紫影のソナーニル -What a beautiful memories-

  • 2013.05.31 Friday
  • 03:42


ライアーソフトのスチームパンクシリーズ第五弾。男性向け18禁。
シリーズ作品ですが、単体でも楽しめます。
PSP化が決まったとのことで、じつにめでたい。

男性向けですがかなり少女漫画チックな雰囲気があり、
乙女ゲーユーザーさんにもぜひおすすめしたい作品です。
特に上の二人に惚れた方は体験版をプレイする価値あり。

主なモチーフは「不思議の国&鏡の国のアリス」「オズの魔法使い」、
そして「クトゥルフ神話」「はてしない物語」。

さて、本作は体験版である第一章をプレイした時点で
ある程度、真相のからくりが分かるように出来ています。
勘の鋭い人はすぐに分かるかと思いますが、
そもそも心理描写がメインなので謎解きは重要ではありません。

また、文体に相当癖がありますので、商業らしい平明達意な文章を
お望みの方は避けたほうが無難です。
詩的な文章でひたすら反復と体言止めが多く、助詞は行方不明になるし、
同じ描写を韻を踏んで何度も何度も繰り返すので
慣れないとうんざりするかもしれません。

この辺り、クインロゼの文体がいける人は問題ないと思うのでおすすめ。
あちらよりは、かなり詩的に洗練されている文章です。
展開も陰鬱なので、好き嫌いがかなり分かれる作品だと思いますが、
好きな人はすごく好きだと思います。

そもそもちょっと癖のあるゲームを好むユーザーしか
ライアーソフトには集まって来ないようなイメージがあります。
ライアーソフトは「Forest」しかプレイしていませんが、
あちらほど衒学的ではなくても、色々な知識を試されます。
また、演出面で「Forest」を意識しているような感じがしました。

ただ、文体はまどろっこしいものの、テーマや作品の主張は
かなりストレートで分かりやすいです。
モチーフにしている作品をひねっている様子もなく、
代表的な作品や有名人が多いので、考察はさほど難しくありません。
まあモチーフがどうこうとか考えずに素直に物語に身を任せたほうが
感動は大きいような気もします。

主人公は女性二人。
愁い顔で廃墟を進んでいくエリシア・ウェントワースと
戸惑いながら地下世界を歩むリリィ・ザ・ストレンジャー。
ストレンジャーはそのまま、<異邦人>を意味します。

トップ絵の女の子はリリィのほうです。
褐色のイケメンはリリィの傍に寄り添う車掌、A。
このトップ絵がツボに入った方は特におすすめ。

舞台は二十世紀初頭、蒸気文明の発達したニューヨーク。
五年前の大消失によってニューヨークに住んでいた300万の住人が
一夜にして消え失せ、ニューヨークは廃墟と化します。

エリシアは恋人の影を求め、立入禁止区域として閉鎖された
ニューヨークに多脚式歩行鞄と共に単身足を踏み入れ、
マンハッタンを目指します。

一方のリリィは記憶をすべて失くし、目覚めたら地下世界に。
何が何だか分からないものの、「紫影の塔を目指さなければ」という
衝動に突き動かされて、Aに導かれながら紫影の果てを目指します。

OPのイントロからサビにかけての疾走感が神ががってる。

以下ネタバレ感想。
本作は「喪失からの心理的回復過程、およびその心象風景」を描いた作品です。

追いきれるか分かりませんが、ちょっとキャラの元ネタを追いかけてみます。

エリシアとリリィのダブル主人公はそのまま「はてしない物語」の
バスチアンとアトレーユの関係性です。


リリィ・ザ・ストレンジャー
アリスのように迷いながら、ドロシーさながら黄色い道を辿って果てを目指すリリィ。

ものすごくはっきりとアリスを意識した外見と、
作中で何度も何度も「リリィ・ザ・ストレンジャー」と繰り返されるところ、
そもそも地下世界がギリシャ神話を始めとした様々な物語でどう扱われているか、
そして原作のアリスが「どこ」で迷っていたかを考えれば真相は自明の理。

リリィの背負う役割は
不思議の国でひたすらさ迷うアリスであり、
勇敢に旅するアトレーユであり、
女王にして「望みを統べたもう金の瞳の君」、幼心の君でもあります。

第一章で「自分が何者であるか」、性自認を経て少女のかたちを取り、
やがて少女が力を得て「魔女」となり御使いを倒すというのが
すごくおとぎ話的で好きです。
戦闘描写が儀式めいているのも、お約束なところを
意識して描いているのだと思います。

