デビルサバイバー2 ブレイクレコード トリアングルム編 感想

  • 2017.01.14 Saturday
  • 21:09
デビルサバイバー2 ブレイクレコード


トリアングルム編をクリアしました。

SFでもファンタジーでも共通しておりますが、超常的なものを題材にするときは、
「出来ること」「出来ないこと」のルール付けが重要となります。

この設定されたルールは厳格でなければならず、なんらかの方法で
事態を打開するにしても、ルールに沿った、相応の説得力を持たせなければなりません。

ましてや設定に矛盾が出るとなんでもありになるので最悪です。
正直言って興ざめでした。そのため白けた気持ちでプレイする羽目になってしまった。

トリアングルム編は、一生懸命に理屈をつけようとしたのは理解できますが、
キャラクターに無駄な行動が目立つ上に、ところどころご都合主義が際立ちます。
エンディングの大団円に目をつぶったとしても、他のところにも見えるのにげんなりしました。
選択の重要性を謳うゲームであるところが更に残念です。

以下ネタバレ感想。
自分はゲームをするとき、可能な限り建設的に楽しむようにしています。
だからキャラの言動に多少アレなところがあっても、自分の中で理屈をつけて
進めようとするのですが、トリアングルム編は庇いようがないくらいひどい。

序盤はそこそこ面白いのに伏線を回収し始めようとすると
途端に綻びだらけになるのは、セプテントリオン編を彷彿とさせました。

独善的で受身で他力本願なくせになぜか口だけは達者な主人公たちに
進むにつれて白けた気持ちになってしまい、なんかもうどうでもよくなってきました。

突っ込みどころがたくさんあるので、いつまで気力が保つか分かりませんが順番にいきます。
主に監禁脱出後からの展開が説得力の欠片もなくて本当にひどい。



(1)ジプスの監禁から秒で脱出

危機に陥った瞬間に助けが来る展開には率直に言って萎える。
そこ一枚絵必要?
監禁しておいて見張りがいないって、本気で監禁するつもりがあったのでしょうか?
好意的に見て乙女が見張りを代わったにしても、見張りが一人だけってどうなの?
都にそもそもやる気があるのか疑う。意味不明な行動です。
せめて監禁したいのかしたくないのかはっきりしてほしい。
わざと逃して泳がすつもりならジプス局員に無駄な負担を強いる意味が分からない。
この絶体絶命の状況で、離反させてわざと逃亡を促すのであれば、
無駄な戦闘員の消費は避けるのが都の考え方だと思いますが。

彼女は数が大きいほうを救う、という信念の持ち主なので……
制作側からしたら、話がつながればキャラの信念なんてどうでもいいのかもしれませんが。
私はこの作品から、はっきりと制作側のそうした意志を感じました。

己の正義を通すためなら、他者の正義を踏みにじっても構わないし、
エンドマークを打つためならキャラの信念や正義はところにより無視して構わない。

そういうメッセージを受け取りました。


(2)逃亡時なぜかジプスに残る真琴

一体なぜ真琴が都の信頼を得られると思ってしまったのか謎。
真琴は「明確な証拠はないから処罰されないはずだ」と言ってますが
そもそも明確な証拠があっても都は真琴を処罰していません。
この辺り、それどころじゃないにしても都もアレ。

真琴は一度、都の命令を無視した挙句に主人公たちに情報を渡していて、
内通者であることが確定しています。いわば自白です。
真琴はみずから都に悪びれもせず報告しています。

別に裏切るならそれはそれでいいのですが、それならせめて筋を通すべきでは?

