デビルサバイバー2 ブレイクレコード セプテントリオン編 感想

  • 2016.12.30 Friday
  • 03:07
デビルサバイバー2 ブレイクレコード


数ヶ月前にクリアしました。
トリアングルム編をクリアしてから感想を書こうと思ったのですが、
セプテントリオン編をクリアした段階で飽きてしまったので先に感想を書きます。
トリアングルム編のプレイはこれからです。

デビルサバイバー1をプレイしたのが相当前なので、
ラスボスあたりをうっすら覚えているかどうかというレベルで
どのようなストーリーだったのかすっかり忘れてしまいました。

……が、覚えていないながらも感想や印象というものは
ふんわり覚えてるのですが……率直に言ってしまうと、
デビサバ1のほうが面白かった気がします。

しばらく時間を置けば感想も変わるかと思ったのですが、
どうにもならなかったのでこのまま書きます。

栗木ロナウド氏と峰津院大和氏が特別好きな方はご遠慮ください。
ダメそうな方はまた別の感想で。

アニメは一切見ておりません。
自分でも引くほど長いです。

以下ネタバレ感想。
秩序(平等主義)/中立/混沌(実力主義)で分かれるのはシリーズを踏襲しているのですが、
今作では特に秩序側、いわゆる平等と博愛を重んじる派閥の人たちの描き方や
論理展開が、著しく説得力に欠けるように感じました。
説得の過程も混沌側(競争社会)に比べて雑に感じます。

ジョーとオトメの、個人レベルでのキャラクターは良いと思います。
彼らの抱える事情と博愛側に立つ理由はおおむね納得がいきました。
アイリも、まあ一人くらいは理由を言語化できないキャラがいてもいいので
良しとしますが、問題なのは栗木ロナウドの描き方です。

これはキャラクターが悪いというよりも、制作側の価値観と勉強不足が
如実に出てしまっているのが原因だと思います。
仮にも価値観の対立によるマルチエンディングを描くなら、
もう少し説得力を持たせてほしい。

プレイすれば分かるように制作側が正史としているのは中立ルート、
大地や維緒側に立つものなのは明らか。
しかし、恐らく秩序と混沌であれば混沌側のほうが納得がいくのか、
論理展開の偏りがあからさまなのが残念でした。

また、ターミナル解放によって舞台が全国に広がった、
そのアイディア自体は良いのですが、権力者たちがターミナルを
誰一人として利用しないことに強烈な違和感を覚えました。

永田町は東京にあり、ギリギリまで侵食されていないので
こういうときに真っ先に騒ぎそうな政治家連中の動きが
物語の展開上、描かれていないので、峰津院大和の鬱屈が理解しがたい。

全体的に見れば大地ルートの流れは悪くなく、アルコルルートなど光る部分はあります。
ラスボス戦二戦目のギミックも主義信条を踏まえている部分も良い。
だけど細かい部分で知識不足が目立つため、設定に物語が追いついていないところが
多々あるのが、良い部分があるからこそとりわけ残念に感じました。

ところで、ティコは男性にしました。
単純に、女性版ティコのテンションの高さについていけない。



主人公
選択肢で「仕方ない」が目立つ主人公。
知ってるぞ、これがラノベとかに生息してる実は有能なやれやれ系主人公……と感慨もひとしお。
私はあまりやれやれ系主人公が好きではないのですが、別に友だちになるわけでもなし、
慣れないと和ゲーできない面もあるのであんまり気にしないようにしています。
峰津院大和に見込まれる理由は理解できますが、なんだって栗木ロナウドに
あそこまで好かれているのか正直意味が分からない。やや不気味にすら思えます。
それ以外は、大地や維緒に慕われるのは理解できました。
あの状況下で指揮を取れるなら付いていきたくもなる。

最初は大和ルート、次にロナウドルート、アルコルルート、
それから大地ルートの順で攻略しました。
ラスボス二戦目で展開を変えるなど、戦略を組み立てる必要性があるので
マンネリ化しないような工夫は見られますが、さすがに飽きました。
大団円エンドは、トリアングルム編があるのでうるさく言いませんが、
結局元に戻るのかよとちょっと脱力しました。それが一番いいと分かってるとはいえ……。


志島 大地
ごく普通の高校生男子で、彼の反応が正常だと感じました。
むしろ主人公の冷静さが異常というか。大地が先に慌てるから主人公が落ち着くのか。
うまく言語化できないながらも、大事なものは分かってるところが良いですね。
大地ルートには、一周目ではフラグ管理を間違って強制的に管理者ルートへ。
二周目でようやく夢見る明日エンドを見られました。

なんだかんだ言いながらもいざ戦闘になれば一人で逃げるわけでもなく
また、逃げられる場面であっても勇気を振り絞って戻ってくるので、
自信のなさは目立つものの、戦闘員としてはジプスの一般局員よりも上なのでは。
それを大和は「主人公の采配が良かったから」と解釈していますが、
リーダーを信じずに脱走する者はたくさんいると思います。
少なくともそういう卑怯さはない、一般人でありながらも
自分に出来る範囲で努力をしているところが好印象でした。
悪魔が出たら逃げる、というのもごく普通の反応ですし、
むしろ自分の弱さを自覚せずに積極的に向かっていこうとする蛮勇よりは良いと思います。
超人的な活躍をする主人公を前にして気後れする気持ちも分からなくはない。

一週間後には、強いものに流されていれば楽なのに峰津院大和や栗木ロナウドに
「おかしい」と食いつく芯の強さを見せるわけで、成長が垣間見えてなにより。


新田 維緒
私は前のヒロインのほうが好きかなあ。
まあ、男に都合が良い好まれそうな子ではあるなと思いました。
戦いの中で自己主張の重要性に気づいていく流れは良かった。

「誰にも嫌われたくない」ってありえないので、実のところすごく傲慢な思考です。
見ようによっては謙虚ですが、本質的には自己中心的で、甘ったれた考えでもあります。
なぜなら、選択の基準が常に「誰にも嫌われない自分」を実現することにあるからです。
普通に考えれば分かると思うのですが、この人間世界で、「誰にも嫌われていない」人が
一体何人いるのでしょうか? そもそも存在するのでしょうか?
「誰にも関心を持たれていない」「どうでもいい存在」「存在を認識されていない」なら
ありえるかもしれませんが。

神なんて心酔される反面で勝手に期待された挙句
理不尽に怒りをぶつけられて嫌われる者の筆頭ですし、
世の中には「人気がある」というだけで理由もなく嫌われる芸能人は山ほどいます。
「明るい性格」だって人によっては「鬱陶しい」となるわけで、
「美人」「美男」を「一緒にいると劣等感を刺激されて落ち着かない」「信用できない」と
ろくに言葉を交わしたこともないのになぜか一方的に決めつけて勝手に距離を取る人もいます。
ごく単純に嫉妬もありますね。

逆に自信のない人や卑屈な人に自分の弱さを見て(あるいは安心して)愛する、という場合もありますし。
別に誰かを攻撃する意図はなく、他人に自分と共通する部分を見ることで親近感を覚えたり、
短所を愛嬌だと受け止めたりする人がいる、という意味です。
他人に見る「自分と共通する部分」が、必ずしも趣味や嗜好や長所であるとは限らない。
自分の弱さを目の当たりにして慈しむ人もいれば、逆に憎む人もいます。避けるケースもありますね。
そこは各々の「自分」への印象や認識、受け止め方などの違いだと思います。