章を追うごとに少しずつ感情を得ていき、「分からない」と
惑うだけだったリリィが恋を知り、強くなっていく過程は
そのまま少女の成長譚ですごく良かったです。
そりゃ、異性を意識する頃に身近にあんな褐色イケメンがいて、
しかも四六時中騎士のように仕えてくれたら好きになるだろ。抗うのは無理。


エリシア・ウェントワース
切ない。ただただ切ない。
間章ではさまれる純真無垢でふわふわなエリシアと、
悲壮感漂う現在のエリシアの落差が胸にきた。
当時のエリシアがどれほどの絶望に襲われたのかと考えると胸が痛いです。
そして、あのほわほわなエリシアが一転して女を捨てて勉学に打ち込み
ジョンを完成させ、単身立入禁止区域であるニューヨークに乗り込んでいく
その執念にたまらなく萌えました。今のエリシアがいるからこそ、
過去のエリシアとアランのきらきらした思い出が一層輝いてまた切ないのです。

ラストシーンが非常に哀しくて、でもきれいでお気に入り。
失った恋人の影を追いかける少女という絵が切なくも美しい。
夢にまで見たアランの声を前に、かたくなになっていたエリシアが
当時のままに緊張して、たどたどしく受け答えする様に泣けた。

エリシアの想いがアランの想いと共に昇華していくラストには感動しました。
心から幸せになって欲しい。

ジョンとぽつりぽつりと言葉を交わしながら進んでいく様子が健気でした。
哀しみのあまり心を閉ざし、感情そのものを凍らせていたエリシアが
ニューヨークに生きていた人の痕跡を見つける度に少しずつ自分を
取り戻し、最終的に見せたあのとびきりの笑顔には胸がつまります。


A
すげえイケメンボイスで、何というか存在が卑怯。
だって加えて褐色に赤い瞳なんですよ? 何なの? 萌え殺す気なの?

最初の方の、猫の子を洗うようにリリィを風呂に入れたり着替えさせたり、
恥ずかしがるリリィを前に「猫を洗うのに興奮する人間はいない」とか
なのにひとめぼれとか、つまりあれか。意地悪してたのか。好きな子はいじめてたのか。

あとあのカウントダウンには盛大に爆笑しました。
Aは体の反応が超素直です。

こう、普段はすごいそっけないのにふとした瞬間に独占欲というか、
リリィを世話する役目を取られるのを嫌がる様に萌えた。

あと、作中ではエリシア/リリィ視点なので彼女たちの想いはよく分かりましたが
Aの何気ない言動や執着ぶりなどから、アランのエリシアへの強い愛情も感じられる
仕掛けになっているのがすごく良いです。

Aは最初から最後までひたすらリリィのためだけに動いてて、
恋が無事に実ったときはほっとしました……!
「薦めない」とか、何もかもリリィを想った忠告なのが萌えます。

Aと無事に想いが通じ合い、ラストシーンまでの流れはひたすらきゅんとします。
最後のわずかな時間の何気ない会話とか、すっごい萌えました。
そしてキスをして欲しいと願うリリィにキスをする、あのタイミングはずるい。


マオ
不思議の国のアリスのチェシャ猫がモチーフ。
泣けないから笑う姿が哀しかったです。
ひひひ、という声優さんの演技が好き。
嘲笑のような、それでいて憐憫のようでもあり。
マオが出てくるとちょっとほっとするような気持ちになります。


ラッキー・ルチアーノ
実在の人物がモチーフ。
マフィア史上最大の大物、幸運に愛されたはずの伊達男。
渋くて格好良かったです。
ジンジャーとの関係は夢が広がりまくりんぐですね。


ミリア
記憶が巻き戻った時はリリィと一緒に呆然としました。あれは悲しかった。
優しくて強くて、リリィに「女性」を肯定することを教えてくれた人。
どうしようもない寂しさの中で、記憶のないかつての恋人と
肌を合わせながら、虚無感に苛まれ、それでも御使いには
毅然と立ち向かおうとして……最後は晴れ晴れとした表情が素敵でした。
寂しくても、その寂しさごと想いを抱いてここで生きていく、というラストが
美しくてよかったです。


ピーター
実在人物、エリオット・ネスがモチーフ。酒類捜査局の捜査官。
ミリアを殺して(=終わらせて)やるのが慈悲だと知りながら
未練を捨てきれずに刹那の交わりを求めてしまうのが哀愁漂います。
それでもミリアを最期まで守り通す姿は格好良かったです。