ジプスのような戦闘組織で命令/軍規違反は許されることではありません。
指揮系統が混乱して作戦に支障が出るからです。
それを、「自分たちは正しいから」という理由で平気で裏切るのが……
しかものうのうとジプスに残ろうとする神経を疑う。

結局ろくな情報も得られず冷たい目で見られて居づらくなって仲間に合流する辺り
真琴が残る展開はそもそも物語として必要だったのでしょうか。いらないのでは?
やることがなくなったから間を持たせるために無理やり入れた展開のように見えました。


(3)気軽にアクセスできるアカシックレコード

管理者権限を持っているからといって、権限があるのと
操作方法を知っているのは別の話なのでは。
百歩譲ってアルコルに習ったにしても、続いて(10)の疑問が湧き上がる。


(4)基本的に他力本願

ノープランでアルクトゥルスに特攻した挙句、都に救われて
さらに「大和になんとかしてもらおう」と言い出す仲間たち。
これ都が助けに来なかったら、あるいは大和が見つからなかったら世界滅びますね。
さんざん偉そうなこと言っておいてこれかよ、と思いました。
簡単にジプスの世話になり、都合が悪くなったら現場を荒らして離反というのも気に入らない。
仲間を探すことですら自分ではろくに動かず寝食捜索のなにもかもすべてジプス頼み。
この死ぬほど忙しいときに他力本願な主人公連中の世話をしたであろう局員に同情します。
捜索だって都が誰かに命令してやらせたところもあるだろうことは想像に難くない。
せめてもうちょっと警戒心を持って、ターミナルを使うにしても仲間は自分で探し、
ジプスの行動を監視する、ぐらいの気概を見せてほしかった。
一度世界を救っておいてこれですか……となんの成長も見られない甘えた根性にうんざり。


(5)栗木ロナウドが警察を辞職

そこ辞職する必要ある????Why????

栗木ロナウドが辞めてなければ民間人の拉致監禁行為、誘拐容疑の名目で
名古屋支局に強制捜査を入れるとか出来るのでは???
そうしたらもっと平和的に名古屋支局を手に入れることだって出来ますよね。

栗木ロナウドが刑事であることが足かせにしかなっていません。
もう暴走族のリーダーでいいじゃん。


(6)名古屋支局の強奪

この緊急時にジプス名古屋支局を強奪するという、なんの成長も見られない
テロリスト発言を当然のように容認する仲間たち。

セプテントリオン編で暴徒に悩まされたのを忘れてしまったのでしょうか。

名古屋支局で任務を果たしていたであろうジプス局員が哀れでならないし
ターミナルも使えず無の侵食のせいで本部と合流できないジプス局員が
どうなったのか気になって夜も眠れません。

人にやられるのはムカつくけど自分たちは「正しい」からオッケーってか……
正義の暴力というか、正しいと信じるならなにをやってもいいのか……
すごいダブスタですね……


(7)電源を落とされたはずの特殊車両で合流する真琴

真琴が明らかに怪しいんだから都には監視ぐらいしてほしいし、
同僚をぶん殴って電源を入れて来たのなら真琴は最低と言わざるを得ない。
しかもそんな理由で合流かよ……残った意味ないじゃん……


(8)そもそもなぜターミナルで逃亡したのか?

アルコルは東京にいるんだからいずれ東京に戻らなければならないのは自明の理で、
それならターミナルを使わず東京に潜伏していたほうが良かったのでは?
ターミナルを使う時点で移動手段が限られる以上、居場所を捕捉されやすいと
リスクしかないわけですし、わざわざ東京に戻るのが無駄に思えます。

名古屋支局を強奪してもアルクトゥルスに対抗する資料を見つけることも出来ないわけで……

寝る場所を探すのが面倒だったから?
主人公だから野宿は出来ないとか?


(9)アルクトゥルスってアイロンに似てるね

感想。


(10)なぜアーカーシャ層に大和が残ったのか

意味不明です。
大和みずから、「アストロラーベはアルコルなど人外が使うように出来ている」
説明する場面があります。
となれば、アストロラーベはアルコルが使えば機能を最大限に活かせたはず。
なにのなぜアーカーシャ層に大和が残ったのか?
最初から大和が地上に残ってアーカーシャ層にアルコルが残ったほうが合理的では?

あっ、そうなると新キャラの都ちゃんが出せませんねサーセン。

百歩譲って大和に助けを求めるにしても、大和にシキオウジの話だけ聞いて
大和には引き続き主人公のデータ修復に専念してもらい、
仲間たちだけで対処できるのでは?
なんでもかんでも大和におんぶに抱っこなところが情けない。
都に頭を下げて協力してくださいってお願いするぐらいしたらどうなのか?
助けてもらっておいてろくにお礼も言ってないし……言ったっけ?言ってない気がしますが……
救世主だから助けてもらって当然みたいな?


