フリーダムウォーズ 感想

  • 2014.07.15 Tuesday
  • 05:48
フリーダムウォーズ


プレイ時間は48:29。
モンハンもGEも未経験でアクションもさほど得意ではないへたれプレイヤーですが、
一応エンディングを見ることはできました。
難関と話題の第七コード取得考試で難易度調整パッチを当てています。

「フリーダムウォーズ」と聞いて、多くの人は「自由を得るために戦う」シナリオを
期待するかと思いますが、このゲームの正しいタイトルは「ホウライPTとの戦い」
百歩譲っても「棺・ウォーズ」、「PT(パノプティコン)ウォーズ」です。
シナリオは紛れも無くクソゲーです。正直、擁護のしようがありません。

ディストピアな監視社会で自由を得るために戦うシナリオを楽しみたい方は、
悪いことは言わないので大人しく「ブレスオブファイア5ドラゴンクォーター」を
プレイしましょう。不朽の名作です。プレイ中、ずっとBOF5のことを考えていました。

「アクションゲームにシナリオなんていらねえ」という方、
「ムービーや仲間との会話は全部飛ばす」という豪気なゲーマーにオススメ。

シナリオに少しでも期待している方にはおすすめしません。
このテーマでプレイしたいならBOF5をやろう。面白いよ!
幼女もネコ耳お姉さんも出るし、こじらせた元親友?と憂い顔のイケメンもいるよ!

ただ、私はこのゲームにアクションとキャラメイクしか求めていなかったので、
シナリオは劣化版ドラクォかなーと思ってたらそれ以下でびっくりしましたが
おおむね満足しました。
キャラメイクは服やデカールがいまいち微妙でしたが楽しかったです。
ミドルネームも中二魂をくすぐられて良いと思います。

アクションは、ちまたで既に言われている通りですが、
個人的にはとても楽しめました。

特に茨を用いてぐいぐい移動し、アブダクターを溶断したり
ロケットランチャーで攻撃したりするのも新鮮で、面白かったです。
NPCにまめに指示を出し、倒されたら戦略を考えなおしたり、
倒す順番を考えたり、みずから囮になってちょこまか動いて仲間が倒すまで待ったり、
アブダクターを引き倒したり、溶断したり、難しかったけどやりがいはあります。
シナリオに疑問を感じつつもボランティアは楽しんだのでまあいいかな。
このゲームでシナリオはスーパーの食玩のラムネぐらいの扱いです。
メインはボランティアなので、アクションゲームに自信がある方は楽しめるはず。
アクションゲームが苦手だったり、初心者だったりすると辛いかもしれませんが、
本筋ボランティアでは一応、救済措置はあります。
その場合、任意ボランティアはすっぱり諦めましょう。
今は攻略法がたくさん出ていますので、そちらに助けられた部分も大きいです。

対人戦は苦手だったので苦労しましたが、捕縛茨の地雷が大活躍して
高台に誘い込んでちまちま始末しました。

以下ネタバレ感想。
世界観設定やキャラクターの名称から、やろうとしてたことは伝わってきます。
神(レッドレイジ)の愛し子だったアーベルの対になるのが
人類最初の罪人である「カイン」、つまり主人公を想定していたであろうこと。
アーベルが秩序によって成り立つ世界に飽いて混沌をもたらそうとしたこと。
そんな中で、自由意志の象徴である主人公が混沌を打ち破り、
新たな可能性を提示した人類の希望となること。

それは見れば分かりますが、シナリオがあまりにもお粗末でした。

基本的にユリアンとナタリアにおんぶに抱っこな主人公ですが
何故か終盤にはみんなにもてはやされるのも違和感がありました。
この主人公から自由意志っぽいものを感じられたのは、
ベアトリーチェを助けることにこだわったときだけです。

描こうとしたテーマと開発陣の思いの間に決定的な矛盾を感じます。
開発陣は、プレイヤーにこのゲームを一分一秒でも長く楽しんで欲しいのでしょう。
一生懸命作ったパノプティコンという世界観でなんちゃって囚人ごっこを
できるだけ長く続けてもらいたいのはひしひしと伝わってきます。
難易度の高さも、プレイヤーへの期待の裏返しだと思いました。

だけど、本作で提示される「自由」はあくまでもPTの秩序の上に成り立っています。
それは本当に「自由」なのでしょうか……。
まさかエンディングを迎えたときに自由を獲得できていないとは思わなかったので困惑しました。
続編やDLCを前提としているにしても、ちょっとなあ……。

