逆転検事 感想

  • 2014.06.22 Sunday
  • 22:42


逆裁4に打ちのめされた後なので、大分寛容な気持ちでプレイしました。
多少……、いや、相当に強引な展開はありましたがそれもご愛嬌といえるぐらい
キャラが生き生きした作品です。難易度はシリーズより易しめ。

その代わり、懐かしの面々が出てきてファンディスクのような
お祭り感があり、プレイしていてとても楽しかったです。
逆裁4の反省を踏まえて制作されただけあって、
もうね、細かいことはどうでもいいよな、という気分になれました。

DSの画面でみっちゃんがちょこちょこ動いてる……走ってる……
指振ってる……イトノコ刑事が地団駄踏んでる……
メイちゃんと仲良くしてる……!! とこれだけでいちいち感動し、
和やかな気持ちになれました。キャラの動きが可愛かったです。
※シリーズファンの感想なので思い出補正+10000ぐらい加算されてます

みっちゃんの周りに旧作までのキャラがたくさん集まって
わいわい賑やかで微笑ましいのに対して、
逆裁4のなんとも言えない寒々しさが際立ってしまうのが寂しいところ。
大人の事情とはいえ、この人望の差が切ない……

序盤の事件が大きな伏線となっており、
シナリオが進むごとに一連の事件のつながりと真相が
徐々に明らかになってくる作りは逆裁4と同じで良かったです。
ただ、逆転検事のほうが整合性を取ることに対し丁寧な姿勢だったことと、
証拠に対して厳密な点が好感触でした。
あと、プレイ時間も逆転検事のほうが長いです。

ところで、原灰さんはスタッフに気に入られてるんですかね?
特徴的な口調だから書きやすいんでしょうか。

以下逆裁4も含んだネタバレ感想。
「決定的な証拠」にこだわるキャラのおかげで、状況証拠だけだと
厳しく指摘され、みっちゃんも相手に異議を唱えてくれるのが
嬉しかった反面で、余計に逆裁4での詰めの甘さがどんどん見えてきて
見事なまでに暗澹たる気持ちになれました。

指紋があるってだけで起訴されたマキ=トバーユさんが気の毒で……
きっと逆転検事の面々なら
「その指紋が犯行時に付いたものとは限らない」
「決定的な証拠を寄越せ」ってツッコんでくれたはずだと思うと……
オドロキくんも最後までそこ突っ込まないし、牙琉検事も平気で
犯人ってことで逮捕して、みんなしてスルーしてたなあ……とか
思い出して改めて逆裁4の黒歴史ぶりに生温い気持ちになりました。

特に牙琉霧人弁護士は、明らかに中ボスのカズラ弁護士に
迫力も優秀さも憎たらしさもふてぶてしさも存在感もなにもかもが負けていて
プレイしながらDSの前でむせび泣きたくなりました。
カズラ弁護士のほうが明らかに悪人で迫力があったよ……
顔がいいだけが取り柄の残念な牙琉兄弟が悲しい。

まあ、牙琉兄弟が女性ユーザーに媚びた新キャラなら、
逆転検事はシリーズファンに媚びた作品ではあるのですが、
それでも「逆裁らしさ」を出そうとした努力はひしひしと感じられましたし、
そこに好感を持てたので総合的には楽しかったです。

話を戻します。

ただ、逆転検事も、トリックだとか色々とアレなところは結構あります。
捜査も終盤になって「証拠を出せ」と言われてみっちゃんがピンチになると、
どこからともなく他のキャラが新しい証拠を持ってきて解決、の流れが
ずっと続くので、いかがなものかと思いました。
遊園地で丈一郎さんが「海に投げ捨てた証拠探して鑑定もしといたよ」って
ぽいって証拠出してきたときには思わず二度見しましたし、
終盤でも困ったら誰か出てきて証拠が出てくる流れはアレでした。

ただ、どうやらシリーズまでのスタッフがこちらを担当されたようで、
脇役キャラはとても良かったです。全員、個性が感じられました。

ユウキ検事
白衣を着たり脱いだりするモーションとか最高にうざくていい。
あのエセ爽やかな感じはやり込めがいがあって爽快感が味わえました。

白音若菜ちゃん
ぼんやりしてる感じがエロかった。
パイロットに気に入られてひいきされてる設定に
ものすごく説得力がありました。
だからこそ終盤の豹変ぶりが生きてたと思います。

天野河 光
指の間から覗き見てるところとか性格の陰湿さが出てていい。
無駄に髪がたなびいてるのもイライラしました(褒めてます)

姫子ちゃん
少女マンガ脳な感じも、見た目の地味さも相まって良かったです。
惚れっぽいところがカワイイ。

バドウ刑事
ロリポップがおちゃめでかわいい刑事さん。
渋さの中で手鏡出してきたりして良かったけども、
終盤ではちょっと口調の揺れがあって気になりました。

彼は年季の入ったベテラン刑事だったからこそ、
法の限界に絶望して、ヤタガラス結成に一役買っちゃったんだろうな。

一条検事
才能を無駄使いしまくってる一条検事さん。
検事の仕事やりながらヤタガラスやってたら
寝る暇もないような気がしますが、情報提供と裏を取ってくれる
カズラ弁護士と、色々ともみ消してくれるバドウ刑事の
協力があったからこそ出来たんだろう。
最後はその正義感の強さゆえに身を滅ぼしてしまったのが皮肉ですが。

カズラ弁護士
相手の言葉にいちいち笑うリアクションが最高に
イライラさせてくれて、よく人の心理を突いていたと思います。
ものすごくラスボス感がありました。中ボスなのに。