(11)人質の大地をなぜか解放する都

都の本気を疑わざるを得ない。
本気で自分の計画をやり遂げたいなら人質を利用するぐらいしてほしい。
解放するぐらいなら人質いらねーじゃん。
どのみちアルコル救出に来るわけだし。
無駄な行動としか思えない。
都ちゃんを嫌わないで!ということなのかもしれないが。


(12)なぜカノープスで龍脈が使えるのか

龍脈って地中を流れる気のパワーみたいなものだったと思います。
で、アーカーシャ層にいた大和は巻き戻った世界で龍脈を使えず、
解放しに行くイベントがあるわけで。

なのに当然のごとくカノープスで龍脈を使う大和と都に違和感を覚えました。
電池よろしく身体に貯めておけるのかもしれませんが……

まあ二人で仲良く術をぶっ放す絵をやりたかっただけだと思いますが
自分たちで作った設定ぐらい覚えててほしい。


(13)なぜカノープス直行のターミナルがあるのか

都の当初の計画であれば、カノープスに行くターミナルは必要ありません。
このターミナルを作るのにだって莫大な金がいるはずで、どうやってお偉いさんを説得したのか。
そこを突っ込むのは無粋だとしてもなんでこんなターミナルを作ったのか?
都がこのターミナルを作る必要性が見当たらず、そもそもカノープスは
世界の枠組みの外にある特別な存在のはずでは?
どうしてこんなフランクにアクセスできるのか?
都はカノープスに創られた存在ではありません。
カノープスに行く義理があったとも思えず、存在する理由が意味不明。
終盤で必要になるから作っておきました、という理由しか見当たらず
ご都合主義としか言えません。
さんざん「カノープスはすごい」みたいに盛り上げておいてこれはない。設定の破綻がひどすぎる。

物語への真摯な姿勢が欠片も見られないし、「まあゲームなんだからいいじゃん」という
舐めた態度にすら見えて、不愉快極まりない。


(14)(主人公の)犬呼ばわりされて否定しない大和

プライドないのかお前。
実力者を認めるのと侮辱を意味もなく受けるのは違うだろ。
どうにか大和の変貌に理屈をつけようとしてたのが馬鹿らしくなりました。
キャラ崩壊としか言いようがない。


===


峰津院大和

最初、彼がここまで変貌した理由をいろいろ考えていました。
まず、仲間を信じる気持ちが生まれたことがひとつ。
実際に愚民に触れたことで愚民が人間であると気づいたのがひとつ。

次に、実力至上主義である彼は、主人公にボコられたことで
主人公至上主義になったのではないか、と解釈していました。

しかしそうなるとセプテントリオン編の大団円エンドで
「これぐらいで納得してはいないだろう?」と主人公に語っていたのは
何だったのか、という疑問が湧き上がってしまい、一気にどうでもよくなりました。

制作側は自分ほど彼の主義主張を真面目に受け取ってなかったようです。
まるで厨二病のはしかみたいな扱い。

これじゃキャラ崩壊としか言いようがないし、本当にひどい。
大和が好きな人はこれで納得できるものなのでしょうか?
主人公を一生懸命に助ける大和は素敵、みたいな……?

改めて彼が自分の推しでなくて良かったと思いました。
自分だったら恐らくこんな扱いは耐えられない。

人気のある大和を輝かせよう、ほら大和はこんなに良い奴だよ感動!みたいな展開が続き、
主人公のために大和はこんなに頑張ってたんだよ!という流れに感動を強要されてるような
微妙な気持ちになりました。
単純にわざとらしい。