話を戻しまして。

誰にも嫌われたくない上に自分の欲や不満を通したいけど加害者にはなりたくなくて
永遠に被害者でいたい、そんな人も少なくはないと思うので、人間的だといえるかもしれません。
ともあれ彼女も思春期なので、自己が肥大するのは別におかしくはないのですが。

……と、別に嫌いなわけでもないのに嫁をいびる姑のようにいろいろ言ってしまいましたが、
最終的には人からの助言を聞き入れて改善に努めるので、
普通に良い子だなあと思っています。ほんとだよ。


峰津院 大和
実力主義を唱えながら、自己の理想を実現できないことを
社会に責任転嫁しているところが痛い。
偉そうなことを言う前に帝王学でも学び直してこいと言いたい。

昨今話題の優生思想も盛りつつ、覇道をいく者を描きたかったのは分かりますが、
あまりにもお粗末でした。

長くなったのでまとめると、彼の主張に納得出来ない理由は、つまるところ以下二点です。
一、峰津院大和が特権階級側に立ち、更に特権階級に立っていることをフル活用している。
二、実力主義社会を唱えながらその実現のための過程を超越者に頼む他力本願ぶり。

彼が頑張ってるのは分かります。
ただ、彼のような立場に立つ人間は、頑張って当然でもあります。
そして、峰津院大和のような人を、小学生が宿題をやり遂げたことを褒めるように、
「頑張ってる」という評価軸だけで評価するのは、
峰津院大和の実力を、実のところ認めていないのと同じだと考えます。

彼は結果がすべてという人です。その価値観に命を賭けた人です。
ならば、彼の結果だけを見て評価するべきだと思う。
好きか嫌いかという意味でいえば、別に嫌いではないのですが、
彼を将として評価すると、褒めるところが何一つない。

峰津院大和の人望のなさは間違いなく社会のせいではありません。
そのことに気づかない限り、いくら人々の意識を変革したところで、
より強い者、あるいは強者からの人望に恵まれた者に
いずれ追い落とされる日が来るのは目に見えている。
人の上に立つ器ではないし、社会を変革するプロセスを踏むのを
面倒に感じたがゆえの怠惰であるとすら感じます。

彼は物語中では最高権力者といっていい立場にありながら、
なぜか弱者の立場から思考し弱者の目線でものを見ている人でもあります。
その上、自身の統率力の欠如を社会や環境や他人のせいだと考えている。

だからこそ、いつまでも最高権力者である自覚を持つことすら出来ていない。
自分が頂点に立っているにも関わらず「愚民」であるはずの者たちを
どのような手段にしろ治めることができていないのは、峰津院大和の唱える
実力主義に照らし合わせると、実力がないがゆえ、ということになるのでは。

大体民の反発を食らっているのは、民衆が民主主義社会に生きてきたからです。
よく考えてほしいのですが、21世紀である現在にも独裁国家は存在します。
その独裁国家を作り上げた人、または独裁制に舵を切った人たちは、
そうした国作りを超越者の力を借りたことによって実現したのでしょうか?

民主主義社会から独裁主義社会へと変更が成された前例はあります。
言わずと知れたローマ帝国です。滅びましたが。
民主制から独裁制への移行にあたり、民の反発はもちろんあったわけですが、
それでも長い時間をかけて成し遂げた。
つまり、人の力だけで成し遂げることは可能だといえます。

信念、理想に従って仮にも世界を変えようとしていながら、
その手段を超越者の力に頼ろうとしている辺りが、
他ならぬ峰津院大和の実力のなさ、彼が凡人でしかない事実を露呈している。
しかも、裸一貫からやろうとしているわけではない。
峰津院家の跡取りにしてジプスの長という、他の誰にもないアドバンテージを持ちながら
他力本願なところがなんともいえず情けない。
標榜する理想が実力主義であることが更に痛々しい。

世界どころか、一首都の民衆を治めることにすら失敗し、
民衆をまとめられず暴徒を出し、更に自分の偉業が認められないのは
「民が愚かだから」「社会が腐ってるから」ってそりゃねえよ。
はっきり言って言い訳だと思う。

未曾有の大災害に襲われているときこそ権力基盤をひっくり返す最大の好機であると
気づいたところまでは良いとして、民を治めるために、民の意識を変革する、というのは、
逆に言えば超越者の手を借りなければ一首都を治める力すら持たないということになります。

もっと言えば、一首都どころか、数々の離反者を出しているため
一軍(ジプス)をまとめることすらできていない。
これはつまり、峰津院大和の、統率力の欠如を表します。
それは峰津院大和の唱える実力主義の世界では、敗者以外の何者でもありません。

また、要領が悪い人だなあと思いました。
例えば、栗木ロナウドに殺人疑惑をかけられたときに否定しないところとか。
一体なんの得があって悪ぶってみせたのか。あの振る舞いがどんな利益を生んだのか。
スタッフの疑心暗鬼を生ずるだけで百害あって一利なしの言動だったと思います。
仮にも組織の長ならばプライドよりも周囲への影響を考えて行動してほしかったし、
もうちょっと冷徹に状況を判断してもらいたい。
認めたらジプス局員には動揺したり反感を覚えたりする人もいるだろうに。
みずから無用な混乱を招いてなにがしたかったのか。
偽悪的なところを見せたかったのかな。確かにそういう感じもあるけど。
否定した上で「証拠もなく人を殺人者呼ばわりするから冤罪がなくならないのだろうな」ぐらいの嫌味を言えばいいものを。
他人のことなんて心底どうでもいいにしても、攻撃材料にするぐらいの
強かさはあってもいいのでは……と思った時点で、やっぱり要領が悪いんだろうな。



峰津院大和が最高権力者である理由

まず、峰津院大和は端的に世間知らずです。
その上で実力主義でない社会にあそこまで憤りを感じるには、
実力のある者が正当な評価を受けていないところを目の当たりにしている必要があります。
そして彼の性格からして、峰津院大和があそこまで強硬に実力主義にこだわるのは、
要するに「(霊的防衛の)実力で上回る自分(=峰津院家)が社会的に認められていない」という
憤りによるものであるはずです。
でないと彼の主張の意味が通らず論理的に破綻してしまうので。
また、彼の性格上、特定人物への理不尽な処遇を見た憤りとも考えづらい。
真琴がシンクロを諦めたのは怪我のせいだから実力を不当に評価されたわけでもなし。
まさかネットにただよううわさとか空気とか風潮だけで
なんとなく判断しましたってことじゃないよね?

