The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島

  • 2019.08.26 Monday
  • 22:31


リクエストボックスよりおすすめいただきました。ありがとうございます!

17歳以上対象アクションゲーム。
忽然と姿を消した親友を探す為、奇妙な島「追憶島」を進む少女“J.J.”。
その島は重傷を負い、不自由な身体になっても死ぬことができない悪夢のような場所だった。
何度も死の淵から蘇る少女は、バラバラになった身体を引きずり、苦痛にもがき、苦しみながらも島の奥地を目指す。
手足が引き千切れ、首の骨が折れ、大火傷を負いながら……
全ては行方不明になった親友を見つけ出す為、たとえ身体が両断されようとも何度でも蘇り、自らの身体、命を犠牲にしながら前へと進む。
なぜ親友はいなくなったのか、この世界の違和感は何なのか、ゲームをクリアした時全ての謎が解ける。


面白かったです。
通常、アクションゲームでは死ぬとゲームオーバーになりますが、
本作では傷つくことで活路を開く、という仕組みになっています。
ですので四肢損壊したり火だるまになる程度では死ねません。
首だけになっても余裕でころころ動けます。
むしろ首だけにならないと進めない場所すらあります。

ギミックがかなり凝っているので骨がありました。

また、アクションゲームだけでなく、スマホでのやり取りの中で
JJが抱えていた苦悩が浮かび上がってくるのもよいですね。

ゲームシステムとシナリオが紐付いていて、とてもやりがいがありました。
JJはほぼ単独行動ですので、彼女の話し相手は
ほぼぬいぐるみのF.Kだけです。
JJの人となりや人間関係、悩みはチャットの過去ログから伺えます。

JJが困難を乗り越え、エンディングを迎える過程で、
このゲームがユーザーに訴えたかったことが自然と理解できました。

以下ネタバレ感想
最初、プレイヤーはJJと共に傷つくことを恐れるのですが
(恐れない人もいるかもしれませんが……)、
四肢を損壊させたり火傷したりなどしないと、先に進めません。

何度も何度も死と再生を繰り返していくうちに、やがてプレイヤーはJJと共に
傷つくことを恐れず、痛みを引き受けて進むことを学ぶようになります。

JJは親友エミリーを救う騎士のようでありながら、実は最大の強敵は
自分自身に潜む恐れだった、というからくりが良かったです。

JJは転ぶどころではないですが、転んでは立ち上がり、
傷ついてはまた立ち上がり、歩みを止めずに進み続けること、
内なる恐怖に立ち向かい、あるがままの自分を認めるこ。

こうした不変的な人生の試練への姿勢や、苦悩を抱えながらそれでも
生きることを応援する、という力強いメッセージ性が光るゲームでした。

このゲームの最大の特徴ですが、そうしたメッセージを
ゲームシステムを通じて表現する、というのがゲームならではの
表現方法で素晴らしい。

ぬいぐるみのF.Kが八つ当たりされても、それでもずっとJJのそばに
い続ける姿は健気でした。

それにしても母親とのチャットは、見ていて肝が冷えるというか
なんとも絶妙に嫌な気持ちにさせられます。
しかも良かれと思ってやってるのが性質が悪いのですが、この母親も
夫を早くに亡くしたせいで、「JJをきちんとまっとうに育てなければ」という
強すぎる責任感がもはや強迫観念になっていることが伺えてやるせません。

辛いこともたくさんあるのですが、
JJにはエミリーという理解者がいて幸運だと思います。
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