彼はもともと主人公大好きなので大和が主人公のために頑張るのはいいとしても、
セプテントリオン編終盤で大和は野望を諦めてはいなかったはずなのですが……。

この流れをファンが素直に喜べたのなら、勝ち組だと思います。良かったね。


峰津院都

二重存在である彼女が破滅願望に取り憑かれてしまうのは理解できました。
声が可愛いし、ビジュアルも可愛いですね。

悲惨なのは、彼女は人間として生まれ育っていることです。
それでいきなり人外であることが明らかになるなんて、
絶望してもやむなしと感じます。

維緒との友だちイベントは純粋に可愛い。
エンディングで、あんだけ悲劇を演出してたのにしれっと
アルコルと一緒に出てきたのは、ちょっとどうかと思いました。

選択の重要性が台なし。いや、まあいいけどさ……。



他のキャラはそれぞれ前作の内容を踏まえた後日談という感じで、
良かったねって思いました。
正直そんなに興味も持てなかった。

乙女が小春と親子でなくなってしまったのはちょっと切ない。

あと、ロナウドのイベントで名古屋支局を強奪しておいて
ジプス局員に協力を依頼する厚顔無恥ぶりに度肝を抜かれました。
どの面下げて、って感じですね。

ただ、プロポーズ失敗で落ち込むジョーのイベントでロナウドが、
「いいと思うぞ! そのワッペン!」って言い出したときには
不覚にも笑ってしまった。どうしてこのノリだけで続けられなかったのか。

余談ですが婚約指輪は彼女と選んだほうがいいよ。いやマジで。



以下はエンディング感想。



都エンド

主人公が死ねと言うと本当に死んでしまう仲間たちが拝めるエンディング。
比喩表現ではありません。仲間たちは、主人公が人類のために死ね、と言うと
本当に死にます。誰も反対しません。直前までは嫌がっていたにも関わらず。

そのことに洗脳されてる人を見るような、なんともいえない気持ち悪さを覚えました。
だんだん仲間たちが主人公という名の宗教の盲信者に見えてくる。

嬉しそうな都を微妙な気持ちで眺めました。
彼女の主張は理解できなくもない。嫌だと思うのも理解できます。
ノープランだけど嫌だ!っていう流れは理解できませんが、
主人公が言うならみんなで死のう!っていう展開は更に意味不明。

大和も黙って人類の礎となるのですが、なんだかなあ……。



ロナウドエンド

これ誰かが襲来するたびにいちいち世界を回帰しなくちゃいけないわけで、
人生が進まなくなりそうだなと思いました。そのうち状況に倦みそう。

他の人は記憶がないから負担は感じないにしても、主人公や仲間たちは、
いわば同じ一生が人よりも数十倍、数百倍は長くなる危険性を帯びる選択です。

世界を回帰するにしても時間感覚はそのまま。
最初の数十年はいいにしても、数百年、数千年と経ったら耐えられるのでしょうか?
だって管理者は星の数ほどいると見ていいわけで……。
箱庭の中で同じ時間を繰り返すのが幸福か否か、という選択ですね。

あと、まあ別にいいのですが、管理者が管理するのは人間という種だけじゃないはずで、
宇宙そのものの運行についてはノープランなのが気になりました。
制作側も考えていないだろうことを心配するのは時間の無駄だとは分かってますが。

大和がさながら主人公の奴隷のように唯々諾々と従うのに疲労感を覚えました。



アルコルエンド

主人公が犠牲になって管理者となる、いわゆる救世主エンド。

大地が可哀想でした。
私はこのエンディング、人間への深い愛情というよりは、人間への根深い不信を感じました。

これはあれです。
「人に頼むのが嫌だからぜんぶ自分でやっちゃおう」っていうやつです。

動機が面倒であれ申し訳ないであれ、要するに誰かとなにかを協力して
成し遂げよう、という気持ちがない。

人を愛しているのかもしれませんが、信じているわけではないんだろうなと思います。
だから間違った方向に行かないよう自分で管理しよう、という思考に行き着く。
極めて保守的な選択でもあります。

仲間たちがなんとなく流されるのを白い目で見ました。
考えなくてもこのプランのヤバさに気づけそうなものですが……。
あみだくじで決めるとでも思ったのでしょうか。

共に戦った記憶まで奪われる大地に無常感を覚えます。
ところで人による管理、としていますがこれって人なのでしょうか?
神と大差ないのでは?
そしていつまで人の心を保ってられるのか?



