喧嘩番長 乙女 鬼ヶ島鳳凰 感想

  • 2016.07.06 Wednesday
  • 23:17
喧嘩番長 乙女


鬼ヶ島先輩の感想です。

以下ネタバレ感想。
鬼ヶ島 鳳凰

パッケージの赤い人です。

キラリンが思った以上にキラリン呼びを嫌ってて笑った。

鳳凰ルートはトリに相応しい内容だとは思いましたが、
いきなり性格が豹変するのに付き合わされる獅子吼メンバーが不憫で……

組長である親父がひかるから距離を置いている以上、その振る舞いは
組織全体に伝わり、下の人間もそれに倣うようになるものです。
「ここは息苦しくて、寂しい」と主人公は評しました。
その上、ひかるのコンプレックスのすべてを刺激する鳳凰に
いつも引き比べられるとなると、ひかるの感じる惨めさは
想像を絶するだろうなと、理解はできます。

しかし自分は、理解できた人間を必ずしも好ましく感じるとは限らないので……
理解と好感と共感と納得はぜんぶ違うものなので……

はっきり言うと、私は高校生にしては、追い詰められたときに
当たり散らすことしかできないひかるの振る舞いは、あまりにも幼いと感じました。

自分の痛みに精一杯で、双子の妹であるひなこを「息苦しい」と分かっている
家に放り込んで自分はのうのうと避難できてしまう根性も、すごいなって思いました。
褒めてません。
それは、ひかるがそれだけ追い詰められており、誰にも助けを求められず、
更にひかるはひなこを弱いものだと感じていないためだとは、理解できました。
そしてひかるのこうした描かれ方は、主人公ひなこを輝かせるためだということも。
これまで誰一人として誰もひかるの痛みに寄り添わなかったから、
ひかるもまた他人の痛みに寄り添うことをしなかったのも理解しています。

ただ、これはひかるのせいだけでなく、臆病さからひかるに向き合わなかった父、
そしてひかるを不憫に思うあまり、べったべたに甘やかしすぎた坂口にも
大きな責任があると思います。
ひかるもひかるで、父がひかると距離を取るのは、自分が弱いから、
愛されていないからだと感じ、いつまでも成長できないまま。
ひかるの振る舞いは親の注意を引きたい幼児そのものです。
彼はもう開き直ってわがままを言うしかないのは分かります。
身近に坂口しかおらず、それしかコミュニケーション方法を知らないのも分かりました。
好ましくはないですが。
鳳凰兄さんが引け目があって、そしてそれを理由に嫉妬することも、
くだらない嫌がらせをするようなこともない、器の大きい男で良かったね。
ひかるは恐らく、父に目をかけられている鳳凰への嫉妬もあったとは思いますが。

さて、鳳凰兄さん。

彼は出自から血のつながりに強い憧れを抱いており、
血のつながりを尊いものだと感じています。
それでも、「盃」という異なるかたちでの結びつきを得たことから、
その恩に報いるために、鳳凰兄さんは血のつながりを護ろうとするのですね。

主人公とのやり取りは丁寧で、切なくて良かったです。
大らかで度量の広い鳳凰が、どうでもいいことでみみっちい嫉妬をするところを
目の当たりにするとニヤニヤしてしまいますね。

鳳凰は、かなり明確な理想像を胸に抱いていると感じました。
彼の中には「男たるもの、かくあるべし」「親父に恥をかかせないように」
「鬼ヶ島の人間らしく、下のものに示しをつけられるように」
「自分は兄貴なのだから兄貴らしく」
などなど、
「自分はこのように振る舞うべきである」という具体的なイメージがあり、
そして実際に自分を律して、そのように振る舞ってきた。
なぜなら彼には引け目があるから。
血のつながりがないのに、鬼ヶ島の息子として扱ってもらっている、という。

鳳凰にとって血のつながり、そして鬼ヶ島の跡目というものは
とても尊く、価値あるものです。
だからこそ、それがひかるにとってはなんの価値もない、
彼の自由を阻み、彼の首を締めてくるものでしかないということが
なかなか感覚として理解できなかったんだろうなと思う。
ひかるもひかるでコンプレックスから、鳳凰と腹を割って話すこともできず。

他キャラがひなこへの遠慮からひかるに強く言わなかったものを、
鳳凰がガツンと言ってくれたのは良かった。
念願だった女子高生活を味気なく感じて寂しそうな主人公には心が痛みました。
鳳凰ルートは友人の全員と引き離されてしまうのが辛い……。
鳳凰も鳳凰で、こうだと思い込んだら一直線なタイプですし、
主人公も遠慮してしまうことからすれ違う二人が切なくて良かったです。
月夜を背に抱きしめるスチルが美しかった。
ただ、最後のほうはちょっと駆け足だったかな……。

動画の最後の集合絵と、スチルコンプ絵は可愛くて好きです。
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