ヘミングウェイ
言わずと知れた大作家、実在人物アーネスト・ヘミングウェイがモチーフ。
本作ではギャングのボスということになってます。

ユリアナとカトリーン
このエピソードはラッキー・ルチアーノが格好良いんですよ。
彼が諦めるまでにどれだけあがいたか。
カトリーンのためにユリアナの顔を作ってあげて……そんな
ルチアーノの優しさが沁みる章でした。
あと、ルチアーノの厳しい優しさと対照的なAの過保護ぶりが萌えた。


ルースB
野球の神様ベーブ・ルース、実在人物がモチーフです。
もうハンプティダンプティと聞いた時点で、末路が分かるだけに
相当な覚悟を決めたんですがラストはそれでも泣いてしまった。
哀しくて哀しくて。
夢をひたすら追い続けたその終焉、精神の死が<諦め>であり、
その結果、現実を受け入れてしまったルースの迎える最期が
あまりにもあんまりで涙が堪えられませんでした。

夢を叶えて、ルシャと一緒に幸せになって欲しかったなあ。
別の世界線では国民的ヒーローになれるんだよ……!と教えてやりたい。

崩壊したウォール・ストリートの唯一の主が野球の神様というのが
何だか示唆的で、センスがあるなと思いました。

アリスであるリリィとジャバウォッカの話をする
ルース(ハンプティダンプティ)がもうそのまんま鏡の国のアリスでした。

御使いと戦うことで意地のように夢に執着していたものが、
リリィが御使いを倒してしまったことで現実を受け入れてしまうのが……
ルースにとってのジャバウォッカは御使いであり、
そして、「あがくのは無意味である」という現実でもあったのだなと思います。

あと猫耳のリリィはすげえ可愛かったです。


ジンジャー・ロジャース
ブロードウェイの花。
実在人物、ジンジャー・ロジャースがモチーフ。女優さんですね。
ルチアーノがジンジャーを置いて行ってしまったのは、
生産性のない傷の舐め合いを良しとしなかった彼らしい決断だと感じました。
ユリアナとカトリーンといい、抱えるものが多いからこそ
地下世界を終わらせるべきだとルチアーノは考え、
それがジンジャーのためにもなると考えたんじゃないかと思います。
だってルチアーノにはルフランを防ぐことも御使いを倒す術もないわけですから。
黒人ピアニスト、サム・ショーターの片恋が痛切でした。
失われた恋なのに、それでもジンジャーを求めてしまう。
ジンジャーを慰めるために彼女の意のままに動いてしまうのが、
ルチアーノとのはっきりとした違いで、それがきっとサム・ショーターの
恋が実らなかった理由でもあるのがまたなんとも言えない。


ジルーシャ・アボット
「あしながおじさん」がモチーフ。
恋の美しさを教えたジンジャーと対照的に、
終わった恋を捨てられずに執着し、いつまでも続けようとする姿が
ひたすら哀愁を誘います。
原作では恋が叶ったものが、大消失によって
永遠に愛する人を失ってしまった姿が痛々しかったです。


アラン・エイクリィ
朴念仁なアランと初恋にあわあわするエリシアが超可愛かった。

スマートに女子をエスコートできないアランが、女の子との初デートで
機関工学とか数学の話とかしちゃってたアランが、エリシアの瞳を指して
「綺麗な青空だ」とか何だそれ。ほんと何だそれ。
萌えるじゃん……!!

しかも遊園地デートのお礼が「いつか青空を見せてあげるよ」って。
この作品では蒸気文明の発達によって青空は失われて、一年中灰色の空なのに
それを、多分本気で、いつか技術で青空をエリシアに見せてあげようとする、というのが
アランの愛情の深さを物語っているようで……あと、Aがひとめぼれってことは
アランもひとめぼれだったんですよね?