大和エンド

「私も含め不完全なクズばかりだ」と大和が自虐するのに衝撃を覚えました。

要するに実力至上主義思想が完全に間違っていて、
そんな考えをした自分はクズである、と大和が考えている、という意味でしょうか?
すごいですね、セプテントリオン編の大和を全否定?
どうしてこんな台詞を言わせてしまったのか?
これが「成長」?
その割に主人公に盲目的に従うけど、それが本当に「成長」なのでしょうか?
やり方や思想はともかく、大和の提示した問題まで否定することないのでは?
とてもひどいと思うのですが、大和好きな人はこれで納得が(ry

これじゃ、命を賭けてまで主張を通そうとした大和は道化以外の何者でもないですね。
大和を輝かせたいのか、ピエロにしたいのか、どっちかにしたら?
あと大和は冗談じゃなくカウンセリングにでも行ったほうがいいよ。

えーと、まとめるとトリアングルム編の大和は「人間は変わる」から、
可能性に賭けてみようと思っている。人間は成長する、という主張ですね。
しかもこの変化を、アルコル曰く「大和は成長した」ということにしている。

その割に仲間たちの誰もが受身で他力本願なところは成長できなかったのが
とても痛い。もう少し主体性を持って生きたらどうなのか。
主人公の存在消滅がかかっている場面で博打を打つのもどうなのか。

気になるのでしつこく言い続けますが、セプテントリオン編の大団円で
「これでは納得いかない」と言っていたのに、人間一人一人が世界を作る、という流れで
大和が「納得いった」というように見えますが、心底納得いかない。

大和のイベントはぜんぶ見たはずなのですが、いつのまに彼の思想が
これほどの変貌を遂げてしまったのか、ついに分からないままでした。

愚民が人間である、と認識した描写はセプテントリオン編でもありました。
ただ、有能な人間が活かされない、という問題はこれで解決したの?
社会の多数派が自信がないか本当に実力がないかで「自分は無能」と認識している場合、
「無能に合わせて生きろ」という世界になる可能性もあるわけで、
大和はそれでいいのでしょうか?
それってひいては無能とされる人たちの潜在的な可能性を潰す世界でもあるのですが……

書いていて非常に虚しくなったのでもうこれでおしまいにします。
誰もこんなところまで考えてないし、制作側も間違いなくこんなこと考えてないし。

そもそも制作側はこれで大和は良い奴!良かったね!としているわけですし。

なんともいえない虚脱感と虚無感を味わいました。
次はもっと希望が持てる、せめて物語に対して真摯なゲームがしたいです。
コメント
大樹さん、トリアングルム編お疲れ様でした!
……本当にお疲れ様でした。
折角書いていただいたので(ありがとうございます!読めて嬉しいです!)、思ったことは多少あるといえば、あるのですが……。目を通すたびに大樹さんのこのゲームに対する疲労感が伝播してきて、仮に何かが解決したところで(※しません)些細なことなのではないか……というか、根本的に……。瓦解しているものの、一部分を指差して、ここはキレイに見えるでしょうということにいったい何の意味があるのだろうか(いや、ない)。みたいな……非常にやるせない気持ちでいっぱいです。

管理者エンドを「人間への根深い不信」だというのは、面白いな、と思いました。その点に関して、私なんかは「愛してもいない」ような気がしてたくらいですが、愛情が深いという側の意見の方が見られたものだったので。その場合、その方がかっこいいから、が理由だったので、そうですね……というかんじでした。
>要するに誰かとなにかを協力して成し遂げよう、という気持ちがない。
ああ……。

ところで、セプテン編でのそれぞれのエンドの一枚絵、トリ編でのそれぞれのエンドの一枚絵のなかで、主人公が唯一笑っている絵がこの管理者エンドだけなんですよね。パッケージでさえ笑ってないのに……。人間でなくなってから(と私は思ってます)はじめて笑ってるって、なんだこいつ……じゃない、何か意図があるのかなと思った覚えがあります。

