忍び、恋うつつ 由利鎌清&霧隠蔵人 感想

  • 2014.02.21 Friday
  • 18:33
忍び、恋うつつ (通常版)
アイディアファクトリー (2014-01-30)売り上げランキング: 206


15歳以上対象、忍者メロメロアドベンチャー。

グラフィックは「二世の契り」の方のようで、美麗です。
キャラも立ち絵がくるくるよく動き、スチルなども安定の美しさ。
音楽付きの画集だとしても出来が良く、目の保養。
キャラ絵はもちろんのこと、背景美術も素晴らしいです。

シナリオは、さくさく進んで短め。
キャラのセリフに関しては非常に丁寧な印象です。
プレイヤーが惑わぬように、攻略対象が自分の想いを詳細に説明してくれます。
忍術バトルもちゃんとしてくれて、主人公の出生の秘密もあり
歴史的なお膳立てもきちんと整えられている。
メロメロの術を駆使するので脈絡なくキャラが甘いセリフを囁いても
違和感なし。攻略対象の好意は早い段階からダダ漏れな安心仕様。
キャラも元気系、クール系、チャラ系、保護者系、生真面目系、
厨二病系などひと通り揃ってます。

ここからは個人的な好みになってしまうのですが……

忍術学園ものであれば良く、この作品に最初からシナリオは求めていないので
期待値は低かったのですが、それでも引きの悪さを感じてしまいました。

普段、プレイするゲームを選ぶ時はゲーム時間を無駄にしないために
できるだけ失敗しないように細心の注意を払うのですが、
久々にハズレを引いた感がひしひしとしています。

ただ、個人的な好みの問題ですので、好きな人は好きなはず。

一周目をプレイした時点でどことなく嫌な予感はしていたのですが
二周目で確信しました。この感じ……知ってるぞ……

そう……、スタスカ……!!!(鬼門)

主人公はテンプレ鈍感属性ありでとっても卑屈な子です。
これらのワードを聞いて心が踊る人には
期待を裏切らないのでむしろおすすめ。
これから買う方は、一番最初に本命キャラを攻略することを強く推奨します。

以下ネタバレ感想。
どうやらライターさんの必殺の殺し文句が「尊敬」のようで、
どちらのルートも主人公と攻略対象の褒め合い合戦からの
「あなたを尊敬している」「憧れている」のオンパレードだったので
まさか両方同じパターンで来るとは思っておらず、若干飽きてきました。
うん……、パートナーの尊敬は大事だけどさ……

ライターさんの萌えツボをダイレクトに見たような気分で、微妙な気持ちです。
ていうかそこが売りなんだからもっとバリエーション持たせようぜ……

この作品、表面的な要素でちょっと差をつけてるだけで
恋愛展開は全部同じなような気がしていて、今後に大きな不安を感じます。

(1)いじめられるけど頑張る健気な主人公
(2)それを見て感心する攻略対象
(3)攻略対象に尊敬していると告げてカウンセリングもしてあげる主人公
(4)攻略対象が自信をつけて想いを自覚するけど主人公が卑屈になってすれ違い
(5)誤解が解けてハッピーエンド

……って感じなんですよね。
確かに金太郎飴ではないですが、これで完全個別ルートを謳うのは
どうかと思います。オトメイトさん儲けてるだろうに……



片桐 かえで

もう少し下町娘らしい明るさや活発さを期待していたので残念です。

彼女は自己評価がとても低く、少し病的な印象を受けました。
周囲の悪意を感じてまともにダメージを食らいながらも
正論で自分を奮い立たせてそれに可能な限り反応しないようにしていて、
けれど実際には気にしないでいられるほど精神が強くもない。
彼女は自分が見たいものしか見ようとしていなくて、
そして彼女が見たがるものは大体、他人が自分を見下している姿なんですね。

ここまで自分を追い詰めている姿は、いっそ気の毒ですらある。

そんな調子で攻略対象の好意も全力でスルーするので、見ていると
だんだん攻略対象が気の毒になってきます。がんばれ超がんばれ。

彼女が下町娘で、それがいきなりエリートばかりの
高等修練院に入学することになり更にはメロメロの術もあって……と
事情は分かりますが、若い身空で保護者を亡くしたのだから
もうちょっとしっかりしたところが見たかった。
今までメロメロの術を一度も発動したことがないほうが不自然な気がします。
乙女ゲー主人公だからメロメロの術を賢く使っちゃうと
感じが悪くなることを制作側が案じたのかもしれませんが、
なにもここまで卑屈にしなくても、もうちょっとさっぱりした感じに
してくれたほうがプレイヤー側の心労も少なくて済みます。

あと全体的に、想いを言語化しようとしすぎている気がします。
親切だとは思いますが、もっと情緒が欲しいなあ……
情緒=和歌を持ち出せばいいってものじゃないよ……
オトメイトにこんなことを要求するほうが
間違ってるのかもしれませんが。


由利 鎌清
なんかすごい丁寧なツンデレ。心の声もダダ漏れ。
見りゃ分かるようなことまで一生懸命説明してくれるので、
一緒にいて疲れてしまう気の毒な人です。
メロメロにかかったときの穴山さんとの対比が面白かった。
あと割と親切で面倒見も良いですね。


霧隠 蔵人
彼が目当てだったのですが、由利を先に攻略してしまったので
ほぼ同じ展開に失敗したなーと思いました。
彼は素直クールなので、由利と違ってメロメロにかかってないときも
普通に褒めてくれるのが嬉しいですね。
好きな属性が色々入ってて、声も好きな声優さんなので
美声つきの画集だと思ってプレイすればなかなか楽しい。
慣れてくるとメロメロの術発動後にもスルーするようになるところは
頭の良さを感じさせて良かったです。
メロメロの術にかかってないときに全力で口説いてんのに
強硬なまでに霧隠くんの好意を無視しようとする主人公に
きっと認めたら負けなんだな、と思いました。
メロメロの術にかかってるときの姫呼びには笑った。
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