絶対階級学園 鷹嶺陸 感想

  • 2015.06.15 Monday
  • 05:07
絶対階級学園~Eden with roses and phantasm~


鷹嶺陸の薔薇&石ころルート感想です。

プレイ順はいつも薔薇、石ころの順です。
先に石ころをやって勇気を得てから薔薇に取りかかるべきか
薔薇をやってから石ころで心を癒やすべきか、考えて
いつも薔薇ルートからやっています。

以下ネタバレ感想。
鷹嶺陸
絶対階級学園

共通ルートでポーチを探すイベントはお気に入り。
ダンスのスチルもかわいかったです。

薔薇ルート

ネリちゃんが薔薇になったことで、ウキウキな陸さんが拝めます。
そのせいで、浮かれすぎてだんだん言動が逸脱していくことに……。
陸さんの「誇り」が「傲慢」に変わってしまうルートです。

陸さん、女性にやさしくしたことなんてないから愛の表現方法がわからない。
でも、こういうバカ殿そのもののアプローチ方法に、うっとりしてしまう女性も、
世の中には一定数いるので……あの、マジで……ほんとにいるんで……
客観的に見ていると、本当にバカそのもので、醜悪ですね。
なんというか、呆然と見守るほかない、という感じでした。
いや、バッグ買えばいいって言ったけど、こういう意味じゃないよ……?

こちらのネリちゃんは、これまでとはまた違った形で薔薇として開花していく様が、
女性であることを最大限に利用した、という意味で、
貴族的な女性の権力のつかみ方だと思いました。
いや、さすがにウィリアム・テルごっこにはドン引きでしたが、
このようにして貴族の残虐なお遊びは生まれるのだなあと、妙に感心します。

けれども、私は陸の立場を守るためにあちこち奔走して、
賢く立ちまわる女郎蜘蛛のようなネリちゃんが割りと好きです。
これぐらいの強かさがないと薔薇の中ではやっていけないと思いますし。

しかし、二人の仲睦まじさを称える出し物って……
パーティーって……、いや、でも、ほら。
ぶっちゃけ、女性はこういう自己顕示欲ありますよね……
例えば、結婚式とか……。ね。うん。

そういう意味で、とてもリアル感がありました。

このルートは女性が無意識に見るまいとしている、
浅はかな権力への渇望、自己顕示欲を真っ向勝負で描いたルートなのかもしれません。
よりによって乙女ゲーでこの話をぶっこんでくる制作陣の根性がとても好きです。


石ころルート

石ころに落ちても壱波くんに比べると平和に感じるのは
赤薔薇さまという絶対的な庇護者を得たからですね。
レイさんもなんだかんだと構ってくれますし。
陸さんと言い合いをしながら、キャッキャウフフしてる様子に和みました。
可愛い二人だと思います。
だんだん陸さんが微笑みを見せ、口調がやさしくなっていくのには参った。

「誇り」というテーマはこちらでやってくれました。
ゴミの山で胸を張る陸さんという、ドラマチックなシーンで
引きこまれました。とても好きな場面です。
どん底の状況だからこそ、彼が「紳士」であろうとする姿が光り輝く。
「紳士」とはどうあるべきか。
自分のために奔走する女の子をぼんやり眺めていることなのか。
女の子にゴミの山を漁らせて高みの見物を決めることなのか。
上辺だけ着飾って人を陥れるために卑怯な手を使うことなのか。
汚名を被り、名誉を失ってもなお、「紳士」でいるためにはどうあるべきか。
それを見せてくれた陸さんがとても良かったです。

終盤で、陸さんが女王の前で堂々と宣言してくれたのはうれしかった。
言われない侮辱によって名誉を傷つけられることは我慢できなくとも、
愛する人のために自分の想いを堂々と語り、みずから下の立場に行くことは
陸さんにとって誇るべきこと、「紳士」の振る舞いである、というのが、じーんと来ます。
石ころに落ちてもいいとまで言ってくれたのは、陸さんが、
ネリちゃんと想いを通わせたことによって、
血統や立場に依らない誇りを得られたと感じられて、胸がいっぱいになりました。

二人が惹かれていく過程も丁寧で、盛り上がりもあり、面白かったです。
自分よりも下の立場にいる人を、心から大切で、愛おしいと想ったからこそ
ネリちゃんを守ろうと努力する、そんな陸さんのメンタルが安定してるのも印象的でした。
彼は多分、本当は劣等感が強いのだろうな。
だから赤薔薇になってもなんか不安で、でもその不安を打ち消すために、
殊更に地位や立場、血統をひけらかす。だって彼にはそれしかないから。
結局、自分の持ち物に自信がないから、声高に訴えて承認を得ようとするのですよね。
恐らく、陸さんは自分自身が存在する価値を実感したかったのだと思います。
上位承認ってやつですね。人間はみんな承認欲求があるものですが……。
けれども、ネリちゃんを愛する気持ちを知って、
自分よりも他人を守りたいという気持ちが芽生える。
そうした陸さんの誇りの在り方の変遷が美しくて、とても良かったです。
バッドエンドでもその精神が発揮されて、ぐっと来ました。

あそこまで普段、自分は鷹嶺だなんだと、赤薔薇にまで上り詰めておいて
余裕なさげに虚勢を張っていたのは、恐らく陸さんの悪夢の原因が
由来しているものと思われます。

そんな陸さんが、ネリちゃんを助け、愛し、共に試練を乗り越えるうちに
人を愛し愛される喜びを知って心が満たされ、
虚勢ではなく本物の誇りを手にする様に、心温まる思いでした。
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