それにしても、目先のトラブルに真摯に向き合ってさえいれば、大きな問題ごとは全部ヤマトや主人公が片づけてくれると言わんばかりの悪魔遣い達には正直何の期待もできません。
内容がどうあれ、案を出したロナウドはマシなように思えましたが、下手な案が出るくらいなら、何も出ず、分断もしない方がいいということなのでしょうか。……ああ、こんなことしか言えない。

ミヤコについて
ご存知かもしれませんが、彼女を縁5にしなかった場合、ブレイクレコードエンドを迎えても、何事もなかったかのように彼女の存在は消滅した世界になっています。

ヤマトについて
私はセプテントリオン編のヤマトは好きだったので、このヤマトについては実際のところ、心中は阿鼻叫喚という感じでした。
こんなのヤマトじゃない。
以上、現場からお送りしました。

……えーと、私の場合は、トリ編は、セプテン編のどのルートでもないから、そこに空白の間に、なにか欠けたピースがあるのだろうということで『トリアングルム編のヤマト』という形で彼を見ることにしました。
セプテン編でヤマトと和解できなかったとき(生存)の、何もかも奪われて、野望を失ってる彼を見ると、折り合いをつけられて生きていくには死んで生まれ変わるしかなかったのかな……個性ごと人格も殺されたのかな……と思いました。

>それってひいては無能とされる人たちの潜在的な可能性を潰す世界でもあるのですが

確かに……!
無能に合わせて生きろっていうところを掘り下げるとそうなりますね。
これ見たときにうわ〜〜〜なるほどな〜〜〜!!!ってめちゃくちゃ感心しました。そうですね、本当に……。
  • シロウ
  • 2017/01/18 4:26 PM
キャラ変貌の件
最後に、雑談ですが、「デビサバ2」→「アニメデビサバ2」→「デビサバ2リメイク」の流れで見ていると、アニメが目に余るものだったので、評価が甘くなった、というところはあったんじゃないかなと思いました。
アニメは主人公の主張及び行動が支離滅裂で、それが原因で多くの人がむやみやたらに死んでいく話でした。そして主人公に改善の兆しがない上に、本人は最初から最後まで被害者ぶっている。
恐ろしいことに、そんな主人公は文字通りこの世界で「最強」で、そのくせ、気に食わないヤマトの下で戦うのは嫌だからといって、逃げる。みんな死んでいく。主人公は泣く。責任者(ヤマト)に感情に任せて怒る。もちろん、代替案はない。(※ヤマトも主人公に手を差し伸べ続けるので見る目がない)
最終的に「主人公が」「龍脈を使って」なんとかします(お察しください)。

こんなデビサバ2を見た後のファン(一部)の反応はネタにしても笑えない。という有様でした。
原作ゲームを周回したと豪語する監督のアニメで「キャラが変貌している」ことが耐えがたい、という意見も多かったものです。
だから、あの衝撃の後、ブレイクレコードについて、ここは駄目だったとか、まともに向き合う人の方が(見る限りにおいては)少なかったので、大樹さんの感想が読めてよかったです。

ええと、何度も書き直して、削ったのですが、それでも見苦しい文章になってしまった気がしています。愚痴が……。どうしても削りきれず……。
私はデビサバ1(リメイク前)で戦闘(エクストラターンや種族スキルなど)や戦闘音楽から好きになって、ストーリーも謎が多くて楽しかったし、カインあたりの設定もワクワクしたもので、あれが忘れられず。
デビサバ2でのバトルも楽しかったし、楽しいと思える掛け合いもあったし、主人公の選択肢が面白かったりと、デビサバシリーズのファンであることは間違いなく……。どうしても平常時以上に偏ったことを言ってしまっていますが、ご容赦ください。

大樹さんの感想読めてよかったです。
書いてくださってありがとうございました!
  • シロウ
  • 2017/01/18 4:27 PM
シロウさん、こんばんは!
コメントしてくださって、ありがとうございます。
もうちょっと楽しい感想になれば良かったのですが、残念な内容になってしまいました……。
お金を出して不愉快な気持ちを買う趣味はないので、出来れば私も「楽しかった!」と言いたかったです……。