なのに、峰津院大和がジプスを操るときも、邪魔をするのは一般市民ばかりで
自衛隊は敵対せず(むしろジプス側に立ってるような)、
権力者たちの姿形は一向に見えません。
まるで権力者は最初の地震で揃って死に絶えてしまったかのようです。

これがなにを示しているかというと、つまり、峰津院大和は日本が大混乱に陥っているとき、
最も強い力を手にしている、といえます。
彼がなにをしようとも、立場が上の人たちのうち、どこからも邪魔が入っていないからです。
(※暴徒とロナウドは社会的弱者側ですので『権力者』ではありません)

その事実と、彼の憤りが結びつかない。
「この社会は腐っている」といいながら、皮肉なことにその社会で
彼は若年ながらジプスのリーダーという要職に就き、指揮権の一切を任されています。
それが叶ったのは彼が峰津院家の跡取りであることが大きい。
彼が力を振るうときに邪魔をするのは弱者側だけなので、
あそこまで強硬に競争社会に変えようとする理由付けとして弱いように感じました。
17歳という年齢で、物語中の日本社会のあの時点で、
あそこまでの権力を手にできるものは、峰津院大和の他にいないのでは?
それよりも更に上にいきたいのであれば、それこそ実力を発揮すればいいのでは?
更に言ってしまうと、コネや根回し、そして運も、峰津院大和の理論でいくと
実力のうちに入るのでは……?

大体彼が若年にしてジプスのリーダーになれて采配を振るえるのも、
峰津院大和が軽蔑する、コネだけで上に行った人たちと同じ理由(家柄)なのでは?
そして彼が一人でこうした組織を作ることもできないわけで、
峰津院大和がジプスの長になることを承認した権力者がいるはずですよね?
でないと国会議事堂の地下にあんなご立派な基地を作れないし、
誰よりも最優先で兵糧の確保ができることからもそれは明らかです。
ジプスの皆さんが食糧を作ってるわけでもあるまいに……。
格好良い制服、ぴかぴかの基地、そして最新の機材。携帯端末。医薬品。
ぜんぶお金がかかりますね。
どこから予算が出てるのでしょうか? 自腹ですか? 国の組織でそれはおかしいですよね?
永田町の地下で国の霊的防衛を担っている以上、予算は国から下りているはずで、
そして国であれば、そうしたすべての元は税金です。

ゲームでこんなところを突っ込むのが野暮だというのは分かりますが、
なにが言いたいかというと、そのお金はすべて、峰津院大和が
「愚民」とする者たちの懐から出てきているわけです。

前提が逆なのです。
「潤沢なお金があるから民を護ってやっている」のではないのです。
「民を護るからこそ、潤沢なお金を自由にできている」のです。
民が暮らせる環境を作るのが、国の存在意義なんだから。
主義主張の差はあれど、その環境を作るために力がいるから権力(と既得権益)が発生する。
だから、「護ってやっているのに感謝も評価も賞賛もされない」
そこに理不尽を感じるなら、国という枠組みを作る権力側に立つのをやめるべきです。
なぜなら権力を握っている時点で、既に報酬は得ているのだから。
例えば災害発生時に優先して電波や電力が供給され、兵糧が確保でき、
ターミナルを自在に扱えるなど、特権以外のなにものでもありません。

そうした特権を勝ち得ておきながら、峰津院大和や真琴が
「実力ある者が報われない」「有能な者が正当な評価を受けていない」と
憤りを示すのは、道理が通らないと思います。彼らは弱者ではありません。
紛れもなく強者です。
悪魔に襲われることのない安全で快適な場所で眠れ、食糧水電力には困らず、
誰も手に入れられない最新の情報を手に出来る。
けれども、霊的防衛を担うのはとても大変で、重圧があるのに
評価や褒賞や賞賛がないのは腹立つ、という主張は幼稚です。
更にこれ以上のものを求めるのであれば、そもそも上に立つ器、
国の霊的防衛を担う組織に所属する器ではないということになります。

財産を得れば護り保管する必要性が発生するように、
上に立てば責任と重圧と義務が発生するのです。
上に立つ者は、下からの承認によって成り立つ。
その下からの承認を、強制的な「意識の改革」に頼るなんて
堕落としか言いようがありません。
これのどこが実力主義なのか。怠惰でなくてなんなのか。

まあ、「国を護りたい」と憂国の士を気取りながらも
愚民に苛立ち、正当な評価と賞賛を受けられない現実に憤る、
そんなジレンマを抱えたキャラクターとして設定されたのは分かります。



「実力主義」という理想について

肥大した自意識のせいで自分のことしか見えてないのだとは思いますが、
主人公を見ていれば、彼が悪魔使いの実力を発揮できたのは
極限状況に陥ったからです。
そうでなければ峰津院大和のように悪魔を操る術や霊的防衛に
必要なための能力が存在することを知る機会にすら恵まれないわけで。

実力主義を標榜するからには機会が均等に与えられる環境を整えるということでしょうか?
そうではない場合、「機会を得ることも実力のうち」という理論でないと筋が通らないですし
「機会を得られないのは彼らが愚民だから」ということであれば
由緒ある家柄に生まれながら峰津院大和がトップに立てないのも、
端的に彼の実力不足ということになります。
峰津院が認められない状況下であれば、認められるようにするには
どうすればいいのかを考えて実行すれば良かったのでは?
不可能であるとは思えませんが……。試みたことがあるのでしょうか?
そもそも、影に隠れているには相応の理由があるかもしれないとは思わなかったのか。
人間は異なるものを本能的に恐れるから、異能を持つ峰津院一族が表に出ることで
迫害されるようになる可能性だってあると思うのですが……。
ひょっとしたら、影に在ることで時の権力者との力関係におけるバランスを保てたがゆえに、
これまで使命を果たせてこれたのかもしれないよ。
そして仮に迫害が嫌なのであれば、迫害されないくらい強大な力を得るしかないわけで。
それを自力で得られないから超越者に頼んでなんとかしてもらおう、というのは……。

なんかこう、歯車が噛み合わないというか、生い立ちの設定にしては、
彼の主張は非常に幼いように見えました。

もう一点、彼の言う「実力」というものはいわゆる腕力ではなく、
霊的防衛のための術です。
ひょっとしたら知性も含んでいるつもりなのかもしれません。

その術が使えない環境下で、ほぼありえないことですが
純吾や啓太とサシで殺しあうことになった場合、
峰津院大和は敗北する可能性が高い。

そうなると、最も「実力がある」のは「腕力のある人」ということになる。

なにが言いたいかというと、峰津院大和が実力を発揮できるのは、
環境によって強く影響される、ということです。

そして、特定の分野に対する実力があるからといって生き残れるとは限らない。
また、才覚があるからといって道徳観念を備えているとも限らない。
さらにいえば優れているからといって慕われるとも限らない。
「サバイバル能力」「人望」「実力」はすべて異なる評価軸です。

リーダーに向いていない人間がリーダーの職に就かされるのも悲劇であれば、
そんな人物に振り回されて現場のパフォーマンスがどんどん下がって
やる気が減退していくばかりのスタッフにとっても悲劇でしかありません。

もっといえば、上に立つ人間に求められるものは「実務能力」ではありません。
全体を俯瞰し、進捗を管理し、組織のパフォーマンスを最大限に高めることです。
そして状況を見ながら未来を予測して皆を発展へと導くことも含まれます。
要約すると「統率力」であり、統率力があるからといって才能があるとは限らず、
逆に才能や実力があるからといって統率力があるとは限りません。
現場上がりの人がトップに立って成功する例は、現場を熟知しているがゆえに
組織のパフォーマンスを向上させられて成果を出せる、ということになります。

