ソウル・サクリファイス デルタ プレイ感想3

  • 2016.09.09 Friday
  • 13:00
SOUL SACRIFICE DELTA (ソウル・サクリファイス デルタ) PlayStation Vita the Best


プレイしながら初めて生贄魔法を唱えてみたのですが、
期待したほどの火力は出ず、これ自分で戦ったほうがいいんじゃないかと思いました。
死亡すると人魂となってちょっとだけ介入しつつ戦いの行方を見守れます。
ただ、同行者任せだとあんまりやることなくて退屈です。

禁術はクリア後にようやく発動する禁術を選べることに気づきました。
皮を代償にするサラマンダーしかやったことがなく……。
右目を代償にするゴルゴンなど、すべての禁術を試しました。
ゴルゴンは禁術の発動時モーションは微妙、右目の代償ってなんとなく
格好良い気がするけど視界が制限されるので普通に不便です。
代償としては割に合わないような……。
心臓を代償に剣を提供するヴァルカンは仲間に託した感あっていい。
脳を代償にするベルセルクはグロい上に代償が重く、さらに格好悪い。
右腕を代償にするグレイプニルはそこそこ格好良いけど、刻印が使えなくなるのが痛い。
両足を代償にするシルフィードは、蝶の羽根が生えるのが綺麗ではある。
やってることは突進なのがちょっと微妙。
カドゥケウスとルシファーも羽根の色が違うだけでほぼ同じ。

当たり前なのですが、代償が重いので
やっぱり健康体で普通に戦ったほうが良かったです。
心臓を代償にするエクスカリバーが一番格好良い。
禁術で代償を追っても、本の記録を追体験している設定のため
本は書き換えられるので、その後のペナルティはないのが良いですね。

装備した供物は、最初は慣れなかったものの今ではすっかり爆破弾大好きに。
代償変換も爆破弾にしました。
なので爆破弾、粘液か治癒の種(自身を大幅回復かリジェネ)、羽根は鉄板。
他に地形隆起、突撃、鎧、魔神召喚(鏡王女の林檎)、癒やし花(味方を回復)を
時と場合に合わせて入れています。爆破弾二つのときもある。
よく使うのは鏡王女の林檎かな。

途中までは生命レベル42:魔力レベル58でしたが
今は生命レベル1:魔力レベル99で試しています。
紙装甲のため、注意しないとすぐに瀕死になるけど、
思ったよりは保つ印象。
同行者にエレインを入れておくとまめに回復してくれて助かる。

以下ネタバレ感想。
前に書き忘れたので捕捉。
「アーサー王物語」でディンドランはパーシヴァル卿の姉妹です。
同じ魔物に強い縁をもつ生まれであるところからでしょう。
血を与えるエピソードも同じですね。ずいぶんとやり方は異なってますが。


エレイン

過去での言動を見る限り、彼女は情熱家だと思いました。
このエクストラハードモードみたいな世界で信念を貫き通すのは
優しいだけでは不可能であることはよく分かる。精神力を試されますね。
過去に関してはエレインの気持ちも、ゴルロイスの気持ちも分かるのが辛い。
しかし転んでもただでは起きないところがエレインという女性の、
人間としての凄まじさを感じる。
エレインはきっと、自分がゴルロイスに既に赦されていることは分かっている。
だからといって、彼女が犯してしまったことが消えるわけではなく、
その落とし前をどうつけるのか、という……。

つまり、恐らくは、自分との約束の問題なのかなと思いました。
ゴルロイスのおかげで生き残ったことによる代償としての。
ゴルロイスの死を意味のある、価値のあるものにするための。

彼女はその、この世界でゴルロイスの教えを広めるという、
過酷極まりない自分との約束をやり通した。
ゴルロイスによって生かされた命を、なんらかのかたちで
ゴルロイスに返すために。

終盤で、理想の体現の難しさが語られるのはとてもソルサクらしく、
好印象でした。理想は美しい。しかし、ただそれだけで理想そのものに力はない。
じゃあ理想に意味はないのか、というと、そんなことはなく。
理想は人に希望と力を与えるところまで描かれているのは感動します。

モルドレッドとの、決して恋ではない絆には胸を打たれました。
彼にとってエレインは己と世界にもたらされた救済であり、光であり、希望であり。
それを守るために力を振るうことは、きっと誇らしい。
モルドレッドの『魔法使い殺し』としての力に大きな意味をもたらす。

それはエレインが、かつての罪を誇りあるものにするために
力を尽くしたのと同じで、彼女のこれまでのすべてがこうしたかたちで
報われるのはとてもやさしいなと思います。

ところでエレインという名も、湖の乙女の名前のひとつですね。
『美しい女性』という意味があるそうです。
エレインの包帯だらけの隻眼の姿はすべて誰かを救済しようとした
代償であることが察せられること、また魂の輝きの美しさという解釈もできる。
しかしアヴァロンから見て魔法使いの掟に真っ向から反する、
『血に濡れない』美しさ、という解釈も成り立つかな。

みずからは聖杯を拒否しながらも、聖杯に魅了されたウーゼル・カムランを
赦そうとするのは、とてもエレインらしいと思いました。
このウーゼル・カムランという名前も印象的。
カムランは王国崩壊の止めともなる、言わずと知れた
アーサー王の最後の戦いがカムランの戦いといいます。
彼女にとっての最後の戦い、すべての魔物を生み出す元凶たる
聖杯を前にして、聖杯に魅せられた人を前にして、それでも
信念を貫くことができるのか、という意味がある問答だったと思われます。

また、ウーゼルはアーサー王の父の名で、息子のユーサーもウーゼルの別表記です。
これはエレインが新たな、犠牲によらない『王国』を創る、という
示唆による命名だと思います。
アーサー王の母の名はイグレインで、名前の響きも似てますし。
また、イグレインとコーンウォール公ゴルロイスの子どもがエレイン、というのも象徴的。
ユーサーがイグレインに一目惚れ、もほぼそのままかな。
イグレインはもとはゴルロイスの妻であり、彼女に一目惚れしたユーサーが
マーリンの助けでゴルロイスに化けて後に結婚、というのも
二代目ゴルロイスをウーゼル・カムランが継いだと見て良さそうです。
参照:Wikipedia

あんなふうに赦されれば、ウーゼル・カムランが
エレインに惚れるのもむべなるかな。
ゴルロイスの教えと結婚したような感じのエレインに、救われたウーゼル・カムランが
その後ゴルロイスの教えに感銘した感じで猛アプローチしたのかと思うと
なかなか微笑ましい。また、これまで一人で希望の象徴をやってきたエレインが
同じ役割を引き受けてくれたウーゼル・カムランに心を許し、
それが愛に変わるのは、自然な展開であるように感じました。

エレインはゴルロイスの名を希望の象徴として遺すことに成功し、
荒廃した世界で人々の生きるよりどころになり続ける、という
エンディングも良かったです。

彼女が隻眼なのは、やはりゴルゴンを発動したからなのでしょうか。
エレインが率いるサンクチュアリであれば付いて行きたいのですが、
そこにエレインがいないとなると信仰組織特有の面倒な問題がたくさん出そう。
なので、エレインがいないサンクチュアリは微妙かもしれない。


モルドレッド

アーサー王に叛逆する元は円卓の騎士、モルドレッド卿がモデル。
ほぼそのままですね。アーサー王と相打ちになる最期も、
最期の戦いで示されています。

サンクチュアリの同行者として連れて行くのは大抵がモルドレッドと
エレインでした。特攻するモルドレッドと回復サポートのエレインと、
非常にバランスの良い二人。

前のエレインでも触れたのですが、モルドレッドは格好良い。
最期のシーンが熱い。

血に塗れたモルドレッドの生を、エレインが意味あるものとした。
魔法使いの掟に縛られた己を、エレインが赦した。
その救済の光を守るために命を賭ける姿に心を打たれます。

私は二人の仲違いは突発的なものだったのではないかと感じました。
あのシーンはエレインの、人間としての弱さがかいま見えて良い。
エレインは希望の象徴であり続けなければならず、
祈りが通じたと喜ぶ信徒の前で疑義を呈するモルドレッドは、
皆に新たな不安を呼び起こすものです。

心のどこかでモルドレッドの懸念が合っていると感じたからこそ、
それを打ち消すために断固たる態度をゴルロイスは取らねばならない。
ようやく芽生えた信徒たちに芽生えた希望という火を吹き消そうとする
新たな不安を追い払うために、完全なる否定をしなければならない。
ゆえに破門という、激しい処分になったと思います。

モルドレッドはすべてを承知の上で破門を受け入れたように感じます。
でも事前に取り決めがあったとしても、それはそれで熱いな。

希望を守るために誰かが罪を引き受けなければならない。
人々に希望を遺す代償に、罪を赦す世界を創るため
これまで共に命を賭けた仲間を切り捨てるのは、
エレインにとって身を引き裂かれるぐらい辛かったはず。

でもそれでも、なにを犠牲にしても希望を遺す道を選ぶのは、
モルドレッドとエレインの信念の強さを感じました。
この二人の仲間としての絆は感動する。

魔法使い殺しという異名が最期までぶれないモルドレッドも
好きなキャラクターです。


ガングラン

ナルキッソスを思わせるキャラクター。
罰としての自己愛というところも意識していそう。

モデルはガウェイン卿の息子であるガングラン卿です。

余談ですが、ガングラン卿の叔父にあたるボーメンという人物は
ボーマンの元ネタかな。ボーメンという名は「美しい手」、
転じて騎士にふさわしくない人物を差すとのこと(By Wikipedia)
魔法使いの掟に逆らうボーマンを指している感じがします。
エスメレとピュセルもガングラン卿の物語に登場しますね。
どちらもガングラン卿に救われた女性です。

生贄の代償として自己愛という罰を受ける前のガングランは
普通に優しい人だったんじゃないかなと思いました。
ある意味ピュセルとガングランは本当に二人で一つになったのであり、
ガングランは気に病んでいるけど、それはそれで
ピュセルにとって大きな救いだったのかもしれない。


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