>管理者エンドについて
「深い愛情」という意見が多いのは、確かアルコルが主人公の選択を「深い愛情」と言っていたからだと思います。
他の方がそう仰っていたのも、恐らくゲーム本編が由来かもしれません。
でも、確かに主人公の行為を「愛」としていたのは自分も???という気持ちになったので、困惑はお察しします。
とりあえず本編がそう言っているので愛があるということで感想を書きましたが、管理者エンドは支配者エンドでもあるので、支配=愛 という図式が腑に落ちないのはよく分かります。

セプテントリオン編の一枚絵については気が付きませんでした! 見落としておりました。
そういえば主人公が笑ってるのは管理者エンドの一枚絵だけでした。
高みから見下ろしてるからでしょうか……。
制作側としては「慈愛をもって見守ってるから」という気持ちなのかもしれませんが、なんだか奇妙ですね……。

なにを言おうとしても、キャラの言動に気持ちが寄り添えないとあんまり肯定的な意見は出ませんね。
仲間達も、この状況下でよくあんなに丸投げできるなあと自分も(ある意味で)感心しました。
修羅場を乗り越えた後なんだから、もうちょっとキャラ同士で建設的なやり取りをしてもおかしくないですよね……。

>ミヤコについて
あ、そういう仕組みだったんですか……! 知りませんでした。
新キャラだったのでなんとなく縁5にしていました。

>ヤマトについて
やっぱりそうでしたか……。これは本当にひどいですね……。
彼を良い奴アピールするためにキャラクター性を殺すなんて、残酷だな、と自分も感じます。
確かに、セプテントリオン編で野望を失った時のヤマトの様子、そして信念に殉じた姿を見てしまうと、すごく複雑な気持ちになる展開でした……。
彼の個性そのもの、最もとんがっていた部分を潰したも同然ですね。
あのすべて丸投げの仲間たちにヤマトが歩み寄り、仲間を通して人間を「信じる」とヤマトに言わせるためにここまで人格を変えなければいけなかったのだとすると、却ってセプテントリオン編のヤマトと他の仲間たちとの間の断絶が浮き彫りになるような気もします。

>アニメについて
そんなにひどい出来だったとは……。まったく調べてなかったので、知りませんでした。
教えてくださってありがとうございます。
恐らく教えていただけてなかったらこの先も知る機会はなかったと思うので、デビサバ2を取り巻く状況への理解が深まって良かったです。
あらすじをざっくり聞くだけでも惨憺たる有り様がひしひしと伝わってきました。
そうなるとトリアングルム編では他の方々も、「キャラがみんな生きてるからまあいいか」みたいな気持ちになってしまったのかもしれませんね……。
思い入れがあるほど愚痴が出てきてしまうのはよく分かります。
デビサバ1と2でこれほどの差が出たとなると、シナリオライターが代わったのかなと思いました。
しかしゲームをプレイしている側としては、あんまり内部の事情が見えてしまうのも白けてしまいますし、シリーズものとして出してる以上、同じクオリティを求めるのは当然だと感じます……。

こちらこそ、反応いただけて嬉しかったです。
また気が向いたときにでも遊びに来てくださいね!
  • 大樹@管理人
  • 2017/01/20 10:11 PM
本当意味不明なゲームでしたよねぇ。
新キャラの都、あれ何がしたいの?
何急に仲間面して加入してきてんの?
しかも何でお咎めなし??
手錠かけて一晩牢獄打ち込めやクソがと思った一作でしたね。
このゲームのシナリオライターは二度とシナリオ製作に携わらないで頂きたい。
  • 名無し
  • 2017/12/23 4:38 AM
シナリオライターの認識の甘さが目立ったゲームでしたね。
ツッコミどころも多数ありましたし、都の扱いも確かに雑だったように思います。
せっかくのナンバリングタイトルなのだし、もうちょっと丁寧に作ってほしいなあと思いました。
コメントありがとうございました!
  • 大樹@管理人
  • 2017/12/28 8:47 PM
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