峰津院大和は能力のない者を「クズ」と切り捨てる人です。
恐怖によって統率するのもひとつのやり方ではありますが、
だからといってみずから兵の士気を下げに行ってどうする。
更に言えば恐怖による統治を選びながら自分に叛意を持つものを放置してどうする。
ジプスという戦闘組織の長である以上、現場のモチベーション管理(士気の向上)も
将であり長である彼の仕事です。

峰津院大和のイベントで、部下の失敗に対し「クズがクズなりの働きをした」
彼が吐き捨てるように言うイベントがあるのですが、あれは単純に
峰津院大和の采配ミス以外のなにものでもありません。
彼は部下を軽蔑する前に、将として己の戦略ミスを恥じるべきです。

チェスでいうと、ポーン(歩兵)にはポーンの役割があります。
ポーンにクイーンの役割を求めるのがそもそも間違っているのです。
ポーンにクイーンやナイトの動きが出来ないのは当然です。
それは前提として分かりきっていること。
そこに文句を言うのは、ポーカーで配られたカードに文句をつけてるのと同じです。
ポーンを有効活用する方法を考えることがいわば戦略であり、
それこそが峰津院大和の担うべき役割となります。
だから統率力や理想、人徳はあれど戦略を作ることが不得手なリーダーの場合、
戦略を専門的に考える、いわゆる軍師のような、右腕となる人たちが必要なわけで。
必要だと気づくためには自分の能力を客観的かつ正確に把握しなければならず。
それを、ポーンがポーンの実力しか発揮できないからといって
ポーンを責めるのは、将として無能の極みと言わざるを得ない。


「実力主義」の弊害

まあ競争社会を必ずしも良しとしていないのは、作中でそう匂わされているのですが。
優秀さの評価軸は時代や環境によって流動的に変化するものです。
例えば、昔なら弓を作る腕が卓抜している人は重宝されたかもしれませんが
現代ではいかに早く弓矢を作れても実用性を発揮できる場面は
昔に比べて、極めて限られます。

その時代によって相対的に変化する「優秀さ」を一番とするために
人々の意識を塗り替えるということは、環境が変化したときに生き残る術をもつ
「サバイバル能力」を始めとした「さまざまな可能性」を持つ弱者を切り捨てる事態を誘発します。
多様性がなくなっていけば、弱者が切り捨てられることで残される子孫は限定的なものとなり、
いざ環境が変わったときに人類が滅亡する可能性が飛躍的に高まる。
パソコンが得意な人が、ネット環境のない無人島では力を発揮できないように。
ではパソコンは不要なのかといえばそういうことではなく、ネット環境と
パソコンさえあればまた彼らは実力を発揮できるわけです。
でも無人島ではこのような人たちは実力を発揮できないから
『弱者』に分類されて迫害を受けるかもしれない。
無人島から出たら彼らは強者になりうるのに。
峰津院大和が作ろうとした世界は、こういう事態が容易に起こりうるものです。

どの個体が生き残りに適していて、未来において能力を発揮できるかは、
自然環境や時代の変化が読めない以上、判断のしようがありません。

似たようなテーマだとH×Hの蟻編が名作ですので、富樫御大と比べてしまうのは
酷なのかもしれませんが……大の大人が考えて出した実力主義についての話が
これかあ……という気持ちになってしまうのは否めません。

世間知らずだからこそ、社会ではそれこそさまざまな要素が
複雑に絡み合って成り立っていることが見えないのだろうなとは思います。

大和の批判をしたいというよりは、大和というキャラクターを作るにあたり
制作側の知識不足や認識の欠如が著しく、見るに耐えないという部分を批判しました。
このテーマはこのライターには荷が重かったのでは?


迫 真琴
確か大和ルートだったかなんだったか、忘れてしまったのですが
「弱者の世話ばかりしていては有能な者は報われない」と彼女が主張する場面があります。
それなのですが、有能な者に正当な報酬を与えないのはジプスの長である大和が全面的に悪く、
社会全体を指すなら権力者側が悪いので、弱者ではなく正当な報酬を与えない権力者側に
文句を言うべきです。弱い者いじめしてどうする。
骨の髄まで奴隷根性が沁みついているのか。
大体、みずから動かず奴隷のように報酬を待ち、それが叶わなければ意識を変革するなんて
強行手段に訴える、徹底して受動的な姿勢が気に入らないですね。
なにか欲しいものがあるなら自分から主張していかないと、権力者たちや社会は
真琴の親じゃないんですから、あれこれ世話してくれるわけあるまい。
それに、主人公とのやり取りを経るまでは苦しんでいる弱者を
組織のために見殺しにしようするわけで、そういう姿勢こそが巡り巡って
みんなが自分のことにしか目を向けられなくなり、人を助ける余裕も失われていく社会につながり、
結果として有能な人間を使い潰す社会にしてるんだと思うよ。
情けは人の為ならず。


柳谷 乙女
彼女が子どもを想って博愛側に傾くのは理解できる気がしました。
能力的にも魔が高いので重宝する。
なにげなく大和への距離感が他より近いのが面白い。
必要以上に大和を恐れるわけでもなく、かといって崇めるわけでもなく。


菅野 史
面白い子ですけど、あんまり印象に残ってません。
魔が高いけどなかなか順番がまわってこないのがネックでした。
なんか難しいことをいろいろ喋ってたんだけど、マッドサイエンティストとして
さほど突き抜けているわけでもなく、ありきたりなキャラでもあるので、
やっぱりなにも出てきませんでした。


伴 亜衣梨
トリアングルム編は序盤だけちょろっとやったのですが、
楽しそうにしていて良かったなあと素直に思いました。
いつもキャンキャン鳴いているチワワみたいな子だという印象。


和久井 啓太
一周目で普通に死なせてしまい、そのせいで二周目を最初からやり直す羽目に。
根は優しいってキャラ紹介に書いてあるんですが、どこかに優しさポイントあったっけ……
純吾を助けてあげるところかな。
その意味なら、彼よりも純吾のほうがずっと優しいように思いますが……
いや、総合的には「強さとはなにか」という話だったと思うけど。
彼はシンプルなので、勝った主人公に負けた自分が従う、という論理を
潔く受け入れたのは筋が通っていると感じました。


鳥居 純吾
大変お世話になりました。めちゃくちゃ強いのでいつもスタメン入りしてた。
後半で三つ巴になった際、戦いを嫌がる純吾に実力主義だの平等主義だのを
押し付けて仲間にしなければならない展開はしんどかった。
猫の話には癒やされる。かわいい。
悪魔が跋扈して明日をも知れぬ終末の世界で、それでも人間以外の弱い動物を
助け護り慈しむ、そこに価値を見出す、という話があったのは良かった。
一番好きなキャラかもしれない。


九条 緋那子
さっぱりしていて気持ちの良いキャラ。
後半での彼女の主張は至極もっともなので、純吾と同じく説得が憂鬱でした。
大和相手にも怯まずに啖呵を切ったり、人を助けるために単身特攻したり、
言葉に行動が伴うところが好ましい。
また、大災害に見舞われたときの娯楽の在り方という視点は
純粋に心打たれるものがあり、話の流れも良かったです。
でも、女の子は腰を冷やしちゃいけないよ。
美を保つ必要のある踊り子であるならば尚更。