資源・食糧問題、監視社会、秩序と混沌、大量破壊兵器。
ちょっと社会派なイメージを想起させるこれらのテーマを扱って
本作で出された結論に、私は正直、心からがっかりしました。
あくまでも神の手のひらの上かぁ……。そっかぁ……。
あと、何で主人公を自由意志として選んだのかも、正直言って
主人公=プレイヤーだからという理由以外に見つけられません。
シナリオも、この世界観でやる必要があったのか疑問です。
これなら普通の近未来世界で良かったのでは……。
そのへんにある資源で、一市民であるユリアンと一天兵に過ぎない
ベアトリーチェがちょっと相談しただけで原初のなんたらアブダクターを
倒せるスーパーアイテムを作れてしまったりとか……
あれだけスゴイスゴイと言われてたアーベルさんのすごさをもっと感じたかったです。
これならナタリアさんと安全保障局員のほうがよっぽど強かったよ。

天獄は、「ゼノギアス」のシェバトを想定していました。
結局、カルロス(天獄)がホウライPTをぶっ壊したのは、恐らくバベルの塔の
エピソードから持ってきたのだろうと思いますし、理由も推察できますが、
こうしたスタッフが夢をふくらませたであろう世界観設定の名残を見るたびに
「だからなんなのか」と思ってしまいました。

ラスボスは天獄で、今いるPTの上層部ブランクは味方/仲間枠なのかな……?
あと意味が分からなかったのは、上層部の意向に反して護衛を倒して
情報を奪い、PTへの反逆行為を繰り返す主人公の刑期が何故か減ることです。
このゲームにおいて刑期=経験値なので、仕方がないのは分かりますが
世界観設定との整合性を取ってもらいたい。
上層部の考えがさっぱりわかりません。解せぬ。
実は上層部もサイモンのシンパでしたとか?そういう後付けが来るのかな?

私の考えている以上に、このPTでは実力のある戦闘員がいないようで
壮大な世界観設定の割にはみみっちいシナリオ展開でした。
ごく少数の人の中で完結する話で、すごくこじんまりしています。
ソフトクリームとか音楽を楽しんだりとか、監視社会なのに
飲んだくれることが許されたりとか、細かい設定がふわっとしていて
なんともちぐはぐに感じます。
それと、生きているだけで罪になるのであれば人がかなり多いはずですが、
ロストしまくるため戦闘員は少なく、恋愛は禁止だけど結婚出産はできたりと
訳が分かりません。女性は妊娠期間中、ボランティアに出れないので
独房で静かにしているほかないと思いますが、どうなっているのでしょうか。
それともファンタジー手術でなんとかしているのでしょうか。
恐らく考えていないのでしょうが……。

それと、ユリアンの奥さん自慢がただの妄想という可能性を提示されて、
どうでもいい上にすごい不気味なのでやめてやれよ、と思いました。

私は主人公を女の子にして、アクセサリを男にしたので、
アーベルさんのドヤ顔での「愛情か?」はベアトリーチェと
百合っぽい雰囲気になって良かったです。
わたしのかんがえたさいきょうの主人公ちゃんがアーベルと互角に戦い、
活躍する姿をムービーで見られただけで……そこそこ満足しました。

シルヴィアは結局、ベアトリーチェに追いてかれて拗ねてただけだったのね……。
いいけどさ……。

あとチェーザレさんは、道半ばで死んだチェーザレ・ボルジアを意識してるのかな?
正直、器も知性もなにもかもが本物に遠く及ばないように思えますが……。
なんで仲間を置いて行ったのか意味不明ですし、
ユリアンにチェーザレさんには女がいたかも、と言われて動揺するベアトリーチェとか
死ぬほどどうでも良かったです。
結局は下衆の勘ぐりだったのですが、特に必要と思えるエピソードでもないですし……。

やんちゃな石田彰さん(マティアス)は癒やしでした。
終盤では有能すぎるナタリアさんがもてはやされて空気になっててアレでしたが、
カルロスがやらかしたときに助けてくれたのでまあいいか……。

ボランティアでのお気に入りはカイさん。いつも真っ先に鍛えてました。
カイ、マティアス、ニーナ、カルロス、ナタリア、セルジオあたりをよく使ってた覚えがあります。
終盤はエルフリーデもちょくちょく使ってたかも。

ハルとアンのところは、ハルを生かしました。
そのほうが悲劇性が増してシナリオが盛り上がるかなーと思ったので。
そんなハルを立ち直らせる役割がエルフリーデだったのも解せぬ……
ラストでよみがえらせる選択肢が出たのも心からガッカリしました。

音楽は良かったです。雰囲気のある音楽が活かせるシナリオじゃなかったのは
残念でした。まだボランティアが残ってるのでやるかもしれませんが、
もうやらないかもしれません。
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