華アワセ 唐紅/うつつ編 いろは 感想

  • 2015.09.29 Tuesday
  • 17:41
華アワセ 唐紅/うつつ編 (エンターブレインムック)


いろはルートの感想です。

今作の華うつしランキングはちょっと厳しめになっていてやりがいがありました。
それぞれのイベントも楽しかった。
五光だけでなく、全国クラスの強豪と戦えるのも良い。
いくらなんでも五光だけだと世界狭すぎですし。

以下ネタバレ感想。
さて、いよいよ真相編。

うつつという恋人がいながら、いろはを夕食に誘ってみたり、
甲斐甲斐しく世話を焼いて身体を吹いたりするみことに
あまり良い印象が持てなかったのですが、なぜみことが
人へ場当たり的に優しくするのかが明らかになってすっきりしました。
その中途半端な優しさはみことの抱える『咎』だったのですね。
最期に母へ優しくすることができなかったから。

うつつとみことを結びつけてくれた恩人としていろはに
恩返しをしようとするのはいいものの、いろはを選ばない以上、
やっぱり距離を保つことは大事だと実感させられます。いろは可哀想。

いろいろと真相が明らかになるにつれ、なぜうつつがいろはを
過剰に警戒するのかもわかります。いろはの恋心を封じたのは
ほかならぬうつつで、はっきり言って、やってることは抜け駆けに近い。
自分は祈り子の運命を乗り越えてみことと結ばれるけど、みことのために
いろはの恋心は永遠に封じてね、と来ましたか……酷すぎるだろ……。
しかしうつつは、恋のためにみことと二人で幸福になる選択をしたわけで。
変に同情するよりはマシなのか……。

そんないろはを救うルートは、いろは編までおあずけです。
『いろは』には『いろは』のための『みこと』がいるということで。
すでに誰もが承知の上だと思いますが、唐紅編発売後にわざとらしく
いろは編の制作決定を発表したのは、みことが運命を切り拓いたことにより
いろはにツキが巡ってきた感を出すためでしょう。
そう思うと、制作陣が華アワセに賭ける情熱のほどが伺えます。

真犯人は最初からバレバレなのですが、真犯人に自覚がなかったとは
予想していませんでした。彼は愛のために行動し、皮肉にもそのために
愛を永遠に失ってしまいます。最愛の人から愛を全否定されるかたちで。
言動の報いを受けたものの、それを受け入れることができなかった。
最後は五光との決戦が熱かったです。

真犯人にあまり同情する気持ちが湧かなかったのですが、唐紅先輩は優しいですね。
自分の欲のためにまったく無関係の幼子を犠牲にする人間に
みんなで弔う価値があるとは正直思えないのですが
この辺りは『水に流す』ことができる良さが出たと見るべきか。
輪廻に乗っても、白羽の矢で射られたことにより、
この先の輪廻で愛が成就することは永遠にない、という
真犯人にとっては充分すぎる報いを受けたからか。
唐紅先輩は「ただひとりのひと」との愛を渇望してるから、
その愛を失って気が狂った男を気の毒だと感じてしまったのかな。
あるいは、蛟への配慮か。
蛟は本当に可哀想で見ていられませんでした。
彼の己の欲への過剰な抑圧は、記憶を封じられても潜在意識に
罪悪感が残ったため、理由もわからぬままに
自身の欲を否定してしまったと思うと、本当に気の毒で……。
華アワセが始まるのも蛟編、姫空木編と続くのも過去に起こった出来事を
なぞらえていて、意味あるものだったことがとても良い。

進めるにつれ生気が宿ってくるいろはには感慨深いものがあります。
次のいろは編が楽しみ。

さて、総合的には今回も楽しかったのですが、構成の割を食ってしまった
唐紅先輩が気の毒でした。決して唐紅ルートが薄いわけではなく、
内容的には蛟、姫空木と遜色ないのですが、うつつと組まされたのが
運の尽きでしたね。唐紅ルートでも亥の血の儀式やったり、
みことが唐紅を庇って死にかけたりと結構盛り上がってはいるのですが、
唐紅先輩は環境によっていろいろ制約を受けているので、
思った通りに動けなかったのが敗因か……。
見せ場だけなら他人のルートでたくさんありますが、
みことの成長といめのために唐紅の見せ場が減った感はあります。
もうちょっと唐紅先輩との甘酸っぱい恋を楽しみたかった気持ちもあるものの、
みことが唐紅のために成長することによって唐紅が救われるならば、
それで良しとするしかありませんね。

あと、共通BAD。あれで斧定九郎の恋が実ったことになるかと思いきや
斧定九郎としては納得いってないようで。
しかし彼のツキは巡ってこないっぽいので、もうみことを諦めて
ほかの女を探したほうがいいよなあと思いました(小並感)
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