下天の華 明智光秀 感想

  • 2015.03.22 Sunday
  • 00:45
下天の華


明智光秀の感想です。

ということで下天の華は無事クリア。

どのルートも展開が違い、分岐も細かく、
それでいて無駄がなくてすごく楽しかったです。
このまま夢灯りもやろうと思います。

以下ネタバレ感想。
明智光秀

なんか、予想以上に艶っぽいルートでびっくりしました。
最後に甘い雰囲気を堪能できて良かったです。
しかし、光秀もやっぱり人の子だったんだなあ……。

どのイベントも好きですが、印象深かったのは修練所で
光秀の陰口を叩く武士から微妙に嫌がらせをされるイベントです。
あそこ、秀吉もいたので興味深く見てたのですが、いや、彼はすごいですね。
徹底して敵を作らない。ほたるちゃんはまがりなりにもヒロインなので
どうせ秀吉が助けてくれるんだろうと思ったらあいつ観察してやがる……
ゆるーく「やめとけよ」と、一応、止めてはくれるのですが、怒りはしない。
もちろん武士二人に強く言ったりはしないし、挙句の果てに武士二人から
罪をなすりつけられても「え、あーそうかも?」とかとぼけたこと言って
引き受けてるんです。あそこ、すごく秀吉っぽくて非常に感心しました。
彼は現場叩き上げの元農民の成り上がり。
そのため、発言にはものすごく気をつけてるんですね。
誰とでもうまく付き合い、誰の敵にもならないように細心の注意を払っている。
秀吉には自信があるんでしょうね。この程度で彼の立場は揺らがない。
信長の不興を買うこともないだろう。光秀は桔梗姫の性格上、事情を説明してくれる。
ということで、とりあえずバカ二人から無意味な恨みを受けないよう
如才なく振る舞うことを選んだ立ち回りのうまさよ。

さて、それに引き換え光秀殿ときたら……
庇ってくれるシーンはスチルも相まって萌えたのですが、
敢えて武士たちを挑発して怒らせ、けしかけるようなことをします。
そのせいで秀吉にも呆れられるのですが、光秀の目的は
反乱分子をあぶり出すことです。自分に恨みを集中させて
うわさを利用し、武士二人の襲撃を敢えてそそのかすことで
信長に害が及ぶ前に対処しようとする。

信行の感想で「相手から受けた良い評価を利用すればいいのに」と言いましたが
光秀は相手からの印象を、悪い方向に歪めて利用するのですね。
もともと光秀は誤解を受けやすいのですが、その誤解をそのまま使ってしまう。
そりゃ、人を変えるのは難しいから乗っかっちゃおうとするのは
手間も省けるし面倒もなくて効率が良いのは分かりますけど
でも、光秀は保身のための行動を取らないのですよね。

光秀は出来すぎなんだと思います。
信長の覚えめでたく剣才もあって美形で頭も切れる。
だから嫉妬されやすいのに弁明はしないから余計な不信感を煽ってしまう。
信長は「有能だから」と言っていたけど、多分、光秀は隙がないから
必要以上に警戒されてしまうのではないかな。

でも本人は生真面目な努力家でワーカホリックといっていいぐらい
ぶっ続けで仕事をしていて、家臣が悔しがるくらいなのに
光秀は必要以上に自分の身を守ったりしない。
ちょっとドジな面を見せれば相手も安心するし親近感をもってもらえる。
秀吉のよくやる戦法ですが、光秀はそういうことはしません。
光秀は他人に嫌われていても仕事で結果を出せばそれでいいと考えています。

うん、分かった。光秀は偽善とか嘘が嫌いなんだな。不誠実だと思ってるのかも。

なんでしょう、この差。
やっぱり元農民の成り上がりとサラブレッドの違いですか。

秀吉は嫉妬を受けることが光秀より格段に多く、嫉妬で足を引っ張られる
恐ろしさを熟知しているけど、光秀はなんだかんだ、身分によって
守られてたところがあるのかな。本人に自覚があるかどうかはともかく。

