童話風でとてもいい仕事をしています。
声優陣も豪華で、キャラに合っていました。

立ち絵も表情がよく変わって楽しい。
スチルは……何か、「入れて欲しいところはそこじゃない」感がありました。
展開上スチル入れられなかったから無理やり入れました的なスチルがちらほら。

攻略対象もメルヘンで、ハーメルンの笛吹き、赤ずきん(少年)、蛙の王子、
グリム三兄弟、いばらの王子、夢魔、ラプンツェル、いばら姫の総勢10名と何とも太っ腹。

蛙の王子の姿がデフォルメではなく、割と情け容赦なく蛙で好印象でした。
▼蛙の王子
絶対迷宮グリム 〜七つの鍵と楽園の乙女〜

物語はグリム三兄弟の一人ルートヴィッヒと主人公ヘンリエッタが
兄二人を探す旅に出るところから始まります。

思ったより想いが通じ合うまでの恋愛過程が丁寧でしたが、ちょっと薄いかも。
何せ攻略対象が多いので……キャラルートはそれぞれ童話を踏まえた展開です。
本作では魔王ルートと魔女ルートで大きく展開が変わるのですが
魔女ルートのほうがキャラの内面に集中してて良かったと思います。
魔王ルートは話の都合上、どうしても最後らへんの展開が
似たり寄ったりになってしまうのでちょっともったいなかったです。
ただ、エピローグがかなり充実しててじっくり恋愛を描いてました。

ところでこのDC版、何故かBGMでキャラソンが流れるので吹き出しそうになります。
キャラの口説き文句の裏で、歌も流れるからちょっと素に戻ってしまう。
いばらの兄弟のキャラソンが好きです。
声優の諏訪部順一さんは歌がお上手ですね。
いばらの王子役なのですが、歌ってるのを始めて聞いたのでびっくりしました。
キャラソンは気合が入ってるようで、音楽の質がかなり良いです。

音楽がとても良いのに音楽鑑賞がなく、キャラソンもそこに入れてくれたら
良かったのにと思います。また、強制スキップがありません。
PCのスペックの高さが求められますので、ゲームの他に何か起動してると
スキップがものすごく遅くなり、重くなります。

周回プレイ必須なのですが、攻略のたびにいちいち最初の選択肢で
童話の展開を選ばなきゃいけないのが面倒でした。
途中からルート分岐してほしかった。
ただ、PCのスペックが良ければスキップも速いので
そんなに気にならないかもしれない。

キャラ別感想はまた別の記事で。
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