真・女神転生IV 感想

  • 2016.04.28 Thursday
  • 16:39
真・女神転生IV アトラス ベストコレクション


真・女神転生4 FINALの前作。
こちらをプレイすると、FINALのほうでは
いろいろ改善されたんだなーと思います。

難易度が高いので早々にめんどくさくなって
難易度易しめのほうでプレイしています。

一周目をクリアしたのでとりあえず感想をば。

以下ネタバレ感想。
主人公は東のミカド国と呼ばれる天上の国に済む
カジュアリティーズ(二等市民)、フリン。
特権階級との格差が激しいこの国で、ガントレットの儀式と呼ばれる試験に合格し、
主人公が皆の憧れでもある、民を護るサムライになることから話が始まります。

本作ではロウ(秩序)、カオス(混沌)、ニュートラル(中庸)と
エンディングが3つあります。

一周目はカオスエンドに行こうと思ってたのですが、
どうも選択肢の関係で、ロウエンドを迎える羽目に……。

そのため、フリン(主人公)には非常に気の毒なことをしてしまいました。
だって悪魔のために戦ったりしてたのでカオスエンド余裕だと思って……

ストーリーの途中で秩序を司るヨナタンと、
混沌を司るワルターとどちらかを選ぶのですが、
ここでカオスエンドを迎えるつもりでワルターを選びました。

その後、シナリオが進むにつれ謎の敵?のホワイトメン
(奴らの正体は自分にも不明)にもう一度どちらの道を選ぶか問われるものの、
「選ぶには遅すぎた」とか言われて強制的にロウルートに突入してしまい……。
ワルターを裏切るかたちになったのが辛かった。

「この世界を変えてくれ」という遺言を残した親友の死をきっかけに
混沌によって世界を変革しようと思っていたはずが、
行動では神の望む世界を継続する選択を取っていたという流れになりました。
実のところ主人公は変化など望んでいなかったという……。
なんとも皮肉で、妙なリアル感のある行動を取ってしまって
ほんともう……いたたまれない……。

シナリオはなんかこう、不思議系ですね。哲学的といいますか。
キャラ同士のかけあいなどで話が進むというよりは、
謎かけのような展開を経てそれぞれの進む道を見いだす感じ。
だからこそFINALでは仲間感を出そうとしたのかなーと思います。
本作ではそれぞれ個人主義なので、仲間というよりは
「途中までたまたま行く道が同じだった」という印象が強い。
ワルターとヨナタンは価値観がかなり確固としてます。
途中まではヨナタンが歩み寄ろうとするのですが……。
あと思った以上にナバールの扱いひどすぎて泣いた。嘘です笑った。
ナバールは死んでからのほうが好感度高い。

しかし、プレイしていればヨナタンの人となりが分かるかと思ったのですが
4をクリアしてますますFINALでヨナタンが創造主を裏切ったのが
余計に意味わかんねーなって思いました。
彼は超保守派で、何不自由なく育ったラグジュアリーズ(特権階級)であり
理想は「今日の安寧が明日も続く世界」なので、創造主と利害が一致するのですよね。
いわばWin-Winの関係を築けるのですが、なんでFINALでいきなり
創造主に刃を向けられたのか、まったく分からない。
カジュアリティーズ(二等市民)出身のワルターのほうが「強い奴が偉い」という
至極シンプルかつ分かりやすい価値観の持ち主なので
創造主を喜んで殺すのにも納得できますが……。
ヨナタンの恐ろしさは、奴は「民のため」「みんなのため」と言うのに
その「みんな」や「民」に「東京の人々」が含まれてないところです。
怖すぎる。しかも本人は善意に満ちてるのが余計に恐い。
ヨナタンは信仰心が厚いので天使たちが「東京の人々はケガレ」と言うことで
それを鵜呑みにしてしまうのですね。
実際に人として生きて暮らしてるのを目の当たりにしてるのに。
虐殺に対して抵抗感はあるものの、それも「ちょっと嫌だな」レベル。
あと、恵まれた生まれ育ちゆえのナチュラルな残酷さがかいま見えるのも
すごく微妙な気持ちになります。東京の人々は地上を悪魔が闊歩してるので
生きるためにやむなく地下生活をしてるのに、
「地下に暮らしてるなんて変わってるな」とか言うのです。
好きで地下に暮らしてるわけねーじゃん……見れば分かるじゃん……?
こういうのが、想像力の欠如を感じさせて、ヨナタンは恐いなあと思いました。
その点、ワルターは、考えなしではあるものの分かりやすくて
まだ理解できなくはないかな。

それと、FINALではフリン信者だったイザボーがCOOLで良かった。
ちょっとツンとしてるところが可愛い。
そしてロウルートではそのイザボーを殺さなければならない流れがきつい。
彼女の主張はもっともなので、余計に悲しいです。
イザボーはフリンに恋心があったのかなあと思わせるセリフでまた切ない。
プレイヤーに嫌われないようにするための措置なのかもしれませんが、
あくまでもフリンを大切に想ってる、というところを打ち出してきます。

エンディングはFINALとほぼ同じ。
しかし、東京の人々を切り捨てて東のミカド国の民の安寧を
護ったのは確かではあるので、綺麗事はないけど
ヨナタンは自分の価値観に殉じたともいえます。

クリスチャンというか一神教ってもとから排他的だし
善意や正義ゆえに最も残酷な手段を取れるのはリアルなのかも。

次はカオスルートなのですが、ちょっと飽きてきたような……。
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