いや、だって蘭丸の好感度を上げるのなんてすげー簡単じゃないですか?
なのに光秀は敢えて蘭丸と距離を置いている。
というのも蘭丸は自他共に認める忠犬。その蘭丸に認められてしまうと
いろいろ支障をきたすのだろうとは分かるのですが……
それとも、光秀も忠誠心の強い人だから、あそこまで忠犬ぶりを
表に出されると、こう、見ていていたたまれないというか、恥ずかしいのかもしれない。
忠誠ってのはそんな風に見せびらかすもんじゃないとか思ってそう。照れ屋さんめ。

さて、そうして貧乏くじを引きまくりの光秀殿をほたるちゃんが心配するうちに
距離が縮まって、主従関係が強まっていくところもおいしかったです。
彼は普段、理性の人なのでいざ恋愛となると子どもみたいな
わがままを言うのがすごい可愛いですね。風邪のシーンとか。
それも、すごい戸惑いながら言うのが良い。

最初は光秀殿すごーく冷たくて「はいはい」とか
ぞんざいに追い払われたりするんですけど、でも仲良くなってきてからの
「はいはい、それじゃあね」の口調が優しくなってくるのがキュンとしました。
あと、どうでもいい話をスルーしたいときの「そうだねぇ」が可愛い。正直者め。

普段がガチガチに理性的な態度を取る分、信長が相手のときも
丁寧に対処しようとはするけど理性のほうが強いから、なんか感情が見えなくて
わざとらしく見えてしまうのが光秀殿の悲しさというか……
このうさんくささ、声優さんの演技が素晴らしかったです。
礼儀正しくやさしげなのに、親しみやすさはゼロ。
さすがに町人と話すときはもう少し気を遣うのかもしれませんが。

でも、恋愛では普段キリッとしてるもんだからどうしても照れがあって
素直になれなかったり好きな子には意地悪言っちゃったり
思春期のような反応をしてしまう三十路な光秀さんが愛らしかったです。
隙のない表情が、困った顔と笑った顔は急に子どもみたいになるのも
ギャップにやられました。信長暗殺の任務に悩み苦しむほたるちゃんに
ギリギリまで黙っているものの、自分から打ち明けてくれたところは嬉しかったです。
それにしても、光秀のほたるちゃんには黙ってる作戦って正しかったんだな。
だってほたるちゃんは嘘が吐けない上に顔に出ちゃう素直な子です。
さらに神がかり的に勘の良い秀吉や信長もいるし、
万が一信行にバレたらと思えば、信行の謀反を暴くために
必死な光秀からしたら言わないのが正解だと思いました。
しかも光秀が恋心に負けて言っちゃったせいで実際に失敗してるし。
改めて客観的に信行を見てしまうとこいつホントしょうがねーなってなりますね。

たびたび用いられる「私の小鳥」も色っぽくて良かったです。

あとはなんといってもエンディング。
光秀殿、いざ別れるとなってすごい困った顔してるのがキュンとしました。
恋愛感情をまったく制御できてない感じがとてもいい。
ほたるちゃんへの愛情の強さと恋心に惑いながら、
不安そうにしてるのがたまらないです。
それで、想いが通じ合ったらすごく嬉しそうなのも可愛いです。
光秀殿は一度誰かを愛したら死ぬまで愛しそうな一途さが良いですね。
ただ、光秀は含羞の人だから、そこらの姫だと光秀がいくら想ってても
仕事や任務を優先してしまう姿に「あなたがなにを考えてるか分からないの」とか
言われて振られそう。そんで本人は地味に大ダメージを受けてそうな印象があります。
そう考えると、光秀の相手は光秀の手足となって働ける忍びであり、
優しくてまっすぐで察しが良いほたるちゃんでなければ
いけない感じがしてとても良かったです。
公私を超えた腹心になり、光秀の支えとなるエンディングですっきりしました。

あとノーマルエンドも良かったです。
冗談に混ぜないと想いを見せられないところがキュンとしました。
コメント
下天の華もプレイしたいです!
中古で探していますが、人気なのか中々見かけないですw
遙か6プレイしましたがめちゃめちゃ面白かったです(*´ω`*)
また機会があればぜひプレイしてみてください♪
  • 流音
  • 2015/03/26 10:02 PM
かなり出来が良いので手元に取っておきたくなるのかもしれませんね〜。
なかなか値下がりしないですし……。
遥か6すごく評判いいですね!
黒龍の神子にはかなり興味があるので、機会があればプレイしたいです!
  • 大樹@管理人
  • 2015/03/27 10:09 PM
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

応援中

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」 乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM