遙かなる時空の中で6 ルードハーネ感想

  • 2015.04.07 Tuesday
  • 17:51
遙かなる時空の中で6


ルードハーネの感想です。あとノーマルエンドも見ました。
二周目からの戦闘スキップは素直にうれしい。

以下ネタバレ感想。
戻ってきてほしかったら素直にそう言って追いかけてきてくれるルードは
可愛げがあって良いですね。
敢えて誰とは言いませんが、どこかの「ダ」で始まって「ス」で終わる人にも
この姿勢、ぜひ見習ってもらいたいものです。

ルードハーネのイベントは、二人が恋をしてるのが感じられて心ときめきました。
つっけんどんで皮肉屋なルードが梓ちゃんと交流するうちに
だんだん心惹かれたかと思いきや愛宕山の事件が発生するのがおいしいもぐもぐ。
意志をもって生きることの大切さを感じさせる全体的な流れもとても良いし、
思った以上に満足できました。
価値観が違っていても、生き方が違っていても、それでも惹かれてしまう。
理屈ではなく寄り添いたいと思ったことから、自分の考えを押し付けるだけではダメで、
少しずつ相手を尊重する気持ちを学び、そうした恋を通して
ルードの世界が広がっていく様子が素敵でした。

ダリウスに正式な命を受けたわけではないからルードは事情が話せず、
説得がすごく苦しいのですがめげずに何度も足を運んでくれる姿にニヤニヤ。
さまざまな小物を通して客観的に自分たちを見たときに恋の芽を見つけてしまい
妙にお互いを意識してしまうそわそわした雰囲気に萌えた。
ルードは世話好きの本領発揮とばかりに尽くしてくれるのが良いです。
活動写真のイベントとか、図らずもデートみたいになってるし
二人がもだもだしてる様子がかわいい。

あとなにより、いろいろあってから雨が降ってきたときのイベントがすごく好きです。
お互い想い合っているのに、なにを話しても平行線でぶつかり合ってしまう歯がゆさ。
どちらも譲れないけど恋心は募るばかりという苦しみと、
理屈をつけなければ相手を引き止められない状況が
すごく恋してるって感じでもだもだします。
かわいい。好きだから戻ってきてほしいだけなのに、その一言が言えない!
だからダリウスがどうの、革命がどうのとかいう御託を盾にして持ち出すほどに
梓が離れる決意を新たにしてしまう! この素直になれない感じ!
これぞ片想いの醍醐味です!
ルードくんがとっても青春しててよろしい。苦しげな一言にもきゅんとしました。
ルードのイベントは全体的に糖度が高くて満足です。
なんか忘れてましたが、主人公が頑張ってぐずる攻略対象をなだめすかして
救わなくちゃいけないんだと思ってましたけどこれって乙女ゲームでしたっけね!!!
向こうが!!!働きかけてきてくれてるよ!!!感動!!!!(´;ω;`)ブワッ

