Princess Arthur (プリンセス・アーサー) トリスタン 感想

  • 2017.06.18 Sunday
  • 15:43
Princess Arthur (プリンセス・アーサー)


トリスタンルートの感想です。

ちなみに、イゾルデに関する話はなかったことになっています。
あまり褒めてません。

以下ネタバレ感想。
全体的にガウェインルートよりは丁寧な出来ではありますが、
終盤の駆け足具合は変わりません。

トリスタンとはあまり触れ合う時間が持てないため、
彼の心情はおもむろに挟まれる回想から知ることになります。

トリスタンルートでは、アルと同じくトリスタンを信じようとする
パーシヴァルが脚光を浴びたのが良かったです。
明るくて人懐っこいパーシヴァルとの交流は気持ちが和みました。
トリスタンのいないところでうわさ話をすると知らぬところで
好感度が上がっている、というシーンが多いのは残念。

アルのうじうじ感が減って、より行動的になったのは清々しい。
相変わらず卑屈ではありますが、トリスタンがアルを突き放すため、
序盤でうじうじしててもトリスタンが慰めることはないためかもしれません。

特にトリスタンと衝突し、野営に残ることになってからの
トリスタンと歩み寄る一連の流れはとても良かったです。
それだけにこの後の流れの残念感がより引き立つ。
釣りのイベントを出したにしては、トリスタンには忍耐が足りないのも気になります。

また、マーリンの脅しに好感を抱きました。
素直にトリスタンがマーリンに打ち明けて助けてもらったら
いろいろぱっと解決した気もしますが、トリスタンも気位が高そうなので、
そうしなかったというのは理解できました。

ただ、さすがに王を踊り子にして契約書を探させるのは非常に危険なプランだったと思いますし、
踊り子がどういうものか、上の部屋がどういうものかを考えると、行き当たりばったりで
淑女への敬意も計画性もなにもない最低のプランだったと思いますが、
確かにアルがやるって言ったのだけど、これをやらせちゃうんだ……という部分に
引いてしまいました。せめてマーリンに頼んで姿消しの魔法をかけるとか、
なんかの保険をかけるとかさ…………。

正直、トリスタンに騎士を名乗ってほしくはないなと思いました。

恐らく作品と自分の騎士の定義からして異なるのかもしれませんが、
道徳的騎士道、ロマン騎士道では淑女への敬愛・保護・奉仕も含まれます。
いくらアルを王として認められなくても、淑女ではあると思う。

このプランが最低なのは、一連のトリスタンの諜報活動の中で
契約書の入手が最も重要かつ危険な任務であること、
そして他に手立てがなかったとも言いがたいこと、
淑女を保護するべき騎士でありながらアルの女性としての性を利用したこと の三点です。

あと、単純に格好悪くないですか……?
異なるシナリオ展開だったのは飽きが来なくて良かったです。

すべてが明らかになったとき、ランスロットが「彼女だけはお前を信じた」
トリスタンに言うのですが、パーシヴァルだって信じてたぞ。

それにしても、「トリスタンとイゾルデ」のイゾルデを出さなかったのは
理解できますが、身分差恋愛 について描かなかったのはどうかと思いました。
騎士が王と恋仲になることを、揃って軽く考えすぎている印象を受けます。
トリスタンが恋々とイゾルデを想っていたのがウーゼル王への忠誠に
置き換わったともいえますが……。
アルが「白い手のイゾルデ」の役どころで、名前が同じなだけ(同じく王位についただけ)
かと思ったら彼女を彼女として見る、という流れだったと考えれば
着想は「トリスタンとイゾルデ」から来ているといえなくもないです。

ラスボスは今回も同じくルキウス・ティベリウスさん。
今度はちゃんと兵を率いてきました。
しかし、ガウェインのときと同じく「自分自身に打ち勝つ」という台詞を
入れてきたのはネタが被ってて感心できません。
ガウェインのときはマーリンに言われ、トリスタンは自覚する、という違いはありますが。
なんかそれ聞いたな……と思いました。
こういう細かいところで雑なのが、今作ではすごく引っかかります。

そこから締めのモルゴースとメドラウト査問イベント。
うだうだ悩んでた割にモルゴースさまがあっさり自白するのも
展開としてひねりがなかったです。メドラウトがひたすら可哀想でした。
同情を嫌がるのは、憐れまれる身分であることにメドラウトが耐えられないぐらい
精神的な余裕がないからで、なんていうかほんとに可哀想としか言いようがない。
この描写は良かったですね。このシーンが最もトリスタンルートで心を動かされた場面でした。

しかし、復讐に燃えるトリスタンにアルが「あなたに人を殺してほしくない」
のたまうのは、いくらなんでも欺瞞だと感じました。戦場でさんざん殺めたがな……。
この作品は人の命を軽く扱いたいのか重く扱いたいのかよく分からない。

そしてハッピーエンドだとこの査問がどうなったのか、
モルゴースとメドラウトの処遇がどうなったのかが一切語られぬまま
おもむろに反転してハッピーエンドになります。
物語の展開としても、演出としても、非常に雑だと感じました。
いくらモルゴースとメドラウト関連のエピソードを他に持ってきたかったとしても
もうちょっとやりようがあるのでは……?
消化不良のまま胃薬を飲みたいような感覚で終了。
とても祝福する気持ちにもなれず、「勝手にしたらいいよ」というのが正直なところ。

続いてバッドエンド。
トリスタンがアルの言葉であり、実質的には王の命令である制止を無視して
復讐のためモルゴースを私刑にかけて殺めてしまいます。
そのせいでアルへの忠誠も、アルとの恋も終わってしまうのは納得できました。
こちらのほうがトリスタンらしくはあるのかもしれません。
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