アランとエジソン卿の対決は、最終的にアランの勝利で終わり
アランが最後に残した地下世界の傷が、想いそのものが弾丸となって
エジソン卿を貫くというラストがすごく象徴的で好きです。


エジソン卿
エジソン卿は自分自身が才能を認めた人間、アランが
「愛をかたちにしたい」と言うのが早い話、ムカついたんだろうなと思います。
偉大な自分がアランを認めたからこそ、そのアランが愛を語るのが許せず、
躍起になって否定しようとして大消失を引き起こしたと。

第三世界の神とか色々言ってましたけど、エジソン卿は物語として
アイアンメイデンと共に無気力、虚しさ、絶望の象徴だと考えると分かりやすいです。
モチーフは「はてしない物語」ですね。

だからこそ、希望と愛を謳う人間たちが絶望の象徴としてのエジソン卿を倒す
勧善懲悪がしっくり来たなと思います。


イア・イア!
キャラじゃないですけど、元ネタはクトゥルフ神話だった……と思います。
違ったらすみません。
邪心を崇拝する掛け声の一種です。


ジャガーマン
「はてしない物語」のグモルクがモチーフ。
グモルクは人狼なのできっとそれでジャガーマンなんですよね?
アトレーユであるリリィをストーカーしてるところがモロです。
エジソン卿の召使い、飼い猫、無の手先。
ブエノス・ノーチェスって、スペイン語ですよね。
ジャガーマン=グモルクだとすると、目的は無の世界帝国を作ることのはず。
でも神がいなかったことに絶望して、神(エジソン卿)を悦ばせるのが
嫌になるのですね。「俺がいないと殺せない」的なことを言っていたのは
現実世界に体がある存在であり、エジソン卿とつながりがあるからでしょうか?


ソナーニルの意味
元はソナ=ニルだそうです。
クトゥルフ神話における理想郷、夢の国の一つ。


黄金の力
「黄金はオルゴンでもある。きみの力だ」という言葉が示す通り、
黄金、すなわちオルゴンは精神医学者ヴィルヘルム・ライヒが発見したとする
自然界に充満するエネルギー、つまり性エネルギー、生命エネルギーです。
最後らへんのAとリリィの想いが通じたシーンは大きな意味があったのですね。
調べた時は何か感動しました。
リリィは地上に体があるので、生命エネルギーがあると解釈しました。



余談ですが、セルヴァンとヴィヴィはくっついてるといいなと思います。
エリシアとの交友関係は続いてるみたいなのが救いです。

できるだけ追ったつもりですが、見落としがあるかもしれません。
ご容赦ください。

「Forest」は物語そのものが意志を持っていましたが、
「ソナーニル」は人々の想い(詩篇)が物語となっていくように感じました。

アランが愛をかたちとしたことで、想いが、愛が
今を生きているエリシアの希望となり、糧となる。

そして、リリィ、A、地下世界の皆は誰かの心、想いの象徴です。
命あるリリィが地下世界の皆を心に刻み、
またエリシアがリリィを記憶していること、
地下世界の人たちのお互いが相手を覚えている限り
想いは消えず、生き続ける――という不変的な、
でも希望のあるラストシーンが非常に美しかったです。

リリィとAが幸せそうで満足しました。
エリシアとアランの影であり、想いの象徴がハッピーエンドを
迎えたのは、物語としてすっきり出来てよかったなと思います。
コメント
はじめまして、あるへと申します。
最近、ソナーニルをプレイして感動し、余韻を楽しむために考察されているサイトを探してこちらにたどり着きました。
管理人さんもかつて本作をじっくり楽しんだんだろうなぁと思いつつ、私も「うんうん」と頷きながら楽しく読ませていただきました。

私にはモチーフがアリスくらいしかわからなかったのですが、結構いろんな作品を取り込んでいたんですね。
ただ読み進めただけではわからない様々な裏側の一面を見られた気がして、感謝しています。

実は私も個人的なレビューブログを運営しているのですが(一日10人来れば良いくらい寂れてますが)、本作のレビューを書く際にこちらのページへのリンクを張ってもよろしいでしょうか?
「GとNのらいふわーく」というブログです。

追伸、ジャガーマンについて私なりに。

スペイン語で合っています。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」どれも作中で使っていたはずです。さすがにhelloにあたる「hola(オラ)」はありませんでしたが。

はてしない物語については初めて聞いた名なので知らないのですが、ジャガーマンが「俺がいないと殺せない」というセリフは、彼が動物人間だからじゃないかな、とプレイ中思っていました。

たしか地下世界のネコビトは現実でも生きているんですよね。もしかしたらジャガーマンも現実世界でジャガー?として生きているのではないでしょうか。
そして「神」が語る「意味のないこと」というのは地下世界が夢だからなのは設定通りですが、ただの記憶や夢が意味のないことということは、その逆の現実、実態を持つモノは「意味のあること」ということと考えられないでしょうか?