秋江 譲
軽い本人の性格とは裏腹にシナリオは重く切ない。
いやーでも、病人を前に逃げる人って一定数いるので、割とあるあるだな……と感じる。
尻ぬぐいは周囲の人間がする羽目になるのですが、他ならぬ彼女が許してるし、
だれかツケを払ってる人も見受けられないので、まあいいんじゃないかな(適当)。
短い時間しか過ごせず彼女と死別する羽目になるあたり報いを受けてるし。
いろんな感情を、とりわけ負の感情と責任を受け止められないのだろうなと思いました。
割とリアルな人間像だったような。
とはいえ主人公とのやり取りで覚悟を決めるので印象はそんなに悪くない。
博愛側に立って戦おうとするのも、それまでの罪滅ぼしの意味もあるだろうし、
彼の心情としては理解できました。物資が足りなくなる状況下で、弱者から
積極的に切り捨てられるのは想像に難くないので。
大団円ルートでは彼女といられたようでなにより。
他の面子は慌てん坊の大地に心配症な維緒と来ているので、楽天的な譲は、
ムードメーカーとしてもいてくれて良かったと思います。
いてくれないとなんか雰囲気がどんよりしそうだし。


栗木ロナウド
素朴な疑問なのですが、警察って治安維持組織じゃなかったっけ?
治安を維持しないのなら警察ってなんのためにいるの?
太陽にほえろパロをするため?
そもそも、栗木ロナウドが刑事である必要性があったのでしょうか?
こんなことなら、彼が暴走族のリーダーだと言われたほうがまだ納得できたと思います。

それからなぜ彼は、先輩の殺害疑惑を峰津院大和に向けるにあたり裏を取らないんでしょうか。
辞職したとはいえ、仮にも刑事だったものとして、そして正義に生きるものとして恥ずかしくないの?

そしてなんで峰津院大和を諸悪の根源呼ばわりするのか意味が分からない。
峰津院大和が地震を起こして悪魔をばら撒いたと思ってたとか?
そうでないとしても、ジプスの主要任務は霊的防衛であるわけで、
そして治安維持は警察の役目で、更にいえば災害発生時の支援は国、
つまり政府の役目なのですが……。
栗木ロナウドは知らなかったのかもしれないけど、峰津院大和は総理大臣ではありません。
ゆえに、そもそも怒りを向ける矛先が間違っています。
この世界では総理大臣を始め官邸が死滅してるようなので怒りの向けどころがなかったのだろうけど。
また、兵糧の確保は兵法からいくと、戦略としては合っています。

栗木ロナウドの残念なところは、全体的に、どうにもただ乗り感がただようところです。
峰津院家の結界に護られ、ジプスに悪魔を退治してもらっているのに、
「それはそれとして自分の正義が絶対的に正しくてお前は間違っている」という主張が、
稚拙というほかない。

しかも、後から来てジプスの成果をかっさらおうとするのが最悪ですね。
警察組織に所属しておきながら暴徒を諌めるどころか扇動するアジテーターになるなんて、
本当に恥ずかしくないのか真剣に問いただしたい。

あと、民衆が混乱に陥るのが早すぎだという印象を受けました。
悪魔が出てるからパニックになるのも仕方ない面はありますが、
世界の消滅までわずか一週間程度。

避難民の救助誘導もまた警察の役割で、そのための物資の確保は
国の役割で、国が動かないならそれこそ元警察の有志が
一致団結するべき場面ではないのでしょうか。



「平等主義」という理想について

平等主義って社会主義や共産主義につながる思想でもあるのですが、
そこを突っ込めばもっと面白い話ができただろうし
(美しい理想を掲げながらなぜ社会主義や共産主義がほぼほぼうまくいかないのかとか)
大和の対抗勢力という視点はとてもいいのに、どうしてこうなったのか。
ライターは書いていて自分でも理が弱いと思わなかったのか。
「平等主義や博愛主義は現実的でない」「社会主義や共産主義は良くない」という
結論ありきで話を進めた感がどうにも否めません。
大体、警察には避難用の備蓄食料や水、毛布などがあると思うのですが……。

ただし、平等主義を実現するために超越者であるポラリスの手を借りて
人々の意識を変革しようとするのは、平等主義に限って言えば理解できます。
人々の心には欲があり、保身がある。

その現実が、人々の心にある自己中心的な思考が、
理想的な平等主義社会の実現を阻んでいるのではないか、という問いであれば、
すごく面白い話だったと思います。
欲をすべての人間の意識から打ち消す、というのは超越者の手でも借りない限り
実現不可能だと感じるからです。
しかし残念ながらそうした深みのあるテーマは提示されませんでした。
結論ありきで展開されたシナリオが、ただただ残念です。

仮にも文明に囲まれて義務教育を受けて生きてこれたのなら、
そして平等主義を提示するつもりでいるのなら、
ジプスに「食糧を分けてほしい」と交渉を試みるぐらいしてほしい。
これで交渉に向かった使節をジプスが皆殺しにした、ぐらいの理由がないと
栗木ロナウドの行いは因縁をつけているようにしか見えない。
だって冒頭から奪うことしか頭にないですよね。文明人の行いとも思えない。

しかも、結局ロナウドの峰津院大和への恨みはまったくの冤罪でお門違いだったのも更に痛い。
刑事だったのに「推定無罪」とか知らないのかな。刑事訴訟法第336条にあるよ。

これで博愛と平等を謳うなど、笑わせるなと言いたい。
こんなキャラを秩序/平等主義側の代表にした時点で、
博愛の精神そのものを舐めているとしか思えない。
仮にも平等を成立するための博愛を謳うなら、まず自分から先に寛容を示すのが筋です。

主人公に突っ込まれるまで先輩の家族への聴取も証拠の洗いなおしもしようとしない間抜け振りも痛い。
刑事ドラマでも見ていれば思いつきそうなものなので主人公が特別頭が良いとも
冴えてるとも思わなかったし、ただただロナウドの馬鹿さ加減が浮き彫りになる。
そのせいで栗木ロナウドは刑事として無能なのではないかと思ってしまったし、
他の刑事はや警察官はみんな死んでしまったのか、
誰か一人ぐらい職業意識に駆り立てられないのかとか
いろいろ気になってしまいすごくイライラしました。
要は、これはロナウドが悪いというよりはライターの知識不足が原因だといえます。
よく分からないなら刑事なんて最初から出さなければよかったじゃない……。

そのくせ、正義を振りかざすくせに妙なところでジョーの顔色を伺う辺りが最悪です。
※ジョーが「ヤマトは嫌いじゃない」と言った場面

栗木ロナウドさん、どうやら人に嫌われるのが恐いようで、それもまた情けない。
思うに、これは制作側の無知と警察組織への先入観が原因という印象を受けます。
「太陽にほえろパロをしたかった」以外に、ロナウドや先輩が刑事である必要性が見いだせないのが、
心の底から残念だと思いました。
警察の腐敗を描くなら、それはそれでちゃんとしてほしい。
どっちも書く気がなかったなら、刑事という設定は本気でいらなかった。
あと、エピローグで警察官が走る後ろからパトカーが追いかけるシーンがあるのですが
単純に移動速度が落ちて非効率的だと思う。せめてパトカーを先にしてほしかった。
パレード的な見栄えの良さだけで作ったんだろうけど。