このルートでは九段さんや友部さんの機転とやさしさも光っていました。

「ダリウス様は間違えません」とかルードが言い出したときは
おいおいそんなに追い詰めてやるな、間違えることを許してやれよと思って
さすがにダリウスさんがちょっと気の毒になりました。
ダリウスは承知の上で彼の幻想を引き受けてるんでしょうが……
それがルードから首領の座を奪った責任でもありますし。
序盤でのルードは随分とダリウスに夢を見ているというか……
だってダリウスだって余裕で間違えてますからね。現に片霧に騙されたわけだし。
でもいいじゃん。間違えちゃうのはしょうがないじゃん。
みんな間違えるんだから許し合えばいいじゃん、とならないのは
ルードがダリウスに「ぼくのかんがえたさいきょうの鬼の首領」の幻影を見てるから。
彼はダリウスを否定しないために、他のすべてを否定しようとします。
ダリウスを肯定するためには、その他のものが間違っていないとつじつまが合わないから。
恐らく、ルードはダリウスが完全無欠のスーパーヒーローでないといけないと
思い込んでしまっているのですよね。
跡目を継ぐことはルードにとって重荷でしかなく、その枷から解放してくれたダリウスに
彼はとても感謝しているから、新しい役割である従者を完璧にこなそうとする。
それぐらい相手に心酔し、かつ従者という役割をこれ以上ないくらい完璧に果たさないと、
能力不足で跡目を継げなかった惨めな自分に納得がいかなくなってしまうから。
だから彼は、なんか必死にダリウス様があんなことをしてくれたこんなことをしてくれた、
梓のためにあれもこれもしている、分をわきまえろ、ダリウス様は素晴らしいって
やたらと言うのも、これ全部、自分に言い聞かせてる部分が大きいのではないかな。
ちょっと恩着せがましいなと思っていたけど、ルードには自分の意志で
みずからの道を選びとることができるという意識すらなかったから、
他人にも心や意志があることを感覚として理解できないのも仕方がないのかもしれません。
だって、ダリウスだって梓のためっていうか
ダリウスの目的を果たすため都合が良いように動いてるだけなんですけどね。
それが悪いということじゃなく。
加えて、鬼の一族が忌み嫌われてきたからこそ一族のスーパースターであるダリウスを
人間に認めさせることで、間接的に鬼の誇りを取り戻そうとしている部分がある。

そんなルードくんと打ち解けるきっかけが梓ちゃんのルードくんへの
「先生」呼びであることと、村野さんとの出逢いもとても良かったです。
この村野さんの人格が良いのも素晴らしい。
ルードくんの視野が広がるのにも説得力があります。
全体的なイベントもルードくんがなにかと世話を焼き、助けたり、
フォローしたりすることが多くて、ルードくんは自分が
誰かの力になれている事実に満たされ、
自分の価値を知ることができてうれしくなるのだなと感じられました。
誰かのためになにかをしてあげたい、という自主性が芽生えてから
主人公以外に可能性を示す人が現われ、その相手が人間であるのもじーんときました。
ダリウス様への嫉妬もおいしい。

あとクライマックスがとても好きです。
恋する人と大義という究極の選択を前にしたルードくんの選択と、
なによりラスボスを倒してから必死に自分を選んでほしいと言い募る姿に
完全に陥落しました。かわいい。かわいすぎる……
これには周りの人もにこやかな気持ちで見守らざるを得ないというか。
エンディングも充実していて、ダリウス様もなんかうれしそうだし、
とてもすっきり晴れやかな気持ちで終えることができました。
秋兵さんとのやり取りも心和やかになります。

ところで、小娘一人を説得することもできないのに鬼への偏見差別の激しい国で
理解を得る努力もせずに軍部を制圧すれば自動的に民衆に感謝歓迎され、
民意も得られると本気で信じていたらしいダリウスさんのドリーマーぶりには思わず苦笑い。
ハハハこやつめぬかしおるわ( ´Д`)σ)д`)

そんなダリウスさんのおちゃめなところが、きっと彼の愛嬌なのだと思います。
偏見差別のない夢の大正時代だったらスルーしていたのですが……
結果的にうまくいったけど、彼は本気で革命を起こすつもりがあったのでしょうか……
黒龍の神子、結実なき花といろんな勢力と手を結んで軍に抵抗しようとする戦略だったから
最初から前に出るつもりはなかったのかなあ……
なんというか、今後、ダリウスさんが投資詐欺とかに引っかかりそうで心配です。
ダリウスさんには、ルード以外の、誰かブレーンになる人が必要だと思う。

ダリウスさんは実力至上主義の鬼と権威権力至上主義の人との間にある
根本的な部分での価値観の相違に気づいていないどころか、
そもそも「政治」という概念をまったく理解していない感じがあります。
正直、変な理想論を語られるより
「これより鬼の軍団を率いて民衆を弾圧し恐怖政治を布きます」って
言われたほうがまだ理解できたかな……。
いや、ダリウスさんはヒロインなんだ。だから救いに行かなくちゃいけないんだ。
お姫様だからしょうがない。間違いない。


ノーマルエンド
思いがけないつながりにびっくりしました。
ノーマルエンドでも手を抜かないのは好印象です。千代ちゃんかわいい。
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