そう考えると、虚無の弾丸でパッと消えてしまった「意味のないもの」の長であるエジソン卿を傷つけられるのは、現実世界に実態を持っているネコビトとジャガーマン、そして実態から生まれた影であるリリィのみということになり、つじつまが合うような気がします。……気がするだけ(笑)

作中のネコビトは神の存在を知らなかったり、神に抗う意思がないので、リリィを除けば「自分だけが」ということになるのかな。
もう一つ加えるなら、リリィは「影」という属性で、実態というには不安定だから、「自分だけ」なのでしょうか。
その中でリリィはラストでクラッキングエフェクトをわずかに利用し、実態=意味のあるモノとして足りない部分を、詩篇やメモリーを力に置き換えることで補い、結果エジソン卿に打ち勝ったのではないでしょうか。

18禁シーンのカットされたXbox360版で遊びました。

三年前の記事なのでおそらく大部分を忘れていると思いますが(汗)
気軽にお返事いただけるとありがたいです。
あるへさん、初めまして。大樹と申します。
ソナーニルの感想を読んでくださったのですね。
いろいろなモチーフが盛り込まれていてライターさんの博識もさることながら、
味わい深い作品でもあるので、作品の良さを伝えられたのならうれしく思います。
参考になる部分があったのならなによりです。

レビューブログを運営されているのですね!
このブログも最初の数年は一日10人来るか来ないか、という感じでしたよ。
ご丁寧に連絡いただき、ありがとうございます。
リンクの切り貼りはお好きにしてください。
せっかくなので、私のほうからもリンクさせていただきます。

また、教えていただきましてありがとうございます。
解釈の新たな助けになりました!

>たしか地下世界のネコビトは現実でも生きているんですよね。もしかしたらジャガーマンも現実世界でジャガー?として生きているのではないでしょうか。

ああ、そういえばそうでしたね! 盲点でした。
だとしたらジャガーの本体?というべき存在がいそうですね。
意味のないことと意味のあることの解釈も興味深く拝見いたしました。
ジャガーマンはリリィがエジソン卿を倒せるとまでは予想してなかったのかもしれませんね。
喪失は哀しくはあれど、思い出は力にもなる、というのはエリシアの全体のテーマだった気もするので(曖昧ですみません……)、
詩篇やメモリーによってリリィが力を得て打ち勝った、という解釈は納得がいきました。
おかげさまですっきりしました! ありがとうございます。

濡れ場はおまけ程度だったので、なくても本編の解釈にはまったくなんの問題もないと思います!

改めまして、コメントありがとうございました。
良かったら暇つぶしにでも、また遊びに来てくださいね!
  • 大樹@管理人
  • 2016/08/30 10:58 AM
返信ありがとうございます。
また、ブログにリンクしていただけたとのことで重ねてお礼申し上げます。こちらの方でも貴ブログをリンクさせていただきました。
これからよろしくお願いします。

実はXbox360版にはEXシナリオというおまけシナリオがあるのですが、なんとジャガーマンの正体が描写されていました!
まだ序盤なので他にもあるかもしれませんが、ネタバレは……しない方がいいですよね?
私たちの予想は当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。
地下世界を飛び出して大空を旅するリリィとAのお話です。ラストで想い通じ合ったせいか、Aがちょっと人間臭くなってて、相変わらずのリリィとともにニヤニヤさせてくれます(笑)
  • あるへ
  • 2016/08/31 1:09 PM
リンクしていただき、ありがとうございます。
丁寧なご紹介文までいただきまして、恐縮です。

なんと、ジャガーマンの正体は明らかになるのですね!
こちらの記事にネタバレがあることは最初に明記されておりますので、
もし良かったら作品の迷惑にならない程度に、簡単に教えていただけるとうれしいです。
(難しければ大丈夫です)

リリィもAも達者で暮らしてるようで、なによりです(*´ω`*)
  • 大樹@管理人
  • 2016/09/01 5:34 PM
こんばんは、あるへです。
先ほどXbox360版ソナーニルの実績をオールコンプして参りました。
お許しをいただけたので、360版追加シナリオと内容について簡単にお知らせします。

本作追加シナリオであるEXシナリオは、調べたところによると、公式HPで現在も公開中のアフターストーリー「ウイツィロポクトリの紅涙」と、絶版となったさらにその後の物語「ヒュプノスの魔瞳」を、若干修正したもののようです。さらにさらに、非常に短いですが、これらの物語を全て総集しての、「−そして」という物語も収録されていました。