憂う者
アルコルルートは切ないですが良かった。
エンディングも、終末の災厄を経て到達するものとしては
一番しっくり来るように感じられました。
人間を見守り続けてきた彼が迎える結末としても。
最後の選択で、人間の誰をも信じずにアルコルのもとへ向かった主人公の胸中は
いかなるものだったのかを思うと、興味深く感じます。
この期に及んでいがみ合う人間たちに彼は絶望してしまったのかもしれないし、
ここまでぐちゃぐちゃになった世界を見てしまうと、
いっそ作りなおしたほうがいい、という思考に至るのも分かる気はする。
でもそこで一歩を踏み出すかどうかは別の問題ですので、
どの価値観にも納得がいかなかった、ということなのかな。

現状維持に徹しながらも実のところ解決策は特にない大地、
実力主義を標榜するがゆえに他を排斥する大和、
平等による博愛を説きながらその実は憎悪に身を焼くロナウド ですからね。

どれもダメだ、となる気持ちも分からなくはないです。

アルコルは他のルートでは自分の役割を大人しく引き受けるのも、
切ないながらも納得感はありました。
非人間的な雰囲気はよく出ていたと思います。
彼の「輝く者よ」という言い方が好きです。
やさしげなトーンなのに口調は一定していて感情を乗せていないところが
非人間感をかもし出していました。これは声優さんの演技の妙ですね。


続いてはトリアングルム編。
セプテントリオン編を踏まえた内容になってるようであり、
せっかくお金を出して買ったので最後まで頑張ってプレイしようと思います。
コメント
大樹さん!これです!これが読みたかったんです!!!ありがとうございます!!!!本当に書いてくれてありがとうございます!!!めちゃくちゃ面白かったです!!!!

私はデビサバ2(リメイク前)発売当初からTwitterにいて、人々の感想を観測しうる範囲で眺めていて、おおよそ満足はしていたのですが、大樹さんの感想をみて、ああ、読みたかったものがここにあった……と思いました。色んな感想の形があると思いますが、どうしてそう思うのかということは伝わっても、具体性に欠けているものをよく見てきたので、痒いところに手が届く感覚が非常に心地いいですね。
よくみてきた場がTwitterという字数制限がありつつ、交流の場なので、そもそもそれを求めるような場ではないにせよ、いいか、悪いかレベルの話の方がメジャーだったので、きちんと整合性のある感想を読むととても安心します。

あと、ふつうにチワワとか、死なせてしまった辺りは笑いました。ケイタの根は優しい、という辺り、他人を気遣えないわけではない、くらいな気がしますが、そういうのが根が優しいというのかよくわからなかったですね……。
あ、いや、えーと……話を戻して、全体的にとっても楽しく読ませていただきました!

さて、ヤマトについてですが、いったい(私からみた)ファンの一部や、もちろん私からどういう風に受け入れられていたのかという話をすると、

現状トップにいるのにどうして彼は今も尚実力主義を目指すのか、という点について。
きっかけは、彼は過去、実力を認めて貰えなかったから実力主義の世界を望んだ。今はトップに立てている(※災害前から)、そこまでの自分の苦労(無能だと思う立場が上の人間にたいしてのやりとり)は無駄だった。その無駄をなくした、世界にしたい。実力主義にしたいのは、自分のためではなくて、過去の自分のような、そして自分は今地位があったから立てている場所に立てない家の出の者が立てるような世界がいい。そういう家の出身者はいかにがんばっても上にあがれない。自分でさえ苦労したが、家の力でなんとかなった。そういう人が力さえあれば(家や血がなくても)のぼれる社会にするには家を頼る自分がいる限り、作るのは無理だ(じゃあ自分こそ身分を捨てろということになれば、そもそも、今のその社会に参加することもできないから、捨てるのはおろかである)。

みたいな感じでした。(もちろん総意ではありません)
だから、改めて突っ込まれてる箇所をみると、采配ミスだった件あたりまではわかっていても、自然環境や時代の変化が読めないから判断がつかない点に弱い、ところまでは読めてなかったので、そこを言語化されてみて、ああ!!!となりました。なにかモヤモヤだけはしてたので、最高に気持ちよかったです。ヤマトのなにかが欠けているけど、そこがなにかを言い表せなかったので。
また、本当は使えなかった自分こそ責めるべきだ、については、私が過去そういうヤマト(※)を表現したことがあるので、「!」となりました。(※クズがクズなのは自分が指揮をとっているからだ、といわせました)
なんか、そこらへん、そうであって欲しいと思ってたんだよなぁ、というか、なんかそういう……自分の頼むからせめてこうであってくれ、を言い当てられた感じが……現実を見よ!ってかんじで……私のそういう部分に笑ってしまいました。

大体というか、ほぼというか……。同意できる点が多すぎるほどに多いのですが、そこを詳しく書くと、ただの悪口にきこえることしか書けないので割愛します。とはいえ、

《強行手段に訴える、徹底して受動的な姿勢が気に入らないですね。》

ここは、全体的にそうなんですよね。ずっとそう。セプテン編でもトリ編でも、いつでもどこでもだれもがそう。
私もとても気に入らなかった。受け身がよく目立つといいますか……。現実の人間は受け身な方が多いという意味で片寄らせたのかもしれませんが……。
トリ編が付け足した物語であるとはいえ、操作できる悪魔遣い達がリーダー側に立っていることを思うと、受け身の人間の集合が人類の上に立っていることに恐怖を覚えます。ポラリスを倒した悪魔遣いが特権を握っていること自体、もう実力主義がなされてるように思えます。ヤマトの望んだ形ではないでしょうが。→
  • シロウ
  • 2016/12/30 1:22 PM

本当に、本当に……大樹さんの書くことにはうわー、そう!そうそうそう!!そうです!って思うことばかりで……読み進めては、ああ、ここが残念だったんだよなぁというところが言葉として示されてて、すっきりしました。キャラクターの好きな点(ヒナコ)とかも、イオについて、いい子だけど……とかいうのもよくわかります。私は……イオがヒロインなのもわかりますが、個人的に友達になれても、付き合ったらしんどい子だなと……いい子な分、余計に、割りきれず。友達になれても、表面的な付き合いで終わりそうですが。

あと先ほども少し触れましたが、ヤマトの力が至らず、あたりはここらへんに突っ込んでいる人は少なかったので(※ヤマトは人気だから……)興奮しました。実力があるとはなにか、のところで、知性を含むのだとは思うのですが、彼が言うことはなにかが欠如していて、どうにも辻褄が合うわけではない点もあって、そこをどう納得させるかということをよく考えたものです。(ロナウドについては考えてすぐ、無理だと投げました。)

どうしたって、ファンは盲目的に愛しているほうが多数に囲まれた場合は安全で、感じ方は人それぞれだから、思ったことを粉飾せずに言うことにも、そのファンであると自認し、交流を望むならば……そして、そこに所属している気分でいるのならば、覚悟が必要なときもあります。嫌われる怯えが私には捨てきれないようです。(栗木ロナウドが嫌われるのがこわいようだ、というのははじめてみたのですが、ああ、そうだな、というか、面白かったです。)
とはいえ、他人が正直に思ったことを聞き、取り入れたいならば、自分から言うことが筋だろうと、言いたいことは言ってきたつもりでしたが、明かしても悪く聞こえるだけなら避けたほうが無難なことは言わないとなれば、迷うことも多かったのを思い出しました。

