華アワセ 姫空木編 姫空木感想

  • 2014.03.25 Tuesday
  • 21:46
華アワセ 姫空木編


期待を裏切らず、蛟編よりも更に面白かったです。
魅力的な新キャラ、新たな謎、驚きの真相、そして次作につながる謎のチラ見せなど
非常によく出来ていて今から唐紅/うつつ編への期待感がうなぎのぼり。

テレビ局という題材があまりに俗っぽくて、
華アワセの時代錯誤な舞台にただよう雰囲気と合わない気がしたのですが
進めていくうちに慣れました。むしろアイちゃんなどを通して一般人との
温度差などが表現されてて良かったと思います。

キャラクターも、前作に見せた姫空木の弱さがクローズアップされてて
みことちゃんは凛々しくてかわいくて満足でした。
シナリオもよく練られてて楽しいので、安心してお客さん気分で
プレイできるのが嬉しいですね。エンターテイメントとはこうでなくては。

華うつしの中毒度も健在で、黙々とランキングに取り組んで
どうにか百歳さんを倒しました。百歳さんは少しでも守りに入るとダメですね。
気を抜くと瞬殺されるのでガンガン攻めてどうにか勝ちました。
あと油断してたら「ナナ」にボロカスにされたのも良い思い出。
その順位にいることにこだわりがあるんだろうな、とか想像できるのも楽しいです。

まだ姫空木しかクリアしてないのですが、
これから他の人のルートをプレイするのが楽しみ。

以下ネタバレ感想。
姫空木
『華アワセ』応援中!

今回、姫空木編でぐっと来たのは花神と茉莉花でした。

花神はすごく好きになったキャラクターで、印象的なのは
「ああ、俺も女やな。どうしようもなく女や」と自嘲するシーン。
花神は恐らく、茉莉花への恋慕が実ることを望んではいなかったんじゃないかと
思わせてくれるのが、救いようがなくてじたばたします。
身を焦がすほどの禁忌の恋、けれどその想いに応える茉莉花は
花神の心の中で燦然と輝く、無垢なる茉莉花ではない。
でも花神は恐らく、それも分かっていて、なにもかもを呑み込んだ上で
愛する茉莉花のすべて(狂った哀れな末路をも)を受け止めて愛そうとして、
その気持ちに殉じたのが格好良かったです。

花神は茉莉花の崇高なる思想を崇拝している、と繰り返していましたが
茉莉花が思想らしいものを語ったシーンって実はなかったような気がするので
あれは花神が「茉莉花が望む王子様像」を見事に演じきったのだと解釈しました。
本当は「姫」なんてやだやだこんなの僕じゃないのにとぐだる姫空木さんとの
見事な対比になっていて面白いですね。
でもみことちゃんはそんな姫空木のダメな部分を好きになって
「女」になったのも象徴的です。

王子様たらんとする「女」が、男という性に抱く失望と憎悪と捨てきれぬ思慕と、
そういうこまやかな情が伺えて花神は良かった。

「お姫様」の理想のすべてを受け止めて「王子様」を本気で体現しようとした花神と、
そんな「王子様」の自分への気持ちを利用して残酷に嬲る「お姫様」である茉莉花。

一方、「王子様」を夢見ても「王子様」になりきれなかった姫空木と
そんな姫空木の弱さごと受け止めた果敢な「お姫様」であるみことちゃん。
姫空木はみことちゃんを支えとしてようやく「王子様」になれたのが良かった。

茉莉花の花神を追いかけるようにして消える最期もじんわり来ました。

花神のことばっかりなので姫空木のことを語ると、
庭にぼっちで座り込んでいたのにはすいません、引きました。
適当なファミレスで時間潰すとかさ……
ずっと近くにいないとダメだったのかなあ……
みことちゃん的には母性本能くすぐられてしまったようなので
結界オーライなのかなあ。でも勝手にみことちゃんへの想いを自覚して
いきなり「僕たち、少し距離を置こう」とか言い出したときには
( ゚Д゚)ハァ? ってなりました。

いやだって、まだ距離を置くほど近付いてねーし……

蛟相手に「みことちゃんは脆い子」とウキウキしながら語ってたのも、
それを聞いて蛟が「彼女は気丈に戦おうとしていた」と言うところも
姫空木は皆に上っ面でイメージ像を作り上げられるのをあれほど嫌がっていたのに、
相手を自分の望み通りのイメージに当てはめようとする辺りが香ばしくて良いですね。

けれどみことちゃんに触れていくうちに彼女の芯の強さが見えて、
そこに惹かれてしまう弱い自分を赦せなくて、という姫空木の
心の揺れ動きはよく伝わってきました。

アイちゃんがみことちゃんを心配するのは致し方ない。
ショウくんの暴走ぶりには、うつろひのせいやお約束と分かってても
若干うっとうしいなと思ってしまいました。

今回も唐紅先輩はいいところをまるっと持って行ってました。
くれなゐ様の変装が本当にチンケで笑った。眼鏡かわいいね。

それと、百歳さんの安定感がすごかったです。格好良すぎる。
正直、華アワセの中では百歳さんが一番好きかもしれない。
百歳さんもまだまだ謎がありそうなのでわくわくします。

また、葵も蛟に関わらなければ優しいままなのが印象的でした。
姫空木の水妹で泉姫候補で蛟と関わりがないとくれば、
葵の怒りに触れないし、葵も優しくするに越したことはないんだろうけど。
でもあのわざとらしさや、蛟に「水妹に厳しくしちゃダメですよ」とか
なにげなくプレッシャーかけてくるところとか前作の片鱗が伺えて
うっすらこわいのが良かったです。
蛟はそうした葵の無言の圧力を感じ取っていて、敢えて質すまでもないから
葵の好きにさせてあげてるのが、蛟なりの甘やかし方なんだろうなと思います。
エンディングで「いや。これでよかったんだ」と自分に言い聞かせてるところも
前作があるだけに感慨深かったです。

あといろはさんは姫空木ルートでも大いに暴走してくれて
いろはルートが今から楽しみ。

とにかく、みことちゃんがずっとしっかりしてて良かったです。
茉莉花の純度100%な憎悪をずっと受け続けていたのなら
姫空木のあの弱さもごく人間的な、普通のものだと感じられました。
姫空木は王子様ではなくて、普通の少年なんですよね。
それなのに理想ばかりが高くなってしまって、その落差に苦しむのは
よく分かります。不幸なことに、彼には才能もあった。
でも姫空木が最終的に、自分の弱さを認めて向き合い、
みことちゃんと晴れて結ばれたときには素直に祝福できました。
エンディングスチルも良かったです。
コメント
はじめまして。
「デザキン」からこのブログに辿りつき、管理人さんの文章と洞察に魅了され(*^^*)いつも楽しみにさせてもらってます。
管理人さんの感想読んでると「あーそうそう!まるっと同意!」ってのが多くて、おかげで管理人さんオススメなら間違いないかなーって購入したりも。
なので「華アワセ」の感想も心待ちにしてたのでキタ!って嬉しくなって思わずコメントさせてもらっちゃいました。蛟編で華アワセの世界に慣れたところで姫空木編、謎と伏線の大判振る舞いですね。唐紅編はよ…!
そして百歳さんがあんまりにも頼りがいありすぎて、さては最後の最後にひっくり返されるんじゃないだろなって少し疑心暗鬼になってしまいました…。
  • ハチ
  • 2014/03/29 2:32 AM
ハチさん、初めまして! いらっしゃいませ!
「デザキン」から遊びに来ていただいてるのですね。
いつも好き勝手に書いてるブログですが、そう言っていただけると光栄です!ハチさんとは好みが合うようで嬉しいです。
華アワセ、面白いですよね!
姫空木編は気になることがいっぱい出てきたので唐紅編も待ちきれないです。
百歳さんはほんと心の支えになってたので、ひっくり返されたらガチ凹みしそうです(笑)
でも百歳さんもまだまだ秘密がありそうな感じですから、そういうこともあるかもしれませんね……!
コメントありがとうございました。嬉しかったです!
良かったらまた遊びにいらしてくださいね!
  • 大樹@管理人
  • 2014/03/29 8:15 PM
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