まず、紅涙の方ですが、これはPC版公式HPを確認したほうが早いかもしれません。もともとweb小説として掲載されたためか、文章の味が異なるのですが、よくある「移植ソフトの追加特典」の典型のようなものではなくて、きちんと「その後」を想起させる興味深いものでした。
(ただ、HPで公開されているものとは少し様相が異なり、ここでの新キャラたちは360版には出てきません。あくまでリリィとエリシアでの視点が主軸になります。裏で何かが動いている、という感覚も残っているので、唐突な展開(カットされてしまったシーン)も否めません)

ざっくり申しますと、(シリーズ前作はほとんど知らないのですが)リリィが「夢歩き」と呼ばれる不思議な特殊能力を会得して、まるで胡蝶の夢のように過去シリーズの世界を垣間見る、という内容です。
wikiなどで調べた限りですが「インガノック」とか、そういった世界での、ささやかなワンシーンが描かれています。

そんな中で、冒頭にジャガーマンの話があって、なんと彼は人間でした。
複雑な出自から彼は古代原住民の力に惹かれ、修行を重ねるうちに「ナワル」=力を持つに至り、その力を以ってジャガーの神の宿敵「チクタクマン」を滅せよとの託宣を受け、地下世界に自分のナワルを送り込んで使命を果たそうとしました。そのナワルが形になったのがジャガーマンです。
あとは物語の通り、自分の力では神を屠れないと悟った彼は、悪あがきをするわけです。

また、同時間軸の話として、NYへ無断で侵入した罪を負ったエリシアは知己たちの手を借りて遥か遠い極東の地へ亡命することになります。

続く魔瞳では、まず文体が本編での詩的な感じに戻っており、本作を締めくくる大詰めとして非常に嬉しいものでした。
紅涙でもリリィとAのイチャイチャにニヤニヤできましたが、こちらでも本当身もだえさせてくれます(笑)

さて、こちらではリリィの夢歩きはちょっとしたAのいたずら、というネタだったのですが、リリィの見た夢の中には本物の夢歩きも混ざっており、大変な敵の目を引いてしまうことになりました。……瞳だけに。こほん。

この「本物の夢歩き」については紅涙編で想像がつくと思いますが、これが現実へ、エリシアの運命に繋がっているのがさすがですよね。
ともあれヤバイ奴がほんの少し、リリィたちにちょっかいを出すのですが、無敵コンビの敵ではありませんでした。ヤバイ奴は手痛い反撃を受けて意識と無意識の境界の酒場(!?)阿頼耶識に逃げ出しましたとさ。

……という感じです。

最後の最後、本当に短いシーンなんですが、「ーそして」という物語は、胸が詰まりました。

当初、おまけシナリオについては期待していなかったのですが、本編の余韻を楽しむものとして、想像を広げるものとして、非常においしいものでした。
これから先何年か経ってから本作を思い出す時、このEXシナリオのおかげで、本作の思い出が何倍にも輝くと思いました。

作品の迷惑になることは私も望みませんので、もし不適切なところがありましたら、添削してください。ではでは。
  • あるへ
  • 2016/09/01 11:12 PM
あるへさん、こんにちは!
丁寧に教えてくださってありがとうございます。
ソナーニルの理解が一層深まりました!
せっかくなので、WEB公開されている「ウイツィロポクトリの紅涙」を読んでまいりました。
あるへさんが見たものとは違う部分があるかもしれませんが、キャラクター達のその後の様子が分かって興味深かったです。

ジャガーマンについても幾分かすっきりしました。
本編では敵らしき謎の存在で終わってしまったので、とりあえず実在した人間であることが分かっただけでも良かったです。
エリシアのその後は気になっていたので、どうにかなったようでほっとしました。
リリィとAも相変わらず仲睦まじく過ごしているのが伺えて心が和みます。
そこまで印象的なエクストラシナリオであれば、xbox版をプレイされたのは正解だったといえそうですね。

また、あるへさんのソナーニルの記事も拝見いたしました。
もったいないお言葉までいただき、恐縮です。
桜井光氏は韻を踏んだ言葉選びや詩的な文体もさることながら、独特の世界観に連れて行ってくれるところが良いですね。

久しぶりにソナーニルに触れたので、いろいろと思い出されて印象深く感じました。
コメントありがとうございました!
  • 大樹@管理人
  • 2016/09/03 3:01 PM
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