私がこう思ったことに、他の人はどんな感想を抱いたんだろう。他の人の目を通したらどんな世界が広がっているんだろう、私はそういう、同じものをみていても、自分が見えなかった世界も見てみたい、と思っています。
だから全肯定意見を見るのも、こきおろすためにこきおろしている悪意のなかに足を突っ込むのもうんざりするし、文句を言うことをメインデッシュにしたいわけでもなくて、もっと……当たり前のことを、当たり前に言うような……大樹さんの記事みたいな言葉を知れてよかったなぁと思います。それも私というフィルターで見て、そう感じただけですが、私は記事を読んで、そういうふうに感じました。でも、大樹さんが注意書きをしているように、ヤマトやロナウドが好きな人は不快に感じることなのだろうというのもわかります。痛い腹を探るなという意味の人もいれば、そうじゃないという意見もあるでしょう。どれもこれも、何がいいとか悪いとか……自分が何を欲しているのかニュートラルに立つことは難しいですね。そこに立っていたと思っていても、思い込み以上でも以下でもない気がします。
ただ、好意とか悪意とか……どちらによるわけでもなく(一緒に並べてくらべるものではありませんが)、大樹さんによっている感じが……私は大樹さんの記事全般を読んで、好きなんだと思います。大樹さんの感じ方とか、伝え方が好きなんだと思います。

トリ編は別の意味で(せめて同じ方向性なら慣れていたのに)ふわふわしているので、ふわふわどころが増えている分、突っ込み甲斐があるかと思います。とくにヤマトは思想が別人ですが、主人公に都合がよくなった、という意味ではむずむずするかもしれません。私はしました。大樹さんの目からみて、トリ編の世界はどうなんでしょうね。そこが気になるし、突っ込みどころはあると思うので、やっていて書きたいことが見つかれば、また記事を書いてくださると私は嬉しいです!

ところで、また話は戻ってしまうのですが、ヤマトより、ロナウドについては、ファンでさえ、さすがにいろんな人がいろんな突っ込みをしていたので(だからヤマトへのつつき方が甘いように思いました)、大樹さんが言う裏をとらないんだ?辺りめちゃくちゃ懐かしくてにやにやしました。
《刑事だったのに「推定無罪」とか知らないのかな。刑事訴訟法第336条にあるよ。》
とか噴出しました。相変わらずユーモアに富んでいて、大樹さんのそういう話し方が好きだなぁと思います。
刑事である必要性が見出だせないとかも、やはり同意しかないのですが、トリ編で刑事に復職した栗木ロナウドが、すぐに辞職して「むしろ逃げるよりジプスの一つを占領して、対抗したほうがいいんじゃないか?」とテロリスト発言してるのをみてほしいです。警察ではなかなかのポジションのようですが。→
  • シロウ
  • 2016/12/30 1:24 PM

 《人々の意識を変革しようとするのは、平等主義に限って言えば理解できます。》
ここもそうですね。本当におっしゃる通り、実力主義に片寄って、本命は大地の主義だろう、という感じに思えますが、この主義を塗り替えるシステム自体は平等主義のためだけの設定な気もします。実力主義はそこまで変えなくてもどうとでもなりそうなもんですし……。いや、主観ですが。

あと、改めてキャラクターについてはさすがに見ているところが違うので、自分との差違がよく見えてそれはそれですごい楽しかったです。
ジュンゴは人気投票(どの時点の投票かは忘れましたが)で一位なので、好きな人は多いのだろうと思いますが、怒ったときのギャップとか見た目以外であまり語られているのを見てなかったので、ああ〜そこが好きなら理解できるなぁ……と今さらながら思いました。
当時、優しい彼が大地につくのもよくわかったのですが、彼こそが栗木のポジション(平等主義のリーダー)だったらもっと違ったのでは、と想像した覚えがあります。リーダー気質ではないし、だから光るというか、ああでいられたんでしょうけれども……。

新世界ルート(アルコルルート)については、単にどれもいやだったんだろう、世界を作り替えてしまうレベルでどれも受け入れられなかったんだろう、それを背負うことを受け入れてでも選びたい道だったんだろう、くらいに思ってたので、「誰も信じず」「絶望して」「ぐちゃぐちゃになった世界をつくり直したほうがいい」辺りはどきっとしました。なるほど……。いくら三つの選択肢がどこかしらケチがついていても、よくあんな選択肢(人間という種がつくりあげてきた既存の世界をぶっつぶす)を選べるな……とか思ってたんですが、だめだな、の根本にそこまでの諦めがあったんだろうというのはしっくりきます。面白い……。
そう考えると一人でベンチで寝てるときも心情を想像すると、かなり……苦しいですね。そして一人でも勝とうとする意思、その先に待っているのがなにもないところであることまでわかっていて選ぶことは、勝っていく自分とか、選びとる未来が近づいてきて、何を思ったのだろう、というところがおもしろいです。

毎回、推敲しても文章をまとめるのが下手で、とりとめがなくて申し訳ないのですが、長々と失礼しました。
書いてくださってありがとうございます。本当に楽しかったです!
  • シロウ
  • 2016/12/30 1:26 PM
シロウさん、コメントありがとうございます! 楽しんでいただけたようでほっとしました。だいぶ前のゲームですので、大丈夫だろうとは思っていましたが、受け入れられない部分もあるのではないかと少し心配しておりました。

感想を書く際に人様の感想はあまり読まないようにしてるのですが、それでも大和が人気なのは伝わってきました。ですので、書こうかどうしようか非常に悩みました。まあ、悩んでおいて書くことのほうが多いのですが、もうちょっとマイルドな書き方にするとか、短文にするのも可能ではあるので。特に好きなキャラや作品のこととなると感情的になってしまう部分はあるかと思います。Twitterだと文字数制限があるだけに、考察などの混みいった話はしづらいですしね。

大和がどう見られていたのか、教えてくださってありがとうございます。参考になりました。
その理論ですと、彼が「愚民」と見なしている中に環境が足かせとなっている有能な人間がいるはず、と大和も考えているのであろうと、他の方々には受け止められていたのですね。

好きなキャラのことはやはり可愛いものですし、贔屓目に見てしまうのも理解できます。
解釈は人それぞれで構わないと思いますし、私の解釈が絶対的に正しいとも限らないので、シロウさんの解釈もありえるとは思います。

>受け身がよく目立つといいますか……。現実の人間は受け身な方が多いという意味で片寄らせたのかもしれませんが……。

自分は、この物語のライターは、キャラクターが受動的であるという自覚を持ってないのではないかという印象を受けました。
これは書き手の感性や性格が如実に出てしまったものだと思います。
そのため、ライターからすれば、キャラクター達はこれで充分に能動的なつもりなのではないかと。
しかし第三者の立場から客観的に見てしまうと、受身であることが目立ってしまうのかな、と感じました。