彼女がロウ捜査官のもとで過ごした七年間は、
カズラ弁護士にとって苦しくも癒される七年だったんじゃないだろうか。
「マヌケな男」と称されたロウ捜査官ですが、
なんだかその憎まれ口が悲しくて……

彼女にとって「大ドロボウ・ヤタガラス」は「サイコーのチーム」
だったわけで、一体ボスにどんな弱みを握られてたのか、
あるいは人を裏切る生き方しか知らなかったのか、
とにかく「好きでやったわけじゃない」のに
一条検事を手にかけなければいけなくなり、その次の新たな潜伏先が
人一倍仲間を大切にするロウ捜査官のもとだったなんて、皮肉というか、
カズラ弁護士にとっては酷な命令だよなあ、としみじみ考えてしまいました。
だってさあ、ロウ捜査官って身内には超やさしいじゃないですか……
どうせ裏切ると分かっててもやっぱ辛いと思うよ……

彼女の人を小馬鹿にする笑い方は、もうなにもかもが滑稽に見えて
仕方がないのだろうな。
正義感があり、情に厚くてやさしいからこそ
ころっと騙されてしまう馬鹿な男たちも、
そして所詮は最初から最後までボスの操り人形でしかない自分自身も。
したたかで頭の良い女だからこそカズラ弁護士の哀しさが引き立っていました。

続いてメインキャラ。


御剣 怜侍
最初はなんか踏んだり蹴ったりな扱いを受けてたけど
みっちゃんが動いてるだけで感動する人間なのでとても楽しかった。
でもなにより嬉しかったのは、若かりし頃のみっちゃんが拝めたことです。
あのナマイキな感じ超カワイイ。
「検事バッジは見せないのがオシャレ」とか素直に信じて超カワイイ。
新人だからってみんなに軽く扱われてイライラしてるところもかわいいし
ちょっと背伸びしてる感がもう本当にかわいい。

あとは終盤で、みっちゃんが詰まったときに矢張やオバちゃん、
ロウ捜査官など色んなキャラが颯爽と現れて助けてくれるシーンは都合の良さも
感じたけどやっぱり嬉しかった。そこで満足感があったからこそ
「逆裁だしまあいいか」って思えた部分も大きかったです。

あと、第三話のミラーハウスでみっちゃんがプロトタイホくんに
殴られるシーン、素で怖かったです。油断してたので尚更。

全体的に色々と強引ではあるものの、全部が終盤のトノサマン、
オバちゃんの尽力と「発想の逆転」に持っていくためだったと思えば
細かいことはどうでも良くなりました。

エンディングではお馴染みの一言もあってよかったです。


一条 美雲
なんとも無難な良い子でした。動きは断然みぬきちゃんのほうが
かわいいんですが、美雲ちゃんは御剣と組ませるにあたって
反感も買わず、うざくもならず絶妙に良いポジションだったと思います。
性格も良く、礼儀正しくてひねてなくて、まっすぐな子でした。

ぬすみちゃんはもうすんごいご都合アイテムで
一条検事は検事やめてグーグルにでも転職すべきだったと思いますが
逆裁だからまあいいか、と思える範疇でした。

終盤でぬすみちゃんを使う場面が減ったのは残念。


狩魔 冥
幼少メイちゃんのかわいさが異常

幼少メイちゃんと新人みっちゃんを拝めただけでもプレイしたかいがありました。
みっちゃんに反抗してたからこそ、後で上司ということになったときに
ゴキゲンになってたのが可愛かったです。
そのほうがみっちゃんと仲良くできるのでもうそれでいいんじゃないかと思いました。

メイちゃんカワイイよメイちゃん……
ロウ捜査官に「アネさん」呼びされてるのがキュンとしました。

序盤にムチでキツくオシオキされたんだろうけど、こういうところが
検事を憎んでる割には、ロウ捜査官の器のでかさと
女心を分かってる感が出てて良いですね。


ロウ捜査官
やさしかったけど、それはもともと彼がやさしい人間なんだと思えたのが好感触。
あと前作の反省を踏まえ、証拠にこだわってくれたのも良かったです。
みっちゃんとちゃんとライバルやってました。
誰よりも信頼していたシーナがあんなことになってしまったけど
「後悔はしない」的なこと言ってたのも男前。
それがたとえ見栄でしかなかったとしても。


イトノコ刑事
初対面でみっちゃんをナメてるイトノコ刑事というレアなものが見られて
楽しかったです。あと、美雲ちゃんにすんげー優しくて、小さい子との
約束を守るために冤罪になりそうなお人好しぶりがイトノコさんっぽくて
とても良かったです。


サイバンチョ
証言してるサイバンチョに異議を唱えられるのは
逆転検事の醍醐味ですね。
法廷だとみんなツッコミを心にしまっちゃうので……
相変わらずのおとぼけぶりで良かったです。


カーネイジ大使
終盤ではすんごいしつこかったですけど、
その往生際の悪さがカーネイジさんの性格なんだろうと
思えたし、なによりツッコミどころがあるのも事実なので
手強い感じは出てました。
某弁護士があっさり白旗上げたからかもしれませんが。


ダミアン大使
あの揉み手が怪しさ満点でしたが、不意に表情がキリッとするのが
ギャップがあって良かったです。
人の好さからマニィ・コーチンに良い隠れ蓑として
利用されてたのかもしれないけど、最終的には報われてほっとしました。


矢張 政志
相変わらずの様子で和やかな気持ちになれました。
それにしても矢張をトノサマンの中に入れて、
あまつさえサインを書かせてみっちゃんをぬか喜びさせるなんて
スタッフは分かってるなあ。
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