それに、仰るとおり、「実力主義」の観点から見ると主人公たちは充分に特権を握ることが出来ています。
だからこそ、大和が一体なにをそこまで憤っていたのかよく分からず……。
主人公達もいつも対応が後手後手に回りがちなので、頼りない印象をもつのも致し方ないように思います。

>どうしたって、ファンは盲目的に愛しているほうが多数に囲まれた場合は安全で、感じ方は人それぞれだから、思ったことを粉飾せずに言うことにも、そのファンであると自認し、交流を望むならば……そして、そこに所属している気分でいるのならば、覚悟が必要なときもあります。嫌われる怯えが私には捨てきれないようです。

>とはいえ、他人が正直に思ったことを聞き、取り入れたいならば、自分から言うことが筋だろうと、言いたいことは言ってきたつもりでしたが、明かしても悪く聞こえるだけなら避けたほうが無難なことは言わないとなれば、迷うことも多かったのを思い出しました。

私は人と交流するタイプのオタクではないので、あまり参考にならないかもしれませんが……

もしシロウさんが他の人との交流を望むのであれば、なんでもかんでも発言するのはやはり危険かもしれません。
ブログとTwitter、さらに対面となるとそれぞれ性質がまったく異なります。
私がブログでこれだけ好き勝手に言えるのは、そもそも交流するつもりがないから、という部分もあります。
(たまにシロウさんのような奇特な方が構ってくださるのですが)

好きなものについて、どのような形であれ否定的なことを言われるのは不愉快だという人も多いので、難しいところですね。

オタ友の厄介な部分でもあるというか、昔からある問題ではあるのですが……。
個人的には、皆、「相手と趣味が合う」という部分に過剰な期待を持ちすぎているように思います。
趣味が合うからといって、気が合うとは限らないし、価値観が合うとも限らない。
つまり、「趣味が合う」のはスタート地点に過ぎず、その後の付き合いやすさであったり性格であったりで
ある程度は付き合いを考えていく、一般と同じように人間関係を築くのにかかるプロセスは同じではないかと考えます。

更に、オタク特有といえばそうですが、お互いの(キャラクターやジャンルへの)解釈の部分で合わないとなると致命的です。
もうその部分については一切言及しないでコミュニケーションするか、フェイドアウトするしかないかもしれません。
特にオタクは執着心も強い傾向にありますし。

結果的には、趣味が合う中からちょっとずつジャブを繰り出して、更に「気が合う人」を絞り込んでいくしかないとは思います。
人間関係の悩みは普遍的なものでもあるので、ある程度の割り切りは必要でしょう。
  • 大樹@管理人
  • 2017/01/04 11:20 PM


イオほどになると病的ですが、嫌われたくない、という気持ちそのものは普通でもあります。
特に今のオタク界隈は、ライト層の流入が一般的になってますから、そもそも考察をして理解を深める、というスタイルは合わない部分がありそうです。
相手がコミュニケーションツールのひとつとしてゲームやアニメを嗜んでいる場合は特に、めんどくさそうだと敬遠されるかもしれません。
例えば、皆の話に入るために特定のアニメを見る、というようなタイプですね。
また、「○○は尊いよね」「分かる尊い」と共感を求めてるだけ、という場合もなきにしもあらず。
この場合、相手は自分の中のキャラクター像を愛でたいのであって、考察を求めてなかったりしますし。
こういう見極めをするのも大変な部分はあります。

自分の記事が、シロウさんになにかしら新たな視点を提供できたなら光栄です。
シロウさんのように、人を通して視野を広げていきたい、という考えを持つのは素敵なことですね。
全肯定意見も全否定意見も、どちらも視野が狭いことは共通しています。
それに、誰かの考察や着目点によって作品への理解が深まると、純粋に楽しいものです。

自分も気をつけるようにはしていますが、書く上で偏った見方にならないように心がけてはいるので、
そう言ってもらえるとなによりです。これからもその点については用心していきますね。
今回はご期待に添えたようで良かったです。

>ヤマトより、ロナウドについては、ファンでさえ、さすがにいろんな人がいろんな突っ込みをしていたので
さすがにロナウドは庇いきれないぐらい綻びがひどかったですね。
全体的に、詰めの甘さが如実に出ていました。
こう、率直に言うと、デビサバ2は必要性に応じてキャラクターや設定を配置しているというよりは、
「地下組織があると格好良い」みたいな、制作側の「やりたいこと」が先行しているようにも見えました。
だからいざつつくとアラがたくさん出てしまうし、物語のつじつまを合わせようとして、
細かいところで整合性が取れなくなってきているのかな、と。

だから平等主義のために意識を変革する、という設定を取り入れたものの、
実力主義とは合わなくなったところはスルーしたようにも思えます。

ジュンゴが人気投票一位とは……。意外でした。
てっきり大和が一位なんだと思ってました。
ジュンゴが平等主義のリーダーになるとしたら、誰かに担ぎ出されないと難しそうですね。
良い意味であんまり物事を深く考えなさそうなイメージがあります。
彼はどこか動物的というか、感覚派ではないかと……。
それがどういうものであれ、相手を自分の主義主張に合わせて変えよう、という考えそのものと相性が悪そうだと思いました。

アルコルルートの主人公については、いろいろ考察のしがいがありますね。
一人でベンチで寝ながら、どれだけの仲間を説得できるのかを考えたとき、反発される可能性も思い描いたでしょうし。
実際に受け入れられない仲間を見て、それでも止めずに突き進むには、
「ここまでバラバラになったのは、今までの世界のせいだ」という考えがあったからなのかもしれません。

コメントをいただけて嬉しかったです!
トリアングルム編は早速プレイし始めたので、たぶんクリアしたら感想を書くと思います。
良かったら、また遊びに来てくださいね。
  • 大樹@管理人
  • 2017/01/04 11:20 PM
こんにちは、明けましておめでとうございます。
ここで議論されているゲームについてはまったく知らないのですが、その議論の熱が半端なかったのでコメント含め全部読んでしまいました(笑)

私のブログはだいたい主観と感覚で書いてるので、こんな風に論理的なレビュースタイルが羨ましいです。
毎度思うのですが本当に人間観察が鋭いですよね〜。

誰々が可愛いとか格好良いとか、戦闘が楽しいとか最近そんなんしか書いてない気がしてきた……。
今年もどうぞよろしくおねがいします
  • あるへ
  • 2017/01/05 3:38 PM
あるへさん、こんにちは!あけましておめでとうございます。
読んでくださってありがとうございます(笑)

もったいないお言葉をいただき、恐縮です。
自分では、「こんなにくどくど書いて誰が最後まで読むんだろう」とたまに思ったりするので、読んでくださる方がいると励みになります。
あるへさんの「零式」の感想を読ませていただいたのですが、共感できる部分が多くて楽しく拝見いたしました!

こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします。
お互いにまったり更新していけたらいいですね!
  • 大樹@管理人
  • 2017/01/05 6:57 PM
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

応援中

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

乙女ゲーム「白魔女と運命の恋」

全年齢乙女ゲーム「ミッドナイト・ライブラリ」

全年齢乙女ゲーム「ミッドナイト・ライブラリ」

全年齢乙女ゲーム「ミッドナイト・ライブラリ」

18禁BLゲーム「NO,THANK YOU!!!」応援バナーキャンペーン実施中!